導入事例
操作が簡単なSPEEDIOは
とても扱いやすい機械です公開日:2024.08.06
瑞浪精機株式会社 様(本社:岐阜県瑞浪市)http://www.mizunami-seiki.co.jp/
インタビュー
ものづくりの仕事が楽しくて5年目に突入
岐阜県瑞浪市に本社を置く瑞浪精機株式会社様。地域のものづくり企業として70年以上の経験を持つ同社。現在はロックミシンの開発設計から製造を手掛けるロック事業、本社工場で航空機や防衛機関連の金属部品の加工・組立てを担う航空機事業、稲津工場で自動車・産業機器の部品加工を行う自動車・産業機器事業の3部門を展開しています。
そして、同社ではSPEEDIOを扱う女性の加工技術者が続々と誕生しています。
その一人が入社5年目の宮本様。航空機部品の分野を担う瑞浪製造部の加工課に所属しています。「ものづくりが好きだから」と入社理由を話す宮本様。瑞浪精機様を選んだのは「航空機部品を作っているところが珍しいと思ったから」とのこと。また、仕事のやりがいについて尋ねると「自分で作ったプログラムで製品が完成する、それがとにかく楽しくて。続けているうちにいつの間にか5年も経ってしまいました」と笑いながら答えてくださいました。
SPEEDIOの操作は約1か月で習得
現在はTC-S2DNのほか、S1000X1、S500Xd1でも作業を行なっている宮本様。課長の足立様は、宮本様の仕事ぶりについて「非常に優秀。期待以上に覚えるのが早いです」と評価。また、「機械加工と言えば、重量物を持つなど男性イメージが強かったのですが、30番テーパのSPEEDIOであれば女性でも段取りやプリセットが簡単にできることが作業の様子を見てわかってきました。なので、彼女には徹底的にSPEEDIOを使い倒してもらいたいと思っています」とも話してくださいました。
宮本様はマシンの扱いやすさについて「TC-S2DNとS500Xd1はテーブルの位置が低いため、手が奥まで届きやすくて段取りもしやすいです。そのほか、アプリを使用すれば、コードを打たなくても工具交換ができること、操作が簡単なところもいいですね」と回答。また、「当初はこの設備をきちんと扱えるか不安がありましたが、実際には1〜2か月で操作を習得することができ、とても使いやすいと思いました」とも。
一方、扱いにくい点についても「主軸の位置が少し遠いため、ボーリング作業をするとき前にかがむ必要があって腰が痛くなることも。その点は手の長い男性の方がやりやすいかもしれません」と率直な意見をくださいました。
期待に応える仕事ぶりで海外拠点にも派遣
同社の長良社長は女性の活躍について「以前に比べてものづくりが好きだと言って入社してくれる女性が増えてきましたね。そんなにものづくりが好きであれば、ぜひNC加工機を触りながら加工作業に携わってもらいたいと配属を決めました。彼女を含めて現在加工課に女性は3名いますが(1名は育休中)、みんな期待に応えて頑張ってくれています」と話してくださいました。
さて、宮本様の活躍はこれだけにとどまりません。2023年には台湾にあるロックミシンの製造工場へ1か月ほど赴き、SPEEDIOを活用した新機種の加工ラインの立ち上げに参加したとのこと。そして今年も再び赴く予定があるそうです。台湾で仕事をともにしたロック事業部 開発課 課長代理の藤原様も「非常に助かっています」とコメントをくださいました。
SPEEDIOを活かしきり更なるニーズに対応
今後の目標について尋ねると「できることなら将来的には、ほかの設備も対応できるようになりたいですね」と回答。そのほか「工場で働く女性がもっと増えていいと思う」といった意見や「髪色の規制がなく、ネイルやピアスもOK。みんなが優しくて仕事も自分のペースでできる今の環境は、非常に合っています」と職場の魅力についてもざっくばらんに話してくださいました。
最後に「機械となると操作の面で難しいというイメージを持つ方が多いと思いますが、SPEEDIOは誰でも扱える機械だと思います」とまとめてくださった宮本様。管理者の皆様からも「加工技能と知識をさらに高めて部門を代表する技術者を目指してレベルアップしてほしい」と大きな期待が寄せられています。ものづくりの仕事を楽しむ宮本様の今後のさらなる活躍が楽しみです。
インタビュー動画
導入製品
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文:中村美智子
編集プロダクションでの仕事を経て、現在は静岡県にUターンしてデザイン事務所所属のライターとして活動中。企業プロモーションのライティングをはじめ、某プロリーグのホームゲーム演出台本や展示会のプレゼン台本なども手掛ける自称体育会系ライターです。
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編集:有限会社学遊社
静岡県浜松市を拠点に活動するデザイン事務所。グラフィック、ウェブ、映像制作、イベント会場演出など幅広いジャンルのデザインに携わっています。
https://www.gysdesign.jp/