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公開日:2025.10.22
私たちが日々利用している食品スーパーや飲食店は、数多くの「食品流通事業者」に支えられています。その多くは、中堅や中小の2次/3次卸、食品加工事業者、物流事業者であり、こうした企業が日本の隅々まで食材を届けることで、食の多様性と地域経済が守られています。 食品流通事業者は今、人手不足と物流コスト上昇、法規制によるトレーサビリティ強化の中で、適切な在庫管理、厳格な使用期限管理、保存温度帯変更への対応という、大きな課題に直面しています。 今回のコラムでは、こうした課題を解決する現実的な方法として、ラベルプリンターとハンディーターミナルによる効率的な食材管理について解説します。ブラザーが実施している「検証機貸出キャンペーン」もご紹介しますので、ぜひご活用ください。
日本の食品流通は、大手総合食品卸と大手物流企業が全体の根幹を支えていますが、実際に全国の小売店・飲食店にまで食材を届け、食卓や飲食店の現場を支えているのは「中小の2次/3次卸、食品加工事業者、物流事業者」です。こうした企業こそ、日本の食の多様性と地域経済を守る生命線だといえます。 こうした中小の食品流通事業者は、大手総合食品卸や生鮮品産地と連携し、次のような食品流通の役割を担っています。
1.2次/3次食品卸/全国の食品スーパーや飲食店に向けたラストワンマイルの食品流通を担っています。小規模小売店や飲食店への小ロット・多頻度配送など、長年の信用と柔軟な対応力で地域経済に貢献しています。
2.中小の食品加工事業者/地場野菜や水産物を使った加工食品・総菜・業務用食材を提供し、地域の農水産業の販路を支えています。また外食産業や中食向けに、規格調整・小分け・味付け済みなど、ニッチな要望にも対応し、地域の食文化を支えています。
3.中小の物流事業者/冷蔵・冷凍・常温を組み合わせた混載便により、細かなルート配送を担っています。山間部や地方都市など、大手が撤退しがちなエリアに対しても食の安定供給を確保しています。
食品流通事業者の分類
こうした中小の食品流通事業者は今、「複雑な多段階構造」「多様な温度帯」「短い使用期限」という三重の制約を抱えています。つまり「在庫・期限・温度」の管理をいかに最適化するかが最大の課題となっているわけです。 例えば、求められる規格や数量は家庭用・外食用・業務用でそれぞれ異なるため、加工や小分けなどにより需要の多様性に対応する必要があります。また物流が常温・冷蔵・冷凍と細かく分かれており、温度帯ごとの管理が必要になります。特に生鮮品に関しては、地域性と専門性を熟知した専門卸としての役割が求められています。 食品流通事業者が直面するのは、具体的には以下のような課題です。
1.在庫管理の課題 季節・天候・トレンド・キャンペーンなどに対応し、欠品や過剰在庫を発生させない正確な需要予測が求められます。またフードロス削減への社会的要請が強まる中、在庫精度の高さが必須になっています。特にコンビニや外食向けなどではSKU(Stock Keeping Unit:最小管理単位)が増加しており、倉庫内の在庫把握の難易度が増しています。
2.使用期限管理の課題 加工食品やチルド品は流通上のリードタイムが短いため、賞味・消費期限の管理が難しくなっています。1次卸〜3次卸までの流通経路の中で、どの段階で「残り日数」を正確に把握するかが曖昧になりがちで、期限切れや期限間近商品の返品・値引き処理コストが大きいという課題も発生しています。
3.保存温度帯変更の課題 常温・冷蔵・冷凍に加え、チルドや微凍結など管理すべき温度帯が細分化しています。また保存温度帯の変更に伴い、表示ラベルの貼り替えが必須となります。温度逸脱の場合は品質劣化やクレームにつながりやすいからです。こうした課題を解決する複数温度帯を同時に扱う物流インフラは不足ぎみで、積替えによる配送効率低下を招いています。
