Images of
Embroidery Lifestyle
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for Family
家族の日々に、
愛着を生む刺しゅうを。
Aug 3, 2018
生活のなかで使う、さまざまな日用品。そのなかにオリジナルの刺しゅうを施してみてはいかがでしょう? 今回はイラストレーターの小幡彩貴さん、絵本やアートワークなどのさまざまなフィールドで活躍するクリエイターユニット、ツペラツペラさん、猫好きクリエイターたちによるプロジェクト、Cat's ISSUEさんと坂本美雨さん、刺しゅう作家のEntani Kanaeさんがデザインしてくれた刺しゅう模様の活用例をいくつかご紹介していきます。
家族が増えるとだんだん、必要な物も増えてくると思います。誰のものか、何用なのか。自ら施す特別な刺しゅうは、その印としても役立ってくれます。これから右に掲載している写真の順で、刺しゅうミシンの活用例をちょっとだけ触れていきます。
まずは、少し大きくなったお子さん用のデイパック。一般的に無地のものが多い印象ですが、ツペラツペラさんがデザインしてくれた模様を施せば一目瞭然。ちょっとさみしかったデイパックが、可愛らしく華やぎます。外で遊んだときなど、忘れる心配も減るかもしれませんね。
男の子と女の子のお子さんがいらっしゃるご家庭にオススメなのが、小幡彩貴さんデザインの模様です。お揃いのエプロンやシャツを用意して、それぞれに刺しゅうを施せば、どちらのものかがひと目でわかる上に、無地のワンポイントにもなります。
日に日に暑くなってくる夏の外出時に必ず携帯しておきたい日傘やハンカチには、Entani Kanaeさんデザインの愛らしい模様を加えてみてはいかがでしょう。マストアイテムだからこそ、とっておきのものをもっていたいという方は少なくないと思います。繊細なプードルとお花のアーチが、とても爽やかなアクセントになってくれるはずです。
また、お買い物バッグにも、好きな刺しゅうを施してみてください。そうすれば、普段の何気ないお買い物に小さな喜びがひとつ加わるかも。
最後は猫を飼っていらっしゃるご家庭、もしくは猫好きの方に。Cat's ISSUEさんと坂本美雨さんがデザインしてくれた模様は2種あります。ひとつは手乗りの子猫、もうひとつは坂本さんの愛猫、サバ美をモチーフにしたもの。ネコ用のクッションをはじめ、冷房に弱い方には今の時期でも必需のブランケット、はたまたキッチン用品など、活用できるところがたくさんあると思いますので、色々と試してみて欲しいのです。ちょっと地味だったものにきっと、一気に愛着が生まれますよ。
text:大隈祐輔 photo:清水将之
Link of Motifs
tupera tupera's Motif
Kanae Entani's Motif
刺しゅうを知る、楽しむ、新しいきっかけを
刺しゅうはきっと、普段の生活に関わるもののなかにひとつはあって、一度は触れたことがある、とてもありふれたもの。しかし、時に記憶の奥深くに残ったり、ものに対する想い入れを強くしたりもする、ちょっと特別なものでもあります。
どうして刺しゅうに惹かれたの?
SeeSew projectは、刺しゅうの作品をつくったり、ライフスタイルに取り入れたりしているクリエイターの方々にそんなことを聞き、改めて刺しゅうがもつ魅力を探るために立ち上げたプロジェクトです。幼い頃にお母さんからもらったもの、お子さんに施してあげたもの、親しい人からプレゼントされたもの。あなたの身近にありませんか?SeeSew projectで話をうかがった方々は意外と、何気ないことを機に刺しゅうに魅了されているようです。