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仕事掲載日:2019-11-21 【ブラザー担当者に聞く】自分にはどっちが最適?レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い

【ブラザー担当者に聞く】自分にはどっちが最適?レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い

近年では写真や書類の印刷を目的として、自宅にプリンターを設置するのが当たり前になってきていますが、いざお店などでプリンターを選ぼうとしても「レーザープリンター」と「インクジェットプリンター」の2種類があり、どちらがいいのかわからない……といった人もいるかもしれません。

一般的にインクジェットプリンターは家庭向き、レーザープリンターはオフィス向きといわれていますが、自分に適したプリンターを選ぶには、どんなところに注目をすればいいのでしょうか。

今回はブラザー販売の担当者にインタビューを実施。プリンター2種類の違いや選ぶポイントを解説します。

*この記事に掲載している製品情報やランニングコストに関する表記は、2019年11月現在のものです。
最新の製品情報については、当社製品サイト・カタログ等でご確認ください。

今回ご説明する社員

ブラザー販売株式会社
マーケティング推進部 

堀川 拓実

堀川 拓実

プロフィール:
2015年ブラザー工業入社。2018年の1年間のインドでの海外トレーニーを経て、2019年よりブラザー販売へ出向し、インクジェット・レーザープリンターのマーケティング・商品企画を担当。

レーザープリンターとインクジェットプリンターはどう違う?

レーザープリンターとインクジェットプリンターはどう違う

▲インクジェットプリンターDCP-J988NとレーザープリンターHL-L9310CDW

─ まずは、レーザープリンターとインクジェットプリンターの違いについてお聞かせください。

堀川: レーザープリンターとインクジェットプリンターの違いに関しては、「印刷形式」や「コスト」、「印刷スピード」など、さまざまな点で違いがあります。

レーザープリンターは、「トナー」と呼ばれる粉状の色材を吹き付けた「感光体(ドラム)」を用紙に押し付けて印刷を行っています。 皆さんは過去にプリントした直後の用紙を手に取ったときに温かさを感じたことはありませんか? これは、トナーを熱で定着させて印刷を行っているためです。

一方でインクジェットプリンターは、液体のインクを用紙に直接吹きかけることで印刷を行っています。 インクジェットプリンターは主に家庭用として販売されているため、特に馴染み深いのではないでしょうか。

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家庭やオフィスで当たり前に存在している「プリンター」 ひと言で「プリンター」といっても、様々な印字方式が存在しています。

今回は、現在の家庭やオフィスで使用されているプリンターの代表的な印字方式とそれぞれの長所と短所、印字方式別のおすすめの使い方・選び方をブラザーの製品ラインアップとあわせて、ご紹介します。

─ 印刷方法も大きく異なるのですね。 インクジェットプリンターは主に家庭用として販売されているとのことですが、レーザープリンターはなぜオフィス向けといわれているのでしょうか?

堀川: レーザープリンターがオフィス向けといわれている理由のひとつは、印字スピードがあげられます。 インクジェットプリンターは、インクを吹き付ける「ヘッド」が左右に動き、少しずつ印刷を行います。 印刷中のプリンターをよく観察すると、用紙が少しずつ出てきているのがわかるはずです。
レーザープリンターは「感光体」に写し出した印刷イメージを用紙に押し付けて印刷するため、印刷スピードがインクジェットプリンターに比べて一般的に早いといわれており、会議資料など、一度にたくさんの枚数を印刷する必要が生じるオフィスではレーザープリンターの需要が高くなっております。

レーザープリンターはなぜオフィス向け?

