U500Xd2 基本機能

Z軸移動量の拡大と、テーブル上面から主軸端面までの距離を上下に拡大することで、Z軸方向における広い加工領域と工具接近性の向上を実現。

Y軸移動量の拡大と、Y軸移動範囲を傾斜軸中心からずらすことで、A軸90°時のY軸移動量を320mmに拡大。
工具接近性も向上しています。

Y/Z軸移動量の拡大により、最大φ500、高さ320の広い治具エリアを実現。
中物ワークの多面加工に対応します。

高速工具交換を実現したコンパクトなドラム式マガジン。
14本、21本、28本マガジンを選択できます。
工具最大質量は4kgまで対応できます。

主軸の起動／停止、Z軸昇降、マガジン動作の高速化と最適化により、高速工具交換を実現。3kgまでの工具は最短時間で工具交換、4kgまでの重量工具も最小限の時間増大で工具交換が可能。

工具交換と同時にXY軸・AC軸の位置決めを行うことで、ムダ時間を削減。

マガジンに積載された工具のイナーシャ・偏荷重を推定し、マガジン軸の加速度の最適値を設定します。プログラム運転中でも推定することにより、最適な加速度に自動更新する機能も搭載しています。

AC軸イナーシャ推定に基づき、AC軸が最適加速度で割り出し速度まで立ち上がります。

自動扉開閉速度の向上により、段取り時間を大幅に短縮することが可能。

変位の大きさに応じてタッチプローブの実測を間引く独自の計測処理機能を搭載しています。
暖機運転を不要にし、生産性への影響を最小限に抑え、高精度な加工を実現します。

標準仕様モータを従来10,000min^-1から新開発の12,000min-^-1仕様へスペックアップしました。
中高速回転域の主軸トルクを維持し、アルミや鉄の高速・高能率加工の更なる加工時間短縮に貢献します。

工具先端点制御やサブミクロン指令をはじめ、様々な機能を搭載しています。
バックラッシレスの傾斜ロータリーテーブルと合わせて、高速・高精度な同時5軸加工を実現します。

生産性向上
30番のコンパクトさに加え、先読みによる独自の加減速処理により、機械の性能（最高速・加速度）を最大限活用することで、高速な同時5軸加工を実現しています。

他社40番MCサイクルタイム比較
ワーク名：膝関節

関連機能を集約、視覚的な表示により操作性、視認性を向上させたサポートアプリを始め、電卓、メモ帳やファイルビューアなど便利機能を搭載、
従来画面での操作もタッチパネルで容易に、使い勝手が大幅に向上しています。

作業者が無理のない姿勢でワーク交換などの段取り作業が行えるように接近性を高めています。