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「ケーブルマーキング」に適切なテープ・ラベルの要件とは?
ブラザーの高耐久ラミネートラベルプリンターを徹底解説!
公開日:2025.06.23
近年の生成AIやIoTの普及により、製造業やデータセンターの現場で使用される各種電線・ケーブルが急増しています。そのため、どのケーブルがどの機器や系統に接続されているかを一目で判別する「ケーブルマーキング」選びが大切となります。ケーブル識別の正確性はシステムの信頼性に直結し、また作業時間短縮とヒューマンエラー防止につながるからです。
ケーブルマーキングには、一般に「ラベル」や「マーキングタイ」が使われます。特殊な環境で使用されることもあるため、その接着性能や印字耐久性などが求められるのも事実です。
マーキングタイを使う場合も、タグの部分にはラベルを貼ることが多いですので
当コラムでは、ケーブルマーキングに不可欠な「ラベル」の選び方を解説するとともに、ブラザーがお勧めするラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」をご紹介します。
①データセンターや IoT、自動化技術の進展で「ケーブルマーキング」が重要課題に
「ケーブルマーキング」の目的は、「ラベル・タグ」を使って電線・ケーブルに識別情報を明記することです。近年、データセンターなどの普及によりケーブルマーキングは重要なアイテムとなっている背景を見ておきましょう。
1.インフラの複雑化
製造業の自動化、データセンターの普及に伴い、電線・ケーブルの本数が増加しました。電源ケーブル・信号ケーブル・通信ケーブルなどが混在し、配線の識別が課題になっています。データセンターや 自動制御機器が導入された工場やデータセンターでは、ケーブル識別の正確性がシステムの信頼性に直結するため、特に厳格な管理が求められます。
2.作業効率と保守性の要求
保守点検やトラブル対応時に、ケーブルの誤接続・誤抜去 によるリスクが高まっています。また、ケーブルのトレーサビリティを確保し、作業時間短縮とヒューマンエラーを防止することが求められています。最近では、ケーブルに貼付されたバーコードやQRコードをAIが自動認識し、管理台帳やCAD図面と連携する運用も増加しています。
3.法令・品質基準の強化
ISO規格やIEC(国際電気標準会議)規格など、安全・品質規格で識別管理の徹底が求められるようになりました。特に航空・自動車 ・医療分野では、不適切なケーブルマーキングがミスや事故につながる可能性があり、人と機械の両方にとって「読みやすく、正確なマーキング」選びは重要です。
では、ケーブルマーキングが活躍する「分野」や「要件・ニーズ」では、どういったものがあるでしょうか。
1.データセンター
大量の光・LANケーブルを管理するため、視認性や剥がれにくさが重要になります。
2.製造業(配電盤・FA設備)
制御盤・センサー配線の誤接続防止が重要課題です。工程変更やトラブル対応には迅速な識別が不可欠で、油・熱・粉塵など苛酷な環境に耐える素材が必要です。
3.建設・電設業界
配電工事や電気設備工事といった現場での視認性と貼りやすさがカギとなります。また屋外に貼る環境の場合は耐候性・耐水性も必須です。
4.医療機器・装置製造業界
厳格な安全基準とクリーン環境に適合していることが重要になります。同時に、化学薬品耐性・衛生性も求められます。
つまりケーブルマーキングは、ケーブルの管理・保守・安全性を向上させるために、どのケーブルがどの機器や系統に接続されているかを一目で判別するとともに、配線変更やメンテナンス時の作業ミスやトラブルを防止することが目的です。「ケーブルマーキング」は、ケーブルを見える化し、現場を効率化・安全化するための重要インフラといえるのです。
②ケーブルマーキング用途に適した「テープ・ラベル」の要件とは?