以上のような「在庫・期限・温度」管理の課題に加え、近年は人手不足と物流コストの上昇、HACCPなど法規制によるトレーサビリティ強化の要請など、構造的な課題が重なっています。DX(デジタル化・自動化)による業務効率化が急務となっている理由は、ここにあります。
「在庫・期限・温度」管理の課題
中小の食品流通事業者にとってDX(デジタル化・自動化)推進は、その必要性は理解していても、現実的にはなかなか実現が難しいテーマです。 その理由は、まずシステム導入や設備投資に回せる資金が限られている場合が多いことです。またIT人材やリテラシー不足で、ベテラン社員が紙と手作業による業務を慣習的に継続している現場もあるでしょう。そもそも取引先がアナログ運用を続けている場合、自社だけのDXは進めにくいという事情もあります。 資金面の課題に対しては、高額な基幹システム導入ではなく、低コストで始められるクラウド型・SaaS型の在庫管理システムや、スマホ/タブレットによる紙帳票のデジタル化を行うケースも見られます。しかし、部分的に導入したソフトが他の業務フローと連携できない場合も多く、結果として「二重入力」や「紙との併用」が残ると効果は限定的になりがちです。 そもそも中小の食品流通事業者の場合、SKUが多いのに在庫量が少ないため、汎用システムが適合しにくい現実があります。また多頻度少量配送の比率増加は、効率化を難しくしています。こうした小規模事業者特有のオペレーション課題が存在しているわけです。 こうした中小の食品流通事業者の課題を解決する現実的な方法は、「部分最適から始めるDX」がお勧めです。いきなりフルシステム導入ではなく、課題の大きい領域で小さく導入するのがポイントなのです。 次章では、数多くの食品流通の現場を支えてきたブラザーが「ラベルプリンターとハンディーターミナルによる効率的な食材管理」の手法を解説します。食品流通事業者の共通課題である「適切な在庫管理」「厳格な使用期限管理」「保存温度帯変更への対応」を簡単に実現する方法を、ぜひ参考にしてください。 なお「IT導入補助金」など行政の各種補助金を活用すれば、費用負担を大幅に軽減することが可能です。ぜひご検討ください。
IT導入補助金の詳細は、こちら
部分最適から始めるDX
「ラベルプリンター」と「ハンディーターミナル」を活用して、適切な在庫管理・厳格な使用期限管理・保存温度帯変更への対応を実現する方法を解説します。
・取引先から届いた食材の外箱にバーコードが貼付されていても、小分けされた中の箱や袋には貼られていないケースへの対応です。
・この場合、外箱のバーコードや出荷指示書のバーコードをコピーして、小分けされた商品や食材に貼れば、バーコードを使った在庫管理が可能になります。台帳への手書きが不要となり、正確な在庫数量が把握できます。また別の場所へ発送する商品のトレーサビリティ管理にも役立ちます。
・必要なのは「ラベルプリンター」と「バーコードリーダー」のみ。PCレスでプリンター単体による運用が可能です。システム開発不要で、時間と経費が大幅に節約できます。
バーコードコピー
バーコードコピーの運用イメージ
・バーコードリーダーで読み取ったバーコードを検索し、連携したデータベースに基づいてラベル印刷することが可能です。
・複数のバーコード情報を結合して一つのバーコードラベルを作成できます。また、バーコードに内包しているデータをテキスト変換してラベル印刷したり、日付情報の挿入なども可能です。
バーコード置換の運用イメージ
バーコードラベル複製の解説動画(4分8秒)は、こちら
・プリンター本体に時計機能を搭載しているため、使用期限の加算設定が可能です。またQRコードに日付情報を付与することも可能です。
・カスタムラベル(※)を使用すれば、耐冷蔵ラベルで印字のにじみがなく、視認性がアップします。
・モバイルプリンター「RJシリーズ」は腰付も可能。その場で日時印刷が可能です。
