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公開日:2025.12.19
自動車部品や各種鋼材製品をはじめとする「加工組立型製造業」では、外部から調達した材料を正確に受け入れ、工程内で適切に管理することが品質確保と生産効率向上の重要な前提条件となっています。 しかし実際の製造現場では、仕入れた材料にラベルが貼られていなかったり、ラベル仕様が仕入先ごとに異なっていることも。また在庫管理が紙・Excelベースで行われている場合には、現物と在庫情報の整合性が確保されず、識別ミス・誤投入・在庫不一致・ロット追跡の断絶といった課題が継続的に発生している場合があります。 こうした課題に対し、システム開発を伴わずに現場主導で改善効果を得られる手段として有効なのが、モバイルプリンター「RJシリーズ」を活用した「バーコードラベル複製ソリューション」です。ハンディターミナルやバーコードリーダーと組み合わせることで、バーコードラベルを迅速に生成し、入庫管理・在庫管理・加工管理の精度向上とヒューマンエラー回避を実現できます。 今回は、バーコードラベル複製ソリューションの詳細を解説しますので、ぜひご活用ください。
日本の基幹産業である製造業のなかで、自動車部品・各種加工鋼材・電子部品・産業機械など外部から材料や部材を仕入れて製品を作る「加工組立型製造業」は、その中核を担う存在です。企業数ベースで日本の製造業の半数以上を占めており、数多くの中小部品メーカーや下請け企業を含めて巨大なサプライチェーンを形成しています。 一般に加工組立型製造業は、外部から仕入れた材料を自社工場で加工・組み立てを行い、最終製品を納入するプロセスを持っています。そこでは、多品種・少量ロット、かつ顧客別・仕様別の対応が求められており、柔軟な在庫・物流・生産管理体制が必須です。 しかし実際には、「仕入れる材料や部品点数が多い」「工程・組み立て順が複雑」「材料誤投入・在庫管理ミスが発生しやすい」など、入庫管理・生産管理・トレーサビリティなどの面で多くの構造的な課題が発生しています。これらの業務改善こそ、コスト削減・納期短縮・品質向上を実現する方法に他なりません。 加工組立型製造業に共通する特に重要な構造的課題は、以下の3点に集約されます。
1.入庫管理の課題/現物と情報の紐付け不足 仕入先ごとの管理ルールがバラバラ。具体的には、仕入れた材料箱にラベル貼付がない、ロットや品番が手書き、外装箱にはラベルが貼付されているが個包装にはない、などの課題を抱えています。また、受入検査時に伝票情報と実物が一致しないことも。 結果として、仕入先からのクレームや品質不良時の原因追跡(誰が・いつ・どのロットを使ったか)ができない状態が続いています。
2.生産管理の課題/材料選定・投入のミスと属人化 製造現場でバーコードなどの識別手段が未導入または限定的なため、生産ラインで複数の類似部品・材料を扱う際に誤投入や誤使用が発生しています。また生産指示書が紙ベースで、作業者が手作業で品番照合をしているため、管理の粒度や精度にバラツキも生じます。 結果として、材料誤投入による製品不良や手直し・廃棄が発生、作業リーダーや品質保証部門による確認検証負荷が増大しています。
3.在庫管理の課題/生産実績・在庫情報の不整合 入出庫がリアルタイムで記録されないため、実際の在庫数とシステム上の数値が一致せず、棚卸時に大きな差異が出ています。 このため材料の過剰在庫や欠品が発生しており、実績データが不正確なため原価把握・改善活動も困難な状態です。
加工組立型製造業の課題イメージ
これらの課題を解決するため、多くの企業では生産実行システム(MES)や倉庫管理システム(WHS)などの基幹システムを導入しています。さらに、資材所要計画(MRP)や生産時点情報管理(POP)を実施している場合もあるでしょう。しかし、これらの基幹システムが材料の細かな入出庫管理に対応していなかったり、システム間連携に不備がある場合も見受けられます。追加システムの開発には費用と工数がかかるため、人手管理に代わるより簡単で安価な代替手段を探している企業も多いのではないでしょうか。 こうした現状を解決するために、ブラザーが提案しているのが「ハンディターミナル」と「ラベルプリンター」を活用した「バーコード入りラベル」による入手庫管理・生産管理です。すでに多くの製造業で導入実績があり、その有効性が注目されています。
「ハンディターミナル」と「ラベルプリンター」を使った「バーコード入りラベル」により、どんな課題が解決できるのか。その導入効果とは何か。ここから具体的に解説します。 外部から仕入れた材料に貼付されたバーコードラベルは、以下のような状態が想定されます。
1.仕入先が貼付したバーコードラベルの表示ルールがバラバラ。
2.外箱にバーコードラベルの貼付がない場合もある。
3.外箱にはバーコードラベルが貼付されているが、個包装にラベル貼付がないこともある。
そのいずれの場合でも、ハンディターミナルとラベルプリンターにより、標準化された「バーコード入りラベル」を複製できるのです。
バーコードラベル複製イメージ
・バーコードコピーの実践動画
ポイントは、ブラザーが無償提供するラベル作成ソフトウェア「P-touch Editor」を活用すること。「P-touch Editor」は、バーコード生成・画像データ差し込み・データベース連携など、ラベル作成に必要な機能に対応しています。直感的な操作で自由なレイアウト作成が可能で、すぐにご希望のバーコード入りラベルが作成できます。
1.ロット追跡に不可欠な日付・時刻の作成
印刷時の日付・時刻の印刷や、印刷時の日付・時刻からの加算・減算の印刷が可能です。
ホワイトペーパー迷ったらコレ!「あなたの印刷、どの方法?」抜粋1
2.標準化に役立つバーコードの作成
