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活用講座掲載日:2021-02-12

我が家にぴったりのプリンターの種類は?実際に選ぶ際のポイントも解説

我が家にぴったりのプリンターの種類は?実際に選ぶ際のポイントも解説

プリンターを買いに行ったとき「インクジェット」「レーザー」「モバイル」「フォトプリンター」など、種類の多さに圧倒されたことはありませんか?

プリンター選びはなかなか難しいですが、基本的な種類を覚えておくと自分に合う機種を探しやすくなります。

本記事ではプリンターの種類のほか、家庭用プリンターとして代表的なインクジェットとレーザープリンターの比較、プリンター選びのときに意識したいポイントについて解説します。家庭用プリンターをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

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意外に多い!プリンターの種類

「据え置き」「モバイル」、「フォトプリンター」「複合機」など、プリンターの分類方法は様々ですが、最初に覚えておきたいのは印刷方法による違いです。よく耳にする「インクジェット」や「レーザー」がこの印刷方法にあたります。

それぞれに得意不得意があり、どれがいいと一概に言うことはできませんが、まずは基本的な特徴をご紹介します。

印字ヘッドから液体のインクを噴射して印刷を行うタイプのプリンターです。

比較的安価で、一般に写真の印刷に向いていると言われています。一般的にレーザープリンターと比べ、印刷速度が遅く、機種によては、頻繁にカートリッジ(インク)を交換しなければならないというデメリットはありますが、家庭での利用であれば十分です。

レーザーでドラムというパーツに印刷イメージを描き、粉状のトナーを紙に付着させて印刷するプリンターです。

インクジェットと比較すると色がくっきり出るため、文字の印刷に向いています。

印刷速度は早くトナーの交換頻度は低め。大量印刷に向いており、ランニングコストも安いのでどちらかと言えばビジネス向きです。本体価格は一般的にインクジェットプリンターより高く、特にカラーレーザープリンターは高価なものが多いです。

インクやトナーではなく、熱を利用して印刷を行うタイプのプリンターです。大きく分けると熱転写式プリンターと感熱式プリンターの2つがあります。

熱転写式プリンター

インクリボンに印字ヘッドを当てることで転写し、印刷を行います。用紙に加え、インクリボンが必要となります。

感熱式プリンター

専用の感熱紙にヘッドを当てることで転写して印刷します。一般向けではFAX、業務用ではレシート印字等に使われており、時間とともに退色しやすいという特徴があります。

印字ヘッドについているピンをインクリボンに叩きつけ、ドット(点)で印刷をおこなう特殊なプリンターです。

宅配伝票など複写用紙に印刷することができることから主に業務用として使われています。

家庭用ならやっぱりこの2つ。インクジェットプリンターとレーザープリンターの比較

4種類のプリンターをご紹介しましたが、家庭用ではやはりインクジェットプリンターとレーザープリンターの2つが王道です。

前章で見たように、インクジェットとレーザーは得意不得意がちょうど逆になっています。何をメインで印刷したいかによって選ぶべきものが変わってきますので、まずはそれぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

メリット

・本体の値段が比較的安価

・微妙な色の表現ができるため、写真の印刷に適している

・消費電力が少ない

・小型のものも多く、省スペース

デメリット

・大量に印刷する場合はインク交換が増え、コストがかかる

・印刷スピードが遅い

・染料インクが使われることが多く、乾くまでに時間がかかる。にじみやすく、時間とともに色が変わりやすい。

*コスト面では、ランニングコストを抑えることができる大容量インクを搭載しているプリンターを選ぶことで印刷枚数が多い方などは節約することができます。

メリット

・大量に印刷する場合はコストが安い

・印刷スピードが早い

・印刷物の劣化が比較的少ない。色調が変化しにくい。

・にじみにくいため細かい文字でもくっきり印刷できる

デメリット

・本体価格が高い(カラーレーザープリンターは特に高価)

・細かな色味の再現が苦手

・消費電力が多い

・本体サイズが大きいものが多い


表にまとめると以下のようになります。

インクジェットとレーザーで迷ったとき、よく言われるのが「写真を印刷するか」ということ。

一部の高性能レーザープリンターは例外ですが、一般家庭用では基本的にインクジェットのほうが写真の印刷に向いています。年賀状や写真の印刷をする機会がありそうならインクジェットプリンターがおすすめです。

