有限会社MTM様
旋盤加工の内製化を実現して新規受注も獲得
有限会社MTM様(本社:大阪府東大阪市)
有限会社MTM様は、2004年の設立以来アルミ合金専門で切削加工を手掛けてきた会社です。
多品種小ロット生産に対応し、「まごころ」を大切にして仕事に取り組む同社。森井社長は「お客様の求められるものに対し、難しい加工でも自分たちにできるものは精一杯とことん対応していく」と話します。
航空機関連、半導体製造装置関連、医療機器関連をはじめ、機械構造部品、食品産業関連など、同社が手掛ける製品は多岐の業界に渡っています。中でも得意とするのは、元から薄い材料や薄くなるような形状、変形しやすい形状の加工です。
「効率的に仕事ができるように常日頃から社員自ら考え、相談し合いながら仕事を進めています」と森井社長。全社員がCAD/CAMを使いこなし、段取りできるスキルを持っているのも同社の強みです。
内製化を実現して新たな仕事を呼び込んだM300X3
「家族で営んでいた会社から独立する際に、マシニングセンタ3台を譲り受けましたが、実績を作っていくためには新たな機械を追加する必要がありました。ただ、独立したばかりで資金的な余裕はない。そこで導入コストが安いブラザーの機械を選んだのが始まりです」とブラザー導入の背景について話す森井社長。
最初に導入したのは、タッピングセンタです。これが「想定した以上に良かった」とのこと。
「動きが速くて生産性が高い。機械自体もコンパクトなので、狭い現場では非常に助かりました。主軸が軽いので作業していても疲れにくいのも魅力を感じたところでした」。
現在はブラザーマシン6台が稼働しています。
中でも2020年に導入したM300X3は、「社内で革新的な設備になった」と言います。
同社にはマシニンング加工に限らず旋盤加工の仕事がくることもあり、その場合はアウトソーシングを活用していました。そのため短納期化するのが難しかったそうです。しかし、M300X3を導入したことで内製化が見事に実現。「それによって新規受注や新しいお客様とのつながりができました。M300X3を導入したメリットは計り知れないです」。加えて従来のマシニング加工の範囲で多面加工が可能になり、工程集約にもつながっています。
2022年にはW1000Xd1を導入。「仕事をこなせる量が2割ほど増えました。短納期化できたこともメリットです」。
工夫を取り入れて加工の品質を上げていく
森井社長は、初めてショールームで30番マシンを見たときには「本当にこれで大丈夫?」という不安があったそうです。しかし、実際使ってみると問題はなく「むしろこちらの方が回転数を上げたときの安定感はいいだろう」と感じたとのこと。
「40番と比べて負荷がかけられない部分は確かにあるので工夫が必要なこともありますが、それをクリアできれば、全く問題ありませんでした」。
工夫とは「切り込みを深くしない」「できるだけ軽切削で作業する」などいろいろあるそうです。森井社長はその工夫がアルミ加工品の変形や反り、歪みなどの低減化にもつながっていくと言います。
MTMの仕事にブラザーのSPEEDIOは最適
森井社長はブラザーの機械を次のように評します。
「弊社は多品種小ロット生産に加えて量産品も手掛けています。量産品を動かしながら別機械で多品種小ロットのものを扱う。そうやって仕事を回すときにブラザーの機械が最適です」。
動きの速さ、段取り性の良さ、コンパクトな点をその理由に挙げ、コストパフォーマンスが高いとも。また、サポート費用についても「良心的」との感想をくださいました。
「これからもアルミ加工の世界で生き残っていくためには、短納期でコストをできるだけ抑え、付加価値の高いものを提供することが必要です。今は品質管理にもコストをかけなくてはならない時代。ブラザーのような導入コストを抑えられる機械を使いこなしていくことが大事だと思います」。
最後に「経験が強みではあっても常に前に進まなければ、すぐ他社に追いつかれてしまう」と話す森井社長。その前進をしっかりサポートできるように、弊社も共に前進してまいります。
これからも長いお付き合いをお願いします。
導入製品
旋回軸と回転軸を備え、旋削加工とマシニング加工をワンチャッキングで行う小型複合加工機
30番クラス最大級の加工領域と高い生産性を持ち合わせ、大物ワークや多数個取りへ挑戦するマシン
使いやすさを追求した新NC装置搭載
30番クラス最大級の加工領域と高い生産性を持ち合わせ、大物ワークや多数個取りへ挑戦するマシン
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