導入事例

高度な技術力と現場発想の工夫で、高付加価値部品を提供

公開日:2009.06  

有限会社ワタナベ様

有限会社ワタナベ様(本社:埼玉県川越市)

インタビュー

有限会社ワタナベ 社外風景

有限会社ワタナベ 社外風景

社長 渡辺 秀樹 様

社長 渡辺 秀樹 様

有限会社ワタナベ様(埼玉県川越市、渡辺秀樹社長)は1973年の創業以来、電機分野や自動車関連を中心とした各種精密部品加工、治具設計・製作に徹し、優れた技術力と独自の生産技術能力を発揮し、高付加価値製品を提供、高い信頼を得ています。

試作から量産まで、高品質、納期厳守で、信頼を得る

「創業以来、電機や電装品関連のダイカスト製品の2次加工を中心に試作から量産まで、常に技術を磨き、高品質な製品を提供している。3年前に先代の後を継ぎ、社長に就任した。蓄積した技術力に加え、設備投資や治具製作など生産技術を推進。大手メーカーの試作など、評価も得た。設備や技術も、人材育成が基本。現場作業を中心に、社内勉強会を開催、育成に努めている」と渡辺社長が強調されるように、精密部品加工・治具設計・製作に注力。大手電機メーカーをはじめお得意先各社より高い信頼を得ています。

「我々の仕事は、品質はもちろん、納期、スピードが重要だ。また、お客様からの要望や注文には、何でも応えるというのが当社の姿勢。当然、品質、納期、コストに対応するには高品質で効率的な取組みが大事で、様々な部品加工に対応する治具製作も内製化。独自の加工方法を追求している」という渡辺社長は、1969年生まれの39歳。埼玉県内の機械加工メーカーで、精密加工・アルミダイカスト加工、治具設計・製作を担当。「その経験が役立っている」とおしゃっています。

「モノづくりは、現場発想の工夫が大事。例えば、ダイカスト製品の場合、削ってはいけない場所がある。図面データだけに頼るのではなく、材料や工作機械、治具、刃物などの特性を活かすことで最適な加工方法が生まれる」とのことで、ダイカスト部品加工から削り出し製品などの試作から量産まで、高付加価値部品加工で高い実績を示しています。

作業の様子

作業の様子

「人材育成」を基本に

ブラザーのCNCタッピングセンターは、「TC-S2A」が3台、「同S2C」が3台、「同31B」が3台の計9台を導入、主力マシンとして活躍していますが、「高速・高精度加工が可能な上、30番マシンで40番加工ができ、操作性も良い。量産向けにはパレットチェンジ付を活用している」とおっしゃって頂きました。

最後に、今後のご計画をお伺いすると、「現在の工場も手狭となっており、新工場への移転も検討中。生産性向上には設備増強はもちろん、人材育成が不可欠。また、モノづくりのグループ化を推進し、互いの強みを発揮した取組みを推進していく考え」と強調されています。

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