一方で、レーザープリンターは大量の文書印刷に向いており、どちらかと言えばオフィスで使われることが多いです。

在宅ワークなどビジネス利用がメインで、印刷枚数が多いならレーザープリンターを選んでもいいでしょう。

本体価格 ランニングコスト 細かい色味の表現 印刷後の変化 消費電力 本体サイズ 印刷の滲み
インクジェット 安い 高い 得意 大きい 少ない 小さい 大きい
レーザー 高い 安い 苦手 小さい 多い 大きい 小さい

ちなみに「仕事にも使うけれど写真も印刷したい!」という方には、色のにじみに配慮した「ビジネスインクジェット」タイプの製品も販売されています。

最近では在宅ワークで使われる方も多いと思いますので、大容量タンクやビジネス向きのインクジェットを購入するのもおすすめです。

まだまだある!機能やインクからプリンターを分類すると?

1章では印刷方法で分けたプリンターの種類をご紹介しましたが、実は機能や印刷の場所によっても分類することができます。本章ではプリンター選びで覚えておきたいその他の分類方法をご紹介します。

単機能プリンター

プリント機能だけを持つシンプルなプリンターです。

文書を印刷するもののほか、写真印刷に特化したフォトプリンターもあります。近年、フォトプリンターは小型化・スマホとの連携強化が進んでおり、どんどん使いやすくなっているため、手軽に写真を印刷したい方にはおすすめです。

複合機

コピー、スキャン、FAX機能など印刷以外の機能もついたプリンターです。

単機能プリンターよりはサイズが大きいものが多いですが、それぞれの機能を持つ機器を集めるよりはずっとコンパクトで省スペースになります。

仕事での書類コピーやスキャンはもちろん、身分証明書や子供のプリント類のコピー、イラスト・書類の電子化など様々なことに使えますので、使い方次第ではかなり便利です。

家庭用に一台選ぶのであれば、複合機の方がおすすめです。

据え置き

その名の通り、基本的に移動せず設置した場所で使うプリンターです。一般的な家庭用プリンターはこのタイプになります。

モバイル

小型で持ち運べるタイプのプリンターです。

機能が限られることが多いですが、訪問介護の現場や保守・メンテナンスの現場で資料を印刷する必要がある場合など、移動先でプリントするには大変便利です。

インク自体の種類

染料インク
インクジェットプリンターに使用される液体のインクです。紙に染み込ませて印刷するため乾くまで時間がかかりますが、繊細な色の表現ができるため写真の印刷に向いています。

顔料インク
染料より粒子が大きく、完全に溶けないインクです。紙に染み込まず、表面にとどまって発色するため、くっきり・はっきりした印刷になります。耐候性も高いですが、細かい色の再現が苦手なので写真よりは文書向きです。

インクの交換方法

カートリッジ(一体型)
印刷ヘッドとカートリッジが一体化しているタイプです。インクが無くなるたびヘッドを交換するため目詰まりなどのトラブル起きにくい一方、すべてのインクを一度に交換するのでインクのロスは多くなります。

カートリッジ(独立型)
インクカートリッジが一つずつ独立しているタイプです。なくなった色だけインク交換ができるので無駄は少ないもののヘッドにトラブルが起きると修理が複雑になります。

大容量インク搭載モデル
大容量のインクを搭載することができるタイプです。インク交換の頻度が圧倒的に少なくなるため、ランニングコストを下げたい方におすすめです。

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まとめ

プリンターは分類によって様々な種類がありますが、家庭用で代表的なのはインクジェットプリンターとレーザープリンターです。

それぞれ一長一短があるものの、写真印刷の機会があるのであればインクジェットプリンターを選んでおくと安心でしょう。最近ではビジネス向けの機種や大容量インクモデルの製品も登場していますので、在宅ワークでも使いやすくなっています。

機能面や印刷場所、インクでも分類できますが、迷ったら自分が何の目的で使うのかイメージしてみてください。何にでも使えるのもいいですが、自分の使い方に合っている方が使い勝手が良く、満足度は高くなります。

大体の方針が決まったら便利な機能までチェック。ここまできたらぴったりの一台が見つかるはずです!

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