試作検証や電子基板製造で活躍!「スキャンカット」の活用紹介

試作検証や電子基板製造で活躍!
「スキャンカット」の活用紹介

公開日:2024.12.13

  • 製品情報
  • 機能紹介

ブラザーのカッティングマシン「スキャンカット」が製造現場での活用方法の一例をご紹介いたします。スキャンカット製品に関する詳しい説明は、スキャンカット製品紹介コラムをご覧ください。

スキャンカット「SDX1200」

スキャンカット「SDX1200」

人物1

様々な形に自在にカットできる「スキャンカット」、製造現場ではどういう風に使われるのかご紹介したいと思います。

人物2

紙や布などの素材を自由自在にカットできる機械なので
ホームファッション製品という印象が強いかもしれません。

人物1

別コラムでは、「スキャンカット」製品についてご紹介いたします。
本コラムとあわせてご覧いただけると嬉しいです。

人物2

それでは、製造現場で活用できる2つのシーンをご紹介いたします。

圧力検査

人物2

一つ目は施策検証シーンでの活用方法です。

人物1

ブレーキパットからローターへ圧力がどのように掛けられているか検査する現場です。
圧力が加わると変色する測定シートを挟んで検査します。

圧力測定シートの上に型紙を合わせハサミで切る図

圧力測定シートの上に型紙を合わせハサミで切る図

【スキャンカット導入前】ブレーキパットのサイズに合わせて圧力測定シートにハサミを入れてカット。

                 

課題点


手で持った箇所やハサミの擦れた箇所が変色してしまうことが。。

圧力測定シートが変色してしまったイメージ図

圧力測定シートが変色してしまったイメージ図
 


スキャンカットを取り入れることで↓

自動で圧力調整し微細なカットが可能!

自動で圧力調整しカットしている図

自動で圧力調整しカットしている図
人物1

スキャンカット*は刃の圧力を自動で調整されるので圧力測定シートに変色が起りにくく繊細なカットが可能です。
対応機器:DXシリーズ(SDX1200, SDX1000, SDX85)

■自動ブレード調整機能

素材の厚みを感知して刃の出力等を自動設定。細かい調整無しで、そのまま素材をカットすることができます。

・カットする際は試し切りを行うことを推奨します。

スキャンカットの自動ブレード調整機能

変色が起きていない圧力測定シートのイメージ図

変色が起きていない圧力測定シートのイメージ図
人物2

繊細なカットも自動なら均一な形で量産でき、どなたでも同じく作業ができそうですね!

接合箇所のマーキング

人物2

最後は電子基板の製造現場での活用方法をご紹介します。

人物1

基板にいくつかの電子部品を接合するためハンダ付けをする現場です。

電子部品接合前の事前準備のイメージ図

電子部品接合前の事前準備のイメージ図"
                 

課題点


マスキングテープを細かく切り貼りするため、
準備に時間が掛かることも。。

マスキングテープを切り貼りしてカバーするイメージ図

マスキングテープを切り貼りしてカバーするイメージ図
 


スキャンカットを取り入れることで↓

設計図データ通りに自動カットが可能!

カット時のイメージ図

カット時のイメージ図
人物1

CADデータも無償の編集ソフト「CanvasWorkspace (forPC)」にデータを取り込み、スキャンカット本体に転送すればカットが可能です。

「CanvasWorkspace (forPC)」の編集画面

「CanvasWorkspace (forPC)」の編集画面

設計図に沿ってカットされたマスキングシートのイメージ図

設計図に沿ってカットされたマスキングシートのイメージ図 設計図に沿ってカットされたマスキングシートを貼るイメージ図
人物2

データをもとにカットできるので正確な形に切ることができますね。

人物1

製造現場での活用紹介、いかがでしたでしょうか。
厚さ3mmまでの素材をカットできるので薄いプラ板を使って試作品の形状が設計図データ通りに作れているか確かめる用途としても活用できます。

設計図データ通りにカットしたプラ板と試作品の図

設計図に沿ってカットされたマスキングシートのイメージ図
人物1

お客様の製造現場の何かヒントになれたらうれしいです。

人物2

今回ご紹介した製品「スキャンカット」については、別のコラムで詳しくご紹介いたします。ぜひあわせてご覧ください。

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