─ では、インクジェットプリンターの特徴はなんでしょうか。

堀川: 単純に印刷スピードで比較すればレーザープリンターより遅いものが一般的ですが、インクを使用しているために印刷物の解像度はレーザープリンターに比べインクジェットプリンターのほうが高いといわれております。 家庭では写真などを印刷することを想定する方も多く、印刷スピードより、印刷物のキレイさを重要視する方が多い傾向がありますね。 そのため、インクジェットプリンターが家庭では好まれる傾向が高いです。

─ なるほど、使用される色料によっても適した印刷物があるのですね。

堀川: そうですね。 インクジェットプリンターは染料カラーインクが使用されることが多く性質上、にじみやすいというデメリットがある一方で、色彩豊かな印刷が可能であるため、写真を綺麗に印刷できるのがメリットです。 陰影など微妙な色のコントラストも細かく再現できます。

逆にレーザープリンターはインクジェットプリンターほど解像度は高くないものの、鮮明な印刷ができるため文書やプレゼン資料によく使われるグラフをはっきりと印刷することが得意です。 さらに、時間が経っても劣化しにくいというメリットがあります。

ただ、上記の特徴はあくまで一般的な製品のものであって、インクジェットプリンターでも印刷スピードがとても早いものや、ブラックインクは顔料インクを使用することで、にじみにくい文書を作成することができるなものなど、さまざまなタイプのインクジェットプリンターが現在は登場しています。

コストから考える、プリンター選び

コストから考える、プリンター選び

─ プリンターを選ぶ際、ランニングコストが気になる人も少なくありません。コスト面で考慮しておきたいポイントをお聞かせください。

堀川: 「インクジェットプリンターは、インクの交換でコストがかかりそう……」というイメージも根強いでしょう。 しかし、ブラザーから発売されている大容量インクジェットプリンターは、少ないインク交換でより多くの印刷が可能です。 実際にA4カラー文書ですと、1ヶ月に300枚印刷したとしても、1年間はインク交換が不要(※1)です。

また、コストに関しても、通常のブラザーインクジェットプリンターを比較して、A4で1枚あたりに対し、モノクロ印刷であれば約2.7円から約0.7円に、カラー印刷であれば約8.4円から約3.7円まで節約できます。(※1)

※1:スターターインクカートリッジではなく、別売りのインクカートリッジLC3135の場合。

─ 大容量インクジェットプリンターであれば、お得にランニングコストも抑えられるのですね。消費電力という点では、どちらがおすすめですか?

堀川: 先ほどお話ししたように、レーザープリンターは熱によって印刷を行うため、どうしても消費電力は大きくなります。 ワット数でもレーザープリンターは約500W、インクジェットプリンターは約50Wと、その差は一目瞭然でしょう。

─ そんなにも大きな差があるのですね。

堀川: さらにレーザープリンターは光源やドラム、トナーなど構造が複雑であることから、プリンター本体が大型になる傾向にあります。 そのため、ある程度大きい専有スペースが必要になります。 それに比べ、インクジェットプリンターは、レーザープリンターに比べてコンパクトなタイプのものも多々あります。

また、本体価格もレーザープリンターより安いものが多いため、ビジネス使用でもインクジェットプリンターを選ばれる方も多くなりました。

大容量インクカートリッジを搭載したDCP-J988N

▲大容量インクカートリッジを搭載したDCP-J988N

─ 総合的に考えると、どちらのプリンターを購入するのが望ましいのでしょうか?

堀川: それぞれの特徴を把握したうえで検討するのがおすすめですが、主に以下にあてはまる方はインクジェットプリンターをおすすめします。


●写真を多く印刷したい方
●ランニングコストが気になる方
●消耗品の交換をなるべく減らしたい方
●プリンターを置く場所のスペースが限られている方

また、印刷枚数が多い方は大容量インクジェットプリンターもぜひ検討していただきたいですね。

インクジェットプリンターなら、お得に写真をプリントできる

写真が趣味である方や、かわいいお子さまやペットの写真をたくさん印刷したい方にとって、色彩豊かなプリントを得意とするインクジェットプリンターは強い魅力を感じるはず。 さらにブラザーの大容量インクジェットプリンターであれば、ランニングコストもぐっと抑えられます。

「どんなプリンターがいいんだろう?」とお悩みの方や「プリンターをそろそろ買い換えたい」と検討している方は、ぜひブラザーのプリンターをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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