※カスタムラベル/ご利用環境にピッタリなラベルをご提供するサービスです。
・レトルト加工食品用の熱湯に強いラベル、冷凍食品用の冷凍環境に耐えられるラベル、お弁当・総菜用の冷蔵環境で使えるラベルなどに対応します。
・小ロットでも対応可能。ご要望に合わせてラベル素材と糊からカスタマイズしてご提案します。
カスタムラベルについて詳しくはこちら
食材使用期限管理に関するコラムはこちら
使用期限管理ラベルの印刷の運用イメージ
・ハンディーターミナルに内臓されている「日付照合機能」を使って、貼付した使用期限管理ラベルの日付が正確かどうかをチェックできます。
・手書き台帳&目視確認で課題だったヒューマンエラーや業務負荷の軽減が実現します。誰でも同じ正確さで使用期限管理ラベルの正確性をチェックできます。
・ハンディーターミナル「NLS-MT37」は、棚卸し・ピッキング用アプリ「EIMS」を標準搭載。読み取った商品のバーコードと数量を、CSVやTXTデータに落とす「データ収集」や、出荷伝票と商品のバーコードで照合を行う「照合確認」により、正確な作業を実現します。
・システム開発不要で、すぐに使い始められます。
ハンディーターミナルでラベルのQRコードを読み取り期限チェック
フローズンチルド食品は、保存・輸送段階では-15℃以下の冷凍(フローズン)状態で取り扱い、販売直前に一度解凍した後に冷蔵(チルド)食品と同じ10℃以下で保管する食品です。賞味期限の長い冷凍状態で保管できることから生産・流通時の効率が良く、近年の需要増加に伴ってアイテム数と流通量が急増しています。
フローズンチルド食品の経路
重要なポイントは、フローズンチルド食品を流通させるためには「保存温度帯変更」の作業が不可欠であることです。冷凍保存(-15℃以下)されている食品には冷凍条件に基づいて賞味期限が設定されていますが、これを解凍して冷蔵品として流通させる場合には冷蔵条件(10℃以下など)に基づいた賞味期限設定に切り替える必要があるのです。
フローズンチルド食品の温度帯変更ラベル
フローズンチルド食品の温度帯変更ラベル(小分け販売)
保存温度帯変更ラベルに関するコラムはこちら
今回紹介したラベルプリンターとハンディーターミナルによる食材管理を実際に試してみたい企業の皆様に、検証機貸出キャンペーンを実施しています。 貸出対象は法人のみとなります。申込時に法人ドメインが必要です。(フリーアドレスでの申込は不可)※また返却時の送料はお客様負担となりますので、ご了承ください。
最後に、食材管理に最適なブラザーのラベルプリンター/モバイルプリンターをご紹介しましょう。
スペースを取らないスタンドアロンタイプのラベルプリンター
▲TD-2350DSA
・ハードキーボード&カラー液晶ディスプレイ搭載
・スタンドアロン運用可能な、ハンドル付き感熱ラベルプリンター
・ハンドルのない「TD-2320DSA」もご用意
・2024年度グッドデザイン賞を受賞
腰付けも可能な携帯性に優れたラベルプリンター
▲RJ-3250WB(3インチ対応)
・対落下2.5m、防塵防滴IP54のコンパクト頑丈モデル
・用紙幅2インチのラベル/レシート兼用モバイルプリンター
・2インチ対応の「RJ-2150」もご用意
いかがでしたか。食品流通事業者の共通課題である「在庫管理」「使用期限管理」「保存温度帯変更」の具体的な解決方法をご理解いただけましたでしょうか。 ぜひ「検証機貸出キャンペーン」にご応募いただき、最適な食材管理の実現に向けた一歩を踏み出しましょう。
検証機貸出キャンペーンのお申込みは、こちら
ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、ビジネストレンドや提案事例や導入事例、製品を活用したお役立ち情報などを発信していきます。
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