在宅勤務・テレワークに活躍する複合機・プリンター・スキャナーは?

更新日:2022.01.12 公開日:2020.04.23

新型コロナウイルスの感染対策のためテレワークが急増していますが、仕事をする場所がどこであってもプリンターやスキャナーは欠かせません。
クリエイター職は制作物を印刷してチェックする際に、営業職は客先に持参する資料の印刷や、訪問先から提供された資料のスキャンなどに、プリンターやスキャナーを活用します。
この記事では、テレワーク用の複合機・プリンター・スキャナーを選ぶポイントと、おすすめ製品、購入に活用できる助成金をご紹介します。

在宅勤務イメージ

1. テレワーク用の複合機・プリンター・スキャナーを選ぶポイントは?


テレワークの採用増加に伴い、自宅で使用できるプリンターやスキャナー、複合機を整備する必要性が高まっています。
製品を選ぶ際に重要なポイントは3つ、予算に対して費用が見合っていること、業務に必要なスペックを備えていること、自宅に置ける本体サイズであること、です。
 

ポイント1:予算に対して費用が見合っていること

複合機・プリンター・スキャナーはイニシャルコストに加えて、ランニングコストもかかります。
予算に見合っているかをよく確認しましょう。
-イニシャルコスト:製品本体の価格
-ランニングコスト:電気代、消耗品(インク・トナー、用紙)費*

*消耗品費はプリンター・複合機の使用時に発生します。
 

ポイント2:業務に必要なスペックを備えているか

業務内容によって製品に求めるスペックは異なります。例えば「カラー印刷」が必要な業務と、そうでない業務があります。営業職やプランナーなら客先に提出する資料を印刷するためにカラー印刷機能があると便利ですが、見積書や受領書の印刷はモノクロで事足ります。同様に、経理担当者やマーケターが資料のチェックをする場合も、モノクロ印刷で十分かもしれません。
また必要な「印刷用紙のサイズ」も、業務内容によって異なります。グラフィックデザイナーやCADオペレーターはA3サイズの印刷が必要な一方で、管理職や事務職はA4サイズで書類印刷ができれば問題ないでしょう。このように業務によって製品に求める機能が異なるため、スペックをよく確認することが大切です。
 

ポイント3:無理なく置ける本体サイズであること

自宅で使用する場合は、置き場所に困らない製品サイズであることも大切です。
特に複合機は、トレイを伸ばしたときのサイズも考慮して設置スペースを考えることが必要になります。
 

2. 【職種別】テレワークにおすすめの複合機・プリンター・スキャナー

テレワークに活躍する複合機・プリンター・スキャナーを職種別にご紹介します。
職種別に役立つポイントもご紹介しますので、合わせてチェックしてみてください。
 

[1]【マーケター/管理職/クリエイター】複合機で幅広い業務に対応
マーケターや管理職のテレワークにおすすめなのが、複合機MFC-L2750DWです。印刷・スキャンを1台でまかない、業務を幅広くサポートします。1台のPCでテレビ会議をしながら画面で資料を参照するのは難しいもの。必要な資料はプリントアウトして参照すれば、マーケターや管理職は迅速な議論や意思決定ができます。
MFC-L2750DWは、モノクロ印刷のほか、スキャンやFAXに対応したハイスペック複合機。突起部を除いた外寸が410×398.5×318.5mm(横幅×奥行き×高さ)と狭いスペースでも使いやすいのが魅力です。
 
 
 
また制作物を出力してチェックするクリエイターは、カラー印刷可能でコンパクトな複合機MFC-L3770CDW がおすすめ。突起部を除いた外寸が410×509×414mmです。こちらも狭いスペースに置いて使えます。
 

MFC-L2750DW

▲MFC-L2750DW


 
MFC-L3770CDW

▲MFC-L3770CDW

[2]【営業/プランナー】プリンター・スキャナーはモバイルタイプがおすすめ
営業職やプランナーにおすすめなのが、モバイルプリンターです。
本体は持ち運びできるため、どうしても客先を訪問しなければならないときに、打ち合わせに必要な書類をその場で印刷して渡すといった使い方が可能です。書類の印刷のために前もってオフィスやコンビニに立ち寄る必要がないため、業務時間を有効に使うことができます。また自宅に複合機の設置スペースを確保するのが難しいマーケター・管理職・クリエイターにもおすすめです。
 

注目のモバイルプリンターは、PJ-700シリーズのPJ-773PJ-763/763MFi。いずれも外寸255×55×30mm(横幅×奥行き×高さ)しかないため、複合機を置くスペースが確保できないという方でも導入しやすいのが魅力です。また重さ約610g(充電池装着時)と鞄に入れて持ち運びやすいのが特長で、コンパクトでありながらA4サイズの印刷に対応しています。
PJ-700シリーズはタブレットやPCとUSBポートで接続できますが、無線LAN・Bluetooth®などのインターフェイスは機種によって異なるため、接続する端末との連携を考慮して選ぶことが大切です。PJ-700シリーズのうち、PJ-763MFiはMFi認証を受けており、iOS端末とのBluetooth®接続に対応しています。
 
スキャナーもモバイルタイプであれば、設置や持ち運びに困りません。モバイルスキャナーMDS-940DWは、外寸319×63.1×45.4㎜(横幅×奥行き×高さ)、重さは約700gでモバイルプリンターと同様にコンパクト・軽量なのが特長です。USBポートでPCとつなぐことができるほか、専用アプリケーション「Brother iPrint&Scan」を活用すれば、読み取ったデータをスマートフォンやタブレットに取り込むことができます。
 

PJ-763/763MFi

▲PJ-763/763MFi


MDS-940DW

▲MDS-940DW

3. プリンター・スキャナーの購入に活用できる助成金

公益財団法人東京しごと財団の「事業継続緊急対策(テレワーク)助成金」は、新型コロナウイルスの影響を受けて、テレワークの導入に必要な機器やソフトウェアの購入費用を助成しています。対象機器にはプリンター・スキャナーが含まれているため、購入を検討している方はこうした助成金を活用することも一つの方法です。申請の締切が令和2年5月12日に迫るため、活用を検討したい方は早めにチェックしましょう。助成の対象や募集要項などの詳細は、公益財団法人東京しごと財団のHPを参照してください。
 

4. まとめ

新型コロナウイルスの影響拡大を受けて慌ててテレワークに踏み切り、この機会にテレワーク制度を正式に導入したいと考えている企業も少なくありません。機器の導入時はここでご紹介したポイントを押さえて、よく検討してから購入しましょう。

   

ブラザー販売 ビジネスNAVI 編集部

ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、トレンドコラムやお客様の導入事例、パートナー企業、製品のソリューション情報などを発信していきます。

   

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