沢田軽金属株式会社様
SPEEDIOのコスト優位性を利用して生産能力を急拡大
沢田軽金属株式会社様(本社:愛知県春日井市)
1967年設立の沢田軽金属様は3代にわたってアルミニウムを取り扱ってきた会社です。アルミニウムに行う表面処理(アルマイト処理)が事業の始まりだった同社。現在ではマシニング加工も加わり、ビジネスの幅を広げています。材料調達から高精度加工、アルマイト処理まで一貫生産できるのが特徴で、半導体製造ライン用設備を主力に、工業用空調設備、住宅設備関連の部品も製造しています。
この数年で同社は大きく売上高を伸ばしています。沢田社長はその理由を「取引先業界の成長もありますが、SPEEDIO導入による影響も間違いなくあります」と話します。
SPEEDIOだからできた連続導入
導入の背景について「仕事の増加が見込まれ、生産能力を高めるために設備投資の必要性を感じていました」と沢田社長。機械を検討する中で、SPEEDIOはコスト面で早くから視野に入っていたと言います。ただし「いまいちパワーに対する不安があった」とも。そこで展示会の際にブラザーブースを訪れ、扱っている製品や加工を伝えながら相談や確認をしたそうです。その結果「とにかく1台入れてみようと思った」と、導入に至った経緯を話してくれました。
同社工場に1台目が導入されたのが、2017年11月のこと。その後、2023年までにほぼ年2台のペースでSPEEDIOが増設されています。
「1台の費用が大きければ、続けて導入することは難しい。導入の初期費用が抑えられたのは、弊社のような中小企業にとって非常に大きいです。おかげでトントン拍子に導入することができ、生産能力が格段に高まりました。」
ストレスを生まない「扱いやすさ」がメリット
コスト以外のメリットとして挙がったのは、「扱いやすさ」です。ツール自体がコンパクトでバイス等も含めてすべてが軽量のため、ワークのハンドリングが楽になったといいます。
「扉を開けると目の前にツールがあるので、調整や確認も手際よくできます。だから、ストレスが少ないですね。作業においては “スピードを常に意識して“ というよりも “面倒臭くない” ことが大事。作業者の仕事に対しての向き合い方も積極的でプラスに向かっていくと考えています」。作業がスマートになった分、時間短縮にもつながっているとも言います。
また、不安に感じていたパワーについても実際使ってみて問題ないとのこと。「弊社の仕事は板物が多く、穴を開ける、タップを切るなどの一般的な加工が基本。深い削りや長時間削らなければならない加工がそれほど多いわけではありません。そうした点からも弊社に非常に合っているマシンだと実感しています」。
先入観をくつがえし強力な戦力として活躍
機械に対して先入観が強かったという沢田社長。「先代の頃は大きなワークが多かったこともあり、やはり “40番でなければ削れないよね” 、 “大きいものであれば50番だよね” との思い込みはありました。 “30番で本当に大丈夫なの?” と思ったことも確かです」。そのため、実際に使ってみてご自身が持っていたイメージとの違いに驚きもあったそうです。
そして、サービスにおいても満足しているとのこと。「ブラザー工業さんの社風かもしれませんが、担当の方がフランクで相談しやすいです。例えば、無理なことを言ったとしても話し合いの中でお互いの上手いところに落とし込んでくれたりする。それはすごくありがたいですね」。
また、決断要素としては若干としつつもSPEEDIOのカラーやデザインも「カッコいい」と言ってくださいました。
「選択肢はいろいろありますが、予算をかけて過剰性能になってしまっても良くないし、その逆も然り。コストと性能、品質、これらのバランスが重要だと思います。弊社にはSPEEDIOが見事にマッチしました」と沢田社長。
今後について「様々なものが細分化され、競争がどんどん激しくなっていく中で自分たちの得意を生かして堅実にやっていきたい」と話す沢田社長。
ブラザーはこれからもパートナーとして、設備面からビジネスにプラスになるサポートができるように努めていきます。
導入製品
高い環境性能はそのままに生産性、信頼性をさらに上げ、自動車、二輪車、一般機械など幅広い量産部品加工で、生産効率の向上を実現
30番クラス最大級の加工領域と高い生産性を持ち合わせ、大物ワークや多数個取りへ挑戦するマシン
使いやすさを追求した新NC装置搭載
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