導入事例

デバリングセンターDG-1導入で 
バリ取りの効率化と品質安定を実現

公開日:2025.10.02  

株式会社鈴木鉄工所 様

株式会社鈴木鉄工所 様(本社:静岡県藤枝市)https://www.suzukitekko.com/[新しいウィンドウ]

株式会社鈴木鉄工所様 本社外観

株式会社鈴木鉄工所様 本社

左から:技術部 江川 哲矢 様、工場長 紅林 大輔 様、専務取締役 池田 隆 様、製造課 課長 渡辺 徹 様、技術部 部次長 杉村 純一 様

左から:技術部 江川 哲矢 様、工場長 紅林 大輔 様、専務取締役 池田 隆 様、製造課 課長 渡辺 徹 様、技術部 部次長 杉村 純一 様

静岡県藤枝市に本社を構える株式会社鈴木鉄工所様は、大正10年(1921年)創業、100年以上の歴史を持つ企業です。もともとは製茶機メーカーとして始まった同社ですが、時代の変化に合わせて進化と挑戦を重ね、現在はアルミダイカスト部品の製造をメインに活動しています。

藤枝工場と御前崎工場の2つの生産拠点を構え、約100名のスタッフが生産活動に取り組んでいる同社。月間生産量は約50万個にのぼり、自動車部品を中心に、ガス器具、船外機、建設機械、農業機械など、幅広い分野の部品を手がけています。

また、アルミダイカスト鋳造から切削加工、組み立てまで一貫した生産体制を整備。藤枝工場と御前崎工場(鋳造工程)はいずれも24時間稼働していますが、その中でも藤枝工場は夜間の自動化を実現しています。これにより少人数でも安定した生産を維持できることが、同社の大きな強みになっています。

インタビューの様子

インタビューの様子

インタビューの様子

インタビューの様子

バリ取り自動化の課題に応えるデバリングセンター DG-1

同社とブラザー工業との関係は長く、SPEEDIOの前身であるCNCタッピングセンター時代からのお付き合いです。近年もM140X1、M200X3、R650Xd1、R450Xd1などが導入されています。

ブラザーの工作機械について「トラブルが非常に少ない」と語る杉村様。池田専務も「他社が手掛けていない領域をうまくついてくる」と評価してくださいます。

そんな中で同社が「何それ!」と注目したのが、バリ取りを自動化するデバリングセンター DG-1でした。

「多いものでは一部品で60秒以上もバリ取りが必要になる製品もあります」と池田専務。同社では、これまでバリ取り工程の約6割を外部に依頼し、残り4割を社内スタッフがヤスリ等で手作業対応していました。

「しかも鋳造は打てば打つほど金型が傷んでいくので、バリ取り工程が増えてしまいます。だからといって頻繁に金型を更新するわけにもいきません」と杉村様。そのため、バリ取りの工程に多くのコストと手間がかかっており、以前から「自動化」が課題に挙がっていました。

機械の導入を検討する中で新登場したデバリングセンター DG-1を知り、試作テストを実施。その結果「これならいける」と判断し、導入が決定しました。

2025年2月導入のデバリングセンター DG-1

2025年2月導入のデバリングセンター DG-1

R450Xd1など多数のブラザーマシンが藤枝工場で活躍

R450Xd1など多数のブラザーマシンが藤枝工場で活躍

立ち上げは簡単、導入メリットは絶大

「これまでプログラムの作り方はまったく知りませんでした。でもデバリングセンター DG-1では、機械に触って2日程度でプログラムを作ることができました。コントローラーを使うので直感的で、ゲーム感覚で操作できます」と語るのは、作業を担当した江川様。

その仕様を見て「若手にすべてを任せることにした」と杉村様。また、実際のオペレーションは高齢のスタッフが担当。「ワークをセットしてボタンを押すだけ。体力も要らず、誰でも扱える機械です」と評価してくださいました。

もちろん、バリ取り工程の効率も格段に上がっています。

「これまでトータルで3人分かかっていた作業が、1人でまかなえる程度に縮小できています。さらに外注に出していた作業も内製化が可能になります」と池田専務。将来的には外注比率を現在の6割から2~3割へ減らすことを目標に掲げています。

品質面への寄与も大きなポイントです。

バリ取りは手作業に頼ると工程漏れや仕上がりのバラつきを避けられません。「機械化することでその課題もクリアできます」と杉村様。ただし、バリは鋳造ロットごとに大小が異なる形状が出てきてしまうため微調整は必要ですが「ちょっとした調整であれば、画面上でできてしまうのもいいですね」と利便性についても評価してくださいました。

作業の様子

作業の様子

バリ取りの機械化で生産効率アップ

バリ取りの機械化で生産効率アップ

未来を拓く、自動化への挑戦

人材不足は製造業界全体の課題であり、今後ますます深刻化すると予想されています。「バリ取りは、まだまだ手作業による人海戦術の部分が多い。しかも手間がかかる部分ゆえに、人が集まりにくい」と池田専務。現実として依頼先でも高齢化が進んでいるそうで「将来が心配な分野」との声も聞かれます。

その意味でもデバリングセンター DG-1導入のメリットは「非常に大きい」と言います。

最後に今後の展望について伺うと池田専務は「さらに取り扱い量を増やしていきたい」と回答。アルミダイカスト鋳造を担う御前崎工場の拡大、マシンの増設も将来の視野に入れており、他分野の開拓にも前向きな姿勢を見せます。

手間もコストもかかるバリ取り工程。デバリングセンター DG-1は、まさにその課題を的確に解決するソリューションとなりました。

人手不足という業界共通の難題に向き合いながら、さらなる事業拡大へと挑戦していく鈴木鉄工所様。その歩みをブラザー工業の工作機械がこれからも力強く支えていきます。

インタビューの様子

インタビューの様子

インタビューの様子

インタビューの様子

導入製品

  • デバリングセンター DG-1

    デバリングセンター DG-1

    変種変量生産のダイカスト素材における
    バリ取り作業の機械化を実現する

  • M200X3

    M200X3

    旋回軸と回転軸を備え、旋削加工とマシニング加工を
    ワンチャッキングで行う小型複合加工機
    加工対象ワーク拡大モデルと省人化装置対応可能モデルが登場

  • R650Xd1

    R650Xd1

    リフトアップしないブラザー独自のパレットチャンジャー「QTテーブル」、新開発CNCと最大40本収納のツールマガジンにより、あらゆる現場の生産性を向上します

  • 文:中村美智子

    文:中村美智子

    編集プロダクションでの仕事を経て、現在は静岡県にUターンしてデザイン事務所所属のライターとして活動中。企業プロモーションのライティングをはじめ、某プロリーグのホームゲーム演出台本や展示会のプレゼン台本なども手掛ける自称体育会系ライターです。

  • 編集:有限会社学遊社

    編集:有限会社学遊社

    静岡県浜松市を拠点に活動するデザイン事務所。グラフィック、ウェブ、映像制作、イベント会場演出など幅広いジャンルのデザインに携わっています。
    https://www.gysdesign.jp/[新しいウィンドウ]

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