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第20回 自動認識総合展
倉庫管理システム(WMS)と連携して、入荷・在庫管理・ピッキング・出荷など一連の倉庫業務の効率化に貢献する
ブラザーのプリンターソリューション。

更新日:2022.01.05 公開日:2018.09.28

2018年9月12日〜14日に東京ビッグサイトで開催された「第20回自動認識総合展」。ブラザーは「物流の現場で選ばれているプラザーのプリンター」をコンセプトに出展しました。倉庫管理システム(WMS)と連携したブラザーのプリンターが、倉庫業務の効率化にどう貢献するのか。また、同展示会で発表された新製品「RJ-4250WB/RJ-4230B」の特長とは何か、詳しくレポートします。
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WMSと連携し、倉庫業務の効率化に貢献するプラザーのプリンター

近年、倉庫管理の分野では人手不足や作業者の高齢化など、様々な課題が指摘されています。在庫管理一つとっても、管理するアイテム数が一定の規模になると、誤出荷などのヒューマンエラーが避けられません。こうした課題を解決し、倉庫管理の生産性向上と品質アップを実現する方法として、倉庫管理システム(WMS)が注目されるようになりました。

物流倉庫では、多くの在庫の動きを把握する必要があります。また帳票の発行、製品の入出荷、棚卸しなど、作業も多岐にわたります。こうした在庫や作業を正確かつ効率的に管理するのがWMSなのです。

下図をご覧ください。これは一般的な倉庫管理の流れを示したものです。WMSは、この入荷、在庫管理、ピッキング、出荷の工程を、バーコードによりトータルに管理します。そしてブラザーの各種プリンターは、このWMSと連携し、各工程で必要な帳票やラベルを出力することで、倉庫業務の効率化に大きく貢献しています。

では各工程別に、WMSとブラザー製プリンターがどのように連携しているかを見ていきましょう。

入出庫管理/倉庫の状況とニーズに対応する幅広い選択肢を用意

メーカーや卸へ製品・部品などを発注すると、基幹システムと連携したWMSの「入庫予定リスト」にデータ登録されます。予定された荷物が届くと、梱包に貼付されたバーコードをハンディターミナルで読み取ることで、WMSの入庫予定データと照合・検品されます。

しかし、すべての荷物にバーコードが貼付されているわけではありません。小さなネジなどの資材は、受入側でバーコードを発行する必要があります。この場合には、WMSから出力された「入庫予定リスト」のバーコードを読み取り、ラベルプリンターから製品情報の入ったバーコードラベルを発行します。

「入庫予定リスト」の出力には、ブラザーのA4モノクロレーザープリンターが最適です。場所を取らないコンパクトサイズ、大量印刷に耐えられる高耐久性、低価格かつ高速印刷という特長を備えた「HL-L5200DW」が入出庫の現場で活躍しています。

また、バーコードラベルの出力には、ブラザーの感熱ラベルプリンターが適しています。入荷場所にプリンターを設置する場合は、据置型で初期費用が安価な「QL-820NWB」がお奨め。また荷受けした場所から作業スペースまで移動しなければならない場合には、感熱モバイルプリンター「RJ-2150」を腰に装着することで、荷受けをした場所で製品ラベルが発行でき、作業効率は格段に向上します。

  • A4モノクロレーザープリンター
    「HL-5200DW」
    「入庫予定リスト」の出力に最適
  • 感熱ラベルプリンター
    「QL—820NWB」
    入荷場所で活躍するコンパクトなラベルプリンター
  • 感熱モバイルプリンター
    「RJ-2150」
    荷受けをした場所で製品ラベルが発行でき作業効率UP

在庫管理・ピッキング/ロケーション管理や物流加工にも最適

WMSを導入することで、在庫管理も大幅に効率化します。在庫を手書きやExcelなどで管理していると、作業が属人化したり、棚卸しで在庫数が合わないという事態を招きます。さらに、誤出荷による返品費用負担や、得意先からの信頼低下なども避けられません。こうした状況をWMSはすべて解決します。

WMSでは、在庫の棚やエリアにロケーション番号を割り当てることで在庫と作業を管理し、ピッキングを効率化するロケーション管理が行なわれます。このロケーションラベルの発行には、ブラザーのラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」が適しています。耐久性が高く長期間使用しても色あせることがありません。またラベルサイズも最大36mm幅まで対応可能なため、ため、QRコードなどのバーコードを印刷することも可能です。

さらに、物流加工の現場で複数製品をセットにしてラベル発行する必要がある場合には、操作パネル・液晶ディスプレー搭載でPCが不要な「TD-2130NSA」が活躍します。バーコードリーダーを接続すれば、セット組・小分けのバーコード作成も簡単に行なえます。

