生産の品質と効率を上げ
ブラザーの競争力を向上させる
私は、2008年に入社して装置制御プログラム開発を担当し、現在はチームマネジャーとして自動化設備の開発に取り組んでいます。メーカーにとって、生産ラインとは「止めることのできない血管」です。その品質を上げ、効率化を進める生産技術は、ブラザーという会社の競争力そのものに直結します。責任重大ではありますが、やりがいのある仕事です。生産技術は、設備全体の構想から設計、実際の工場立ち上げに至るまでの一連の流れを全て経験できます。生産ラインを作るということは、色々な設備を組み合わせて巨大なメカを作るようなものであり、また協働ロボットやAI画像処理などを取り入れたりと、まさに最先端の技術がつまったモノづくりの現場です。
中国とベトナムの工場で、ロボットを導入し、常時30人程度の作業者が必要だった工程を自動化したことがあります。30人と聞いてもあまり多くないと感じるかもしれませんが、それにより億単位のコスト効果が見込めます。コロナ禍では、世界中で人手不足の状況に陥りましたが、そんな中でも自動化により高い品質で生産し続けることができました。