16規格のバーコードと、5規格の2次元バーコードの印刷が可能です。
ホワイトペーパー迷ったらコレ!「あなたの印刷、どの方法?」抜粋2
3.既存データを活用するデータベースとの連携
CSVファイルやExcelファイルなどのデータベースファイルを、ラベルに反映できます。
ホワイトペーパー迷ったらコレ!「あなたの印刷、どの方法?」抜粋3
・P-touch Editorの使い方動画
「P-touch Editor」により「バーコード入りラベル」を複製することで、例えば次のような導入効果が生まれます。
1.その材料がいつ入庫したものかが、誰が見ても一目でわかる。
2.入庫日が異なる材料が混在して保管されていても、標準化された「バーコード入りラベル」により、使用期限や中身がすぐにわかる。
3.加工の際に、複製した「バーコード入りラベル」をスキャンすることで、ハンディターミナルの照合機能により誤投入や誤使用を回避できる。
4.ハンディターミナルの設定により、他の基幹システムとの連携も可能。
では「バーコード入りラベル」を導入するために、実際にはどうしたらよいのでしょうか。お客様の用途や目的、使用環境により、最適な機器が変わってくるため、事前の綿密な検証が必要になることに留意が必要です。 この事前検証に対応するため、ブラザーではハンディターミナルとラベルプリンターの「検証機セット」を、2週間無料で貸出すサービスを実施しています。まずは下記よりお申込みください。
検証機セットの無料貸出お申込みはこちら
※「ハンディターミナル」をご希望の場合はご要望欄にその旨お書きの上お申し込みください。
・お客様の用途と使用環境により、「ハンディターミナル」または「バーコードリーダー」を検証用として貸出しいたします。
・すでにお手持ちのハンディターミナル(またはバーコードリーダー)の使用も可能です。
・ラベルプリンターは、モバイルプリンター「RJ-3250WB(3インチ)」または「RJ-4250WB(4インチ)」のいずれかになります。
・上記の申込みフォームでお申込みの後、ブラザー担当者から用途や使用環境のヒアリング(Web会議または訪問)を実施した後、最適機種の貸出しを実行いたします。
▲RJ-3250WB(3インチ)
▲RJ-4250WB(4インチ)
RJシリーズの詳細は、こちら
頑丈&コンパクトボディに多彩な機能を搭載したモバイルプリンターです。長時間稼働に適した大容量リチウムイオン充電池で、Bluetooth 4.2・Wi-Fiの5GHz帯(802.11a/n)・NFC通信にも対応。さまざまな情報端末や使用環境に適した通信手段でご利用が可能です。 ハンディターミナルで業務を行いつつ、同時にプリンターと接続してスピーディーにラベルや帳票などを印刷できます。物流倉庫内や外出先など移動業務を伴うスタッフの業務端末として使う場合には、携帯性や軽量・堅牢性に優れたモバイルプリンターが最適です。 検証機セット無料貸出サービスでは、以下のような懸念点を事前に確認できます。
・すでにあるお手持ちのハンディターミナルとの接続はスムーズにできるか。
・イメージどおりのラベル発行が可能か。
・用紙切れ後の印刷再開が気になる。
・給電しながらラベル印刷はできるのか。
ハンディターミナルからプリンターへの印刷指示は、「コマンド制御」により実行します。コマンドには以下の4種類があるため、お客様の用途や使用環境により最適なコマンドを選択していただくことになります。
1.P-touch templateコマンド ラベルサイズが一定で、一部内容を差替えて印刷したい方向けのコマンド。「P-touch Editor」で作成したテンプレートを使用できるので、少ないコマンドとデータ転送で印刷が可能です。またテンプレートにデータベースを連携することもできます。
2.ESC/Pコマンド ESC/P制御コードはASCIIコードとバイナリコードのいずれかで表現されます。プリンターに制御コードを送信する場合は、必ずバイナリコードに変換する必要があります。
3.SBPLエミュレーション SATO 社の SBPL エミュレーションに対応。印刷内容をすべてビットマップに変換してデータ化したもの(ラスターデータ)をコマンドにして印刷を行います。 印刷内容をドット単位で作成・制御できるため、どのような印刷も可能ですが、作成工数やデータ容量が多くなることがあります。
4.FBPLコマンド 単純なラベルから複雑なラベルまで様々なラベルフォーマットを印刷できるコマンド。コマンドの組み合せで、文字やバーコード、グラフィックも印刷可能で、フォント拡大や印字方向指定、罫線なども指定できます。プリンターに FBPLコマンドを事前に記憶させれば、少量のコマンドと数値・テキストの転送で印刷されます。外部機器(PLC・バーコードリーダーなど)を接続して印刷する場合に便利です。
ブラザーでは初めてラベルプリンターを使用するユーザー向けに、必要なもの(ソフトウェア・アプリ・ツール・スキル)が一目でわかるホワイトペーパーをご用意しています。ぜひ参考にしてください。
迷ったらコレ!「あなたの印刷、どの方法?」のダウンロードは、こちら
いかがでしたか。モバイルプリンター「RJシリーズ」を活用した「バーコードラベル複製ソリューション」をご理解いただけましたでしょうか。 システム開発を伴わずに、入庫管理・在庫管理・加工管理の精度向上とヒューマンエラー回避を実現する方法として、まずは「検証機セット無料貸出サービス」での効果検証をぜひご検討ください。
ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、ビジネストレンドや提案事例や導入事例、製品を活用したお役立ち情報などを発信していきます。
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