こうした重要性をもつ「ケーブルマーキング」で使われる「テープ・ラベル」には、どのような要件が求められるのでしょうか。
1.耐環境性:耐熱・耐寒性と、耐摩耗・耐薬品性が必要です。屋外使用では耐UV性も求められます。
2.接着性能:曲面やシボ面でも剥がれない粘着力や、難接着素材への対応が必要です。
3.印字耐久性:印字がにじまない、擦れても消えない、長期間読める視認性が必須です。
4.作業性・効率性:現場での貼りやすさに加え、バーコード・QRコード印字への対応も必要です。
5.柔軟な運用性:使用環境に合わせた視認性や形状(旗型・巻付け型など)を選ぶ。
6.安全・規格適合性:UL969(耐久性を保証する規格)、RoHS(有害物質使用制限指令)、REACH(欧州が定めた化学物質規則)などの各種規格に準拠していること。特に航空・車載用途では難燃性 が必須となります。
特に製造業やデータセンターの現場で必須な要件としては、次の3点が重要です。
1.細い光ファイバーケーブルに巻けること。また、CAT7・CAT8など周囲25mm以上の太いケーブルにも巻けること。
2.長期間印字が擦れないこと。
3.手間なく巻けて、かつ剝がれにくいこと。
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こうしたケーブルマーキングにおすすめな機器は、ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」です。
▲ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」
③ケーブルマーキング用途に最適!ブラザーのラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」
ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」がケーブルマーキングにおすすめである理由をご説明します。ブリンター本体と、そこで使われるブラザー独自の「ラミネートラベル構造」の特長を、順にご紹介しましょう。
1.ケーブルマーキングラベル3種をご紹介
まずは「ケーブルマーキング用途」におすすめな3種類の「テープ・ラベル」をご紹介します。
セルフラミネートテープ
・印字を透明部分で覆うスタンダードタイプで印字がより目立ちます。太めのケーブルも対応します。
・ブラザー独自構造のラミネートフィルムの耐久性はそのままなので完全に覆う必要がありません。
フレキシブルIDテープ
・フレキシブルIDテープは、通常のラミネートラベルテープに比べ曲面接着性能が向上したものです。
・Φ3mmのチューブ、コード等に対応できます。 *ラッピングに関しては5mm以上の重なりが必要です。
フラッグラベル
・フラッグタイプになっているので、視認性がより高いタイプです。
・「足」部分をケーブルに巻くため、光ケーブルなど、直径3mm以下の細いケーブルから太めのケーブルまで幅広く対応可能です。
ケーブルマーキングの具体的な使用シーン
2.ブラザー独自のラミネート構造により「高耐久」
PT-P950NWの消耗品テープカセットの構造について
ブラザーのラミネートラベルは、ラミネートフィルムが印刷面を保護する独自の構造となっています。テープカセットに内蔵されたラミネートフィルムの内側に印字するため、印刷面が保護され、高耐久性を発揮しています。
強粘着ラミネートラベル *
やわらかい粘着剤の使用により、細かな凹凸部分にまで浸透することで、より強い粘着力を発揮します。
* 強粘着ラミネートテープ「強粘着HGeテープ」を使用
強耐性ラミネートの「6つの強み」
ブラザーの「強耐性ラミネートラベル」は、擦れに強い / 水に強い / 薬品・溶剤に強い / 熱に強い / 光に強い / 曲面・シボ面に強い、という特長を持っています。
コストダウン
全面にラミネート加工しているブラザーのテープなら、印字全部を覆わなくてもよいため、24mm幅テープで一般的なCAT6Aケーブルを巻くことができます。ラミネート無しの他社製品の場合、36mm幅が必要となるため、30%のコスト削減が実現します。
動画でご紹介!
◼️「水・擦れ・光に強い、耐性に優れたラミネートラベル」動画(2分11秒)
◼️「耐性を極める ブラザー ラミネートラベルの実力」動画(6分53秒)
◼️ラミネートテープの耐久性に関する詳細情報は、こちら。
3.PT-P950NWなら「ケーブルマーキング」以外の用途でも活躍!
「ケーブルマーキング」は、一度実行すれば頻繁に貼り替えるものではありません。そのためラベルプリンターを購入しても、一度使った後そのまま放置されることも。
ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」なら、その強耐性という特性から、「銘板ラベル」・「棚ラベル」・「書類整理」など、様々な用途に使っていただけます。1台で何役にも使える「PT-P950NW」を、ぜひ検討ください。
●銘板ラベル
●棚ラベル
●注意喚起ラベル
いかがでしたでしょうか。ブラザーのラベルプリンター「PT-P950NW」の「高耐久ラミネートラベル」の魅力をご理解いただけましたでしょうか。
現在ブラザーでは「PT-P950NW」の「ラミネートラベルのサンプル」を無料プレゼントしています。実際に貼り付け具合をお試しいただけるラベル5種をお送りしますので、下記よりぜひお申し込みください。
◼️ラミネートラベルサンプル申込みは、こちら。
ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」の製品情報は、こちら。
▲ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」
機器の買い替えや、新規導入をご検討されている法人様向けに無償で2週間お貸出しできるサービスをご用意しております。この機会に是非お試しください。
ブラザー販売 ビジネスNAVI 編集部
ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、トレンドコラムやお客様の導入事例、パートナー企業、製品のソリューション情報などを発信していきます。
※この記事の内容は、2025年6月現在のものです。
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