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EC事業を拡大・業務改善するなら物流系シェアリングサービスに注目

更新日:2021.12.20 公開日:2020.12.24

スマートフォンを経由した通販の利用拡大を受け、日本のEC市場はますます活発化しています。経済産業省が行った調査によると、国内における2019年のEC市場規模は372兆円を超えるまでに拡大しています。
こうした市況を踏まえて将来的にEC事業の規模拡大を想定している企業は、拡大対応策や業務の改善方法を考えておくことが大切です。中でも、扱う商品の種類や数量の増加に対応していくためには、物流体制の強化が欠かせません。
この記事では物流体制の強化に役立つシェアリングサービスとその活用方法をご紹介します。
*経済産業省「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」
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物流現場イメージ

1.【従来型】物流体制の構築方法

ECに関連する物流業務は多岐にわたります。顧客から注文を受けて配送業者に商品を引き渡すまでに必要な、入庫、在庫の管理、ピッキング、梱包、輸配送などが主な業務です。
こうした業務を遂行するための体制としてなじみのある「3PL事業者への委託」と「自社物流」についてそれぞれおさらいしましょう。

3PL事業者への委託

物流業務を丸ごと3PL事業者に委託する方法です。
プロに物流を委託できるため、コア業務に専念でき、長期的・大規模に物流を展開していく場合に有効です。
一方で、3PL事業者との委託契約には時間を要するため、スピーディーな事業規模拡大には適しておらず、特にスタートアップや中小企業にとっては新規参入のハードルが高いというデメリットがあります。

自社物流

物流業務を全て自社で行う方法です。
事業の戦略や課題に合った物流体制の構築ができる一方で、設備やマンパワー、システムなどを自社で賄う必要があるため、初期投資に膨大なコストがかかるというデメリットがあります。

2.シェアリングサービスの登場による物流体制の変化

近年、物流分野のシェアリングサービスが登場してきました。倉庫設備やシステム、荷役を行うためのマンパワーを必要に応じて契約することで物流体制を柔軟に構築。今では「3PL事業者への委託」「自社物流」の二者択一ではなくなりつつあります。

3PL事業者と契約をする場合と比較して、シェアリングサービスは契約から利用開始までがスピーディーです。さらに自社で物流体制を構築するよりも初期投資を抑えることができます。そのため、スタートアップや中小企業でもシェアリングサービスを利用すれば、EC事業の規模拡大に挑戦しやすくなるという特徴があります。

また自社物流で季節商品を扱う場合でも、閑散期の人件費や設備・システムの維持費を抑えたり、リソースを有効活用したりするのに役立つといったメリットもあります。

従来の「3PL事業者への委託」か「自社物流」かといった方法にとらわれずに、自社の課題や戦略に合わせてシェアリングサービスを活用し、物流体制を強化することがEC事業の規模拡大や業務の改善に有効なのです。

3.シェアリングサービスを活用した物流体制強化のポイント

EC事業の拡大や業務改善につながる物流関係のシェアリングサービスを3つご紹介しましょう。

倉庫のシェアリング

自社にとって好立地の倉庫を必要なスペースだけ、必要な時期・期間で借りることができるサービスです。
倉庫のシェアリングサービスを利用することで、配送先に近い場所に物流拠点を構え、リードタイムの短縮につなげることが可能です。また、季節によって物量が増減する場合も、必要な時期に必要な分だけスペースを借りるといった活用ができます。

配送車両のシェアリング

配送コストを抑えたいEC事業者と、空車率を低減したいトラック業者をマッチングさせるサービスです。
自社で車両を保有している場合は、他社の荷物を載せることで空車率を低減させることができます。
一方で車両の初期導入や保守管理にかかるコストを抑えたい場合は、必要なタイミングで必要なだけトラックのスペースを契約することが可能です。

ドライバーのシェアリング

配送車両のシェアリングと同様の考え方で、ドライバーを抱えるコストを抑えたい事業者とドライバーの稼働率を上げたい事業者をマッチングさせます。
近年では人手不足の影響によりスタッフの採用をするのも難しくなってきています。
ドライバーのシェアリングサービスを利用すれば、自社でスタッフを抱えずに、必要に応じて業務を委託することができます。

【コラム】
バーコードラベル・ピッキングリスト印刷におすすめのプリンター

EC事業の拡大に伴って物流量が増加してくると、自社物流においてさらに重要性が増すのが「在庫管理」です。
適正な在庫管理のためには、ハンディターミナル・バーコードラベル・ピッキングリストを用いる方法が有効です。
ここでは、バーコードラベル・ピッキングリストの印刷におすすめのプリンターをそれぞれ紹介します。

バーコードラベルの印刷にはRJ-2150・PT-P950NWがおすすめ

商品の保管棚に貼り付けるバーコードラベルの印刷に最適です。
RJ-2150の耐落下衝撃性能は業界最強クラスの2.5mまで対応。ハードな現場環境を支えます。持ち運びにも便利なコンパクト設計で、多用途に使用可能です。







PT-P950NWは摩擦や水はね、汚れなどの可能性がある現場に適した「ラミネートラベル」の印刷が可能です。据置型のため、事務スペースに設置して使用するのに適しています。

RJ-2150

▲RJ-2150



PT-P950NW

▲PT-P950NW

ピッキングリストの印刷にはHL-L6400DWがおすすめ

ピッキングの指示内容や商品のバーコードを印字したリストの印刷に適しています。HL-L6400DWはモノクロで約50枚/分*1の高速印刷を実現するレーザープリンター。ピッキングリストのスピーディーな印刷に役立ちます。また約60万枚*2の高耐久設計に加え、保守サービスの利用も可能なため、大量に印刷を行う現場にも最適です。
*1:用紙サイズA4、標準用紙トレイを使用して印刷する場合。
*2:製品の性能維持のために定期的な部品交換(有償)を行った場合。

HL-L6400DW

▲HL-L6400DW

★ECサイトでの売上拡大に重要な、在庫管理のヒントを紹介した記事
ECサイトで売上の拡大成長を目指す鍵は、自社に適合した「在庫管理システム」の選定にある。」も合わせてご覧ください。

   

ブラザー販売 ビジネスNAVI 編集部

ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、トレンドコラムやお客様の導入事例、パートナー企業、製品のソリューション情報などを発信していきます。

   

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