HOPE TECHNOLOGY LTD様
HOPE TECHNOLOGYの精神はシンプル 「高品質の製品を作ります」
HOPE TECHNOLOGY 様(英国)
Hope Technologyは、1980年代後半に、多くの地元の航空宇宙企業向けの工具や備品を製造する下請け機械加工事業として誕生しました。そして1989年新しく開発されたマウンテンバイク用のディスクブレーキを作り始めました。その後、数年間でさらに多くの製品を手掛け、2000年にすべての下請け加工を停止し、自転車製品に集中することを決定しました。
Hope Technologyは現在、ハブ、ブレーキ、ヘッドセット、ステム、ボトムブラケット、ライトなど自転車のほぼすべての部品を製造しています。これらすべての部品は最先端施設のバーノルズウィック工場で製造されています。すべての製品を自社工場で製造することで、Hope Technologyは品質と納期を管理しています。
30番マシンニングセンタは高速で省電力
Hope Technologyで加工される素材の多くはアルミニウムと比較的軽い金属のため、40番MCと並んで30番MCが導入されています。
生産マネージャーのLindley Pate氏は目的とするアプリケーションに対し、最適な設備を選定した結果、40番MCから30番MCへと置き換わったと語っています。
今回導入された30番MC R650X1は、老朽化した40番MCの入れ替えとして、購入されました。そのR650X1の利点を次のように説明しています。
- R650X1は以前の40番MCと比較し、加工時間を40%削減。
例えば、ピストンブレーキキャリパーを3個並べて加工するのに、40番MCは32分掛かっていたのが、 R450X1では19分と加工時間で40%削減します。 - R650X1は以前の40番MCと比較し、設置面積を20%削減。
設置面積が小さいことは、最近のビジネス成長で多く設備を必要とする工場にとって役立っています - R650X1は同等の作業範囲を持つ40番MCと比較し、消費電力を削減。
消費電力が継続的に削減できれば、コストを節約できるだけでなく、二酸化炭素の排出を減らし、 環境にも貢献します。
導入の決め手
2013年、生産数増加に伴いブラザーの設備が初めて導入され、現在も使用されています。当時、導入されたTC-R2Bは、加工時間が早く、生産性が高く、またパレットチェンジャー搭載による生産効率の向上とコンパクトな設計が導入の決め手となりました。
2016年、最初のR650X1がバーノルズウィックの現場に導入されました。これもHopeの自転車アクセサリーの需要増に対応するために導入されています。
R650X1はTC-R2Bよりも加工スピードが向上し、設備のアイドル時間を短縮しています。また、テーブルが 800mm×400mm へ大きくなったことで、一度に固定できるワークが増えています。これは毎週月曜日から木曜日まで1日24時間 完全自動加工で稼働させることに役立っています。
ブラザーマシニングセンタの評価
結論としてPate氏から次のようにコメントを頂きました。
「ここでは、主に2メーカーの30番MCを使用しています。その一つブラザーのマシニングセンタは、加工スピード、機械のコンパクトさ、コストパフォーマンス、信頼性の点で優れています。また、ワークの交換作業がやりやすいため、オペレータからも人気があります。」
導入製品
大型の「QTテーブル」を搭載することで
パレットチェンジャー機においても大物ワークや多数個取加工を実現
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