  • ラミネートラベルプリンター
    「PT-P950NW」
    耐久性に優れているラミネート加工ラベルプリンター
  • 感熱ラベルプリンター
    「TD-2130NSA」
    操作パネル・液晶ディスプレー搭載でPC不要

梱包・出荷管理/現場の強いニーズから生まれた
新製品「「RJ-4250WB」

梱包・出荷の工程では、一つの出荷指示に対して1枚のピッキングリストを出力します。これには、ブラザーのA4モノクロレーザープリンター「HL-L6400DW」
が最適です。高速印刷により短時間で大量のピッキングリスト、納品書などを印刷することができます。

ピッキングリスト等の印刷を、据置型プリンターではなく、作業場所で行いたいという現場のニーズに応えたのが、今回の展示会でお披露目した新製品、感熱モバイルプリンター「RJ-4250WB/RJ-4230B」です。

対落下衝撃性能2.1mという頑丈さ、従来機の体積を約24%削減したコンパクト性、また満充電時の稼働時間約31時間という特長を備えたこの新製品は、移動による作業ロスをなくし、梱包・出荷業務の効率化に大きく貢献します。さらにWi-Fiの5GHz帯にも対応しているため、倉庫内で他の通信機器と干渉を起こしづらくなりました。

4インチというラベルサイズは、情報量の多いPDラベルや納品書の印刷にも最適です。また、一般汎用ラベルも利用可能なため、お客様独自でラベルを調達したいというご要望にもお応え可能です。

  • A4モノクロレーザープリンター
    「HL-L6400DW」
    高速印刷により短時間で大量のピッキングリスト、納品書などに最適。
  • 感熱モバイルプリンター
    「RJ-4250WB」
    改良を重ねた待望の4インチ!PDラベルや納品書の印刷にも対応。

倉庫業務の効率化で、ブラザーが選ばれる3つの理由とは?

①コストメリット

WMSと連携するプリンターとしてブラザーを選択されたユーザー様の多くは、「想定していたより安価で導入しやすかった」と言われます。WMSを導入する際には、ハンディターミナルとプリンターをセットで購入することが多いため、低価格で高機能、そして幅広い選択肢を提供できるブラザーのプリンターが選ばれているのです。

最近では、クラウド型のWMSを導入する企業も増えています。例えば、株式会社アトムエンジニアリング様は「@WMS」というクラウド型在庫管理システムを提供しており、そのバーコードラベル出力にブラザーの「RJ−2150」を選択肢の1つとしています。オンプレミス型よりはるかに低価格なクラウド型WMSと、ブラザーのプリンターを連携させ、低コストでWMS導入の成果を実現するケースも増えています。

②リプレイスを可能にする互換性

既存のプリンターをリプレイスしようとしても、特定メーカーの印刷コマンドがWMSに組み込まれていることが多く、大掛かりなシステム改修が必要になることを懸念するユーザー様もいます。

ブラザーの「RJ-2150シリーズ」や「RRJ-4250WB/RJ-4230B」は、こうした課題も解決。ブラザー独自のP-touchテンプレートコマンドに加え、様々な印刷コマンドと互換性を保持しているため、リプレイス時のシステム改修にかかる手間が少なく済みます。また、無償でご提供しているラベルプリンター用SDK「b-PAC」を使えば、多様なラベル発行ソリューションを、安価でシンプルに構築することが可能です。据置型のラベルプリンターをモバイルに替えたい、またWMSの保守メンテナンス契約を更新するタイミングでより最適なプリティングソリューションを検討したい、そんなユーザー様にとって、ブラザーが提供する幅広いプリンターの選択肢は大きな魅力となっています。

③問い合わせ窓口の一本化

倉庫業務では、事務所で大型の複合機を使いつつ、ラベル発行には高価なプリンターを導入する、というケースも見受けられます。この場合、万が一の不具合が発生した時に問い合わせ窓口が複数になり、非効率ではないでしょうか。ブラザーは、複合機からラベルプリンターまで、豊富なラインナップを揃えており、幅広い選択肢のなかから最適なソリューションを提供することができます。問い合わせ窓口も一本化され、円滑な対応が可能です。

インタビューに答えてくれた、ブラザー販売株式会社ビジネスソリューション事業部チーフ・榎本智さん。「ブラザーのプリンターが、倉庫管理の現場でも選ばれていることを、より多くの方に知っていただきたいと思います。また、この記事をご覧になったユーザー様やSIer様にはお気軽に私までご連絡頂きたいです。」と語っています。

その他、「WMSの基礎知識や導入メリット」をまとめた資料をご用意しましたのでダウンロードして、ぜひ参考にしてみてください。

   

ブラザー販売 ビジネスNAVI 編集部

ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、トレンドコラムやお客様の導入事例、パートナー企業、製品のソリューション情報などを発信していきます。

   

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