第4回 スマート工場EXPO
生産管理システムやPLCとの連携など、
製造現場の生産性向上や安定稼働を実現する
ブラザーの多彩な連携ソリューション。

今回ブラザーは、株式会社ネクスタ様の生産管理システム「Smart F」と連携し、製造現場の手書き帳票やエクセル管理をシステム化するソリューションを展示しました。

「Smart F」は、[1]生産計画・進捗管理・工数の見える化を実現する「生産管理」、[2]在庫の見える化や間違いをチェックする「在庫管理」、[3]生産設備の定期的な点検や稼働監視を行う「設備管理」という、製造現場で必要な機能をトータルに備えています。

ブラザーのラベルプリンターは、この「Smart F」と連携し、必要なラベルを簡単に出力。 エクセルや手書き帳票をシステム化することで、生産性向上に大きく貢献しています。

製造現場の工程管理に不可欠なバーコード。しかし現品票などではバーコードがない場合もあり、対応が必要でした。 OCR機能付きのハンディターミナルを使えば、バーコードがない場合でも伝票の文字を認識し、ブラザーのモバイルプリンター「RJ-2150」からバーコードやQRコードが印刷されたラベルを簡単に発行できます。

例えば、株式会社ネクスタ様のラベル発行ソフトの「LabelMan」をハンディターミナルのSDカードに組み込むことで、基幹システムとの連携なしでバーコードラベルをその場で発行することができます。

ブラザーは今回の展示で、キーエンス社のPLCと連携した「ボトルラベル自動貼り機」のデモを行い、大きな注目を集めました。これは、稼働開始ボタンを押すだけで、連携する機器の稼働からボトルへのラベル貼付までを完全自動化したデモ用セット。 ブラザーの「TD-4550DNWB」が、PLCからのコマンド指令により、ラベルのQRコードを自動印刷しています。

三菱電機のシーケンサと「TD-4550DNWB」の連携では、ブラザーがラダープログラムのサンプルをWebで無償公開しているため、開発工数を大幅に短縮できることも関心を集めました。

ブラザーが送り状印刷の“面倒”を一挙に解決！

製品出荷に欠かせない大手運送会社の送り状。 これまで送り状印刷は多くの“面倒”を抱えていました。 その都度設定を変更するのが面倒、設定がややこしくて覚えられない、印刷時に頻繁に紙詰まりが起きる、結局手書きになっている、等々。 こうした“面倒”を、ブラザーが一挙に解決しました。

ブラザーのプリンターなら、無償提供された専用ドライバーを選択するだけ。 面倒な設定は一切ありません。 PC画面の操作表示を見ながら各送り状をセットし、各送り状用紙に最適化された給紙・印字制御で、誰でもミスなく美しい送り状が印刷できます。

保守点検の分野でも、ブラザーはモバイルプリンターによる画期的な連携ソリューションを誕生させました。

まず「i-Reporter」は、今お使いの手書き帳票を、そのままタブレット帳票に電子化する記録・報告・閲覧ソリューションです。使い慣れた手書きのExcel帳票やPDF帳票の良さを変えることなく、デジタル化・ペーパーレス化を実現できます。

「i-Reporter」で電子化された帳票は、タブレット端末（iOS、windows）から現場で必要項目を入力し、その場でお客様控えなどをA4モバイルプリンター「PJ-773」から印刷できます。SDKが組み込み済みのため、誰でも簡単に印刷が可能です。