案内人
石黒 久貴
人事グループ
私自身はさいたま勤務でしたが、蒲田寮にはよく通いました。仲が良いのと、一緒にツルんで遊ぶのは伝統ですね。先輩や上司とも、よく蒲田寮の思い出話で盛り上がります。会社まで30分。横浜と東京がほぼ等距離で、どこへ行くにも何をするにも不便の無いところだと皆が言っています。
エブリディ青春! これがウワサの蒲田寮
「希望」という名の青春寮
ガードが堅い電子錠の金属扉。その上に「スペランザ蒲田」と書いてある。イタリア語で「希望」を意味する大変立派な名称であるにもかかわらず、誰もその正式名称では呼ばない。ただただ素っ気なく「蒲田寮」。しかし、「カマタリョーに居た」「カマタリョーへ行った」という発言は、ブラザー販売においては絶大で、「仲間同士」「わかりあえる関係」を意味する符丁に等しい。カマタ体験は濃密かつ愉快。常時満室が続いているのは言うまでもない。
有楽町までは19分の蒲田!
蒲田寮から会社(京橋)へ行くのには、京浜東北線で有楽町(19分)、同じく京浜東北線快速で東京(20分)、新橋で東京メトロ銀座線に乗り換えて京橋(20分)という手もある。会社までの徒歩と乗り換え時間を考えれば、どの選択も通勤の所要時間は約30分だ。快速列車も走る京浜東北線は蒲田から約10分おきに始発電車も出るので、電車を待てば座って行ける。また、蒲田駅前からのTDL直行バスはデート用に便利。
「カマカマ」になるかも蒲田!
日本で一番便利な空港と都心を結ぶほぼ中間にあるのが蒲田。国際線が増えてキャパ拡大著しい羽田空港へのアクセスをさらに便利にしようと、大田区ではJR蒲田駅(JR京浜東北線)・東急蒲田駅(池上線・多摩川線)と、京急蒲田駅(京浜急行本線・空港線)間の約800mを結ぶ地下新線、その名も「蒲蒲(かまかま)線」建設構想を発表した。実現すれば世田谷方面と空港が直結し、蒲田の利便性は飛躍的に増しそうだ。
映画少年のための蒲田!
JR蒲田駅の発車メロディは映画「蒲田行進曲」で使われたお馴染みの曲が使われている。この曲は、かつてこの地にあった松竹キネマ(現・松竹株式会社)蒲田撮影所の所歌で、戦後に流行歌となった。1982年に“つかこうへい”原作・脚本の映画主題歌にも採用され、松阪慶子・風間杜夫・平田満が歌ってヒットした。蒲田では老若男女が朝晩“♪虹の港 光の都 キネマの天地”と口ずさんでいる・・・のは嘘だが、「蒲田こそ日本映画の原点」と胸を張る人は多い。
文学青年にも意外に蒲田!
「スズラン灯」は電線にソケットが鈴なりになったもので、道路工事でよく見かける。その「スズラン灯の灯だけが残っている」と、松本清張は「砂の器」の冒頭で深夜の蒲田駅前を描写している。井伏鱒二は映画にもなった「本日休診」。蒲田に実在した医院をモデルにしたこの小説を原作にした映画(1952年)をヒントに、映画「喜劇 駅前医院」が作られ、これも人気を博した。他には坂口安吾「白痴」や、マンガ「蒲田魔女」「ナッちゃん」、NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」なども蒲田に深く関わる作品だ。
誘惑に負けずに辿り着けるか蒲田!
会社から寮までの経路を辿ってみよう。誘惑要素の最初は銀座。ショッピングに飲食にピンからキリまで何でもある。次に有楽町。マスコミに登場する飲食の名店や人気店が誘いかける。そして新橋や田町などの途中下車をこらえて蒲田。西口から寮までゆっくり徒歩で約5分なのに、路地をちょいと入れば、下町なので物価も安いし気さくな雰囲気。リーズナブルかつバラエティに富んでいる。さらなる詳細は寮の先住民達が親切に教えるはず。
スペランザ蒲田(蒲田寮)
スペランザ蒲田1991年築造の10階建。28室すべてが個室で冷暖房·厨房設備などが完備している。使用料は、月額1万円(※注)と格安。単身赴任者なら誰でも入居できる。
- ※注:使用料は月々13,000円。ただし水道光熱費は自己負担。
各部屋の主な設備
エアコン/バス&トイレ/照明器具/電磁調理設備/流し台/カーテン/タンス/ライティングデスク/食卓(テーブル)/ベッド/電子レンジ/冷蔵庫/TV/収納庫(物入れ)/洗濯機
(2F:共同利用)
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