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「タックシール」の手間と無駄から脱却!
ラベルプリンターで各種ラベルを簡単&効率的に印刷する方法とは?

公開日:2025.01.17

幅広い業種で様々な用途に活用されている「ラベル」。
業務管理や作業改善に「ラベル」は不可欠であり、以下のような多種多様なラベルが活躍しています。

○製造業:「製品管理ラベル」や「在庫管理ラベル」、各製造工程でのチェックポイントを記載した「工程管理ラベル」など。
○小売業:商品の価格や各種情報を表示した「商品表示ラベル」や、バーコードを利用した「在庫管理ラベル」など。
○物流業:配送先や内容物・追跡番号などを記載した「配送管理ラベル」、ピッキングや在庫管理に利用する「倉庫管理ラベル」など。
○飲食業:食材の入荷日や消費期限を記載した「食材管理ラベル」、メニュー内容や価格を記載した「メニュー表示ラベル」など。
○医療業界:患者様情報や治療内容を記載した「患者様管理ラベル」、薬剤や医療器具を管理する「薬剤・器具管理ラベル」など。

様々なシーンで活躍する「管理ラベル」

「食品表示ラベル」や「工程管理ラベル」など、このように多くの企業で様々な用途の「ラベル」が使われています。このラベル作成を、ExcelやWordで作成した「タックシール」で印刷している方も多いのではないでしょうか。
タックシールによるラベル作成は、すでにお使いのプリンターから印刷できるため、馴染み深くお得感もあります。しかし、必要な枚数以上のタックシールが無駄になり、印刷位置のズレが起こりやすいなど、デメリットがあるのも事実です。
今回は「タックシール」から脱却してより効率的なラベル作成を行いたいユーザーの方向けに、ラベルプリンターを使った簡単・効果的なラベル作成の方法をご紹介します。

     

❶ 一見すると便利でお得な「タックシール」。でもこんな欠点が…

パソコン内の既存ソフトで作成でき、使い慣れたプリンターから印刷できるという安心感とお得感は、確かにメリットがあります。
専用のラベルプリンターは知ってはいても、少しハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
しかし「タックシール」によるラベル印刷には、次のようなデメリットもあるため、注意が必要です。

「タックシールによるラベル作成」のデメリット

1.デザイン性は限定的
レイアウト設定が慣れないうちは印刷ズレが発生することも。シンプルな印字面になることが多いため、活用範囲も限定的に。
2.用紙セットの手間
タックシール用紙を印刷する場合、多くは手差しや多目的トレイにセットする必要があります。手差しで1枚ずつセットする必要があるため、印刷枚数が多くなるほど、手間と時間がかかります。
3. タックシールがゆえに無駄になることも
タックシールは1枚の用紙にあらかじめラベルが均等に配置されているため、一度印刷した用紙は再利用できません。そのため必要以上に印刷するケースや残った部分のタックシールは再利用ができないため、無駄が発生することもあります。
4. プリンター設置のスペース確保
プリンターを新たに設置する場合には、そのためのスペースが必要になります。事務所内に設置場所を新たに確保しなければなりません。

こうしたデメリットを解消し、ラベル印刷をより簡単・効率的に実行できるのが「ラベルプリンター」です。

     

❷「ラベルプリンター」を導入すると、こんなメリットが!

ラベルプリンターとは、レーザープリンターやインクジェットプリンターとは異なり、ラベル専用のプリンターです。
ラベルロールを装着して印刷するため、指定した枚数のみ印字することができます。特にラベルを印刷する頻度が高い場合はラベルプリンターがおすすめです。
また用途に応じてラベルの種類も様々なものがあります。

では、ラベルプリンターによるラベル作成には、どんなメリットがあるのでしょうか。順に見ていきましょう。

1.必要な枚数だけ印刷できる

指定した枚数分だけラベル印刷ができます。
Excel・Wordによるタックシール印刷のように使用せず無駄になる部分がないため、コスト削減にも役立ちます。

ラベルプリンターによるラベル作成のメリット

▲必要な枚数だけラベルを連続して印刷(左)。標準搭載のオートカッターでラベルを自動でフルカット(中央)する機能や、ラベルを剥離した状態で出力可能な剥離ユニット(右)もご用意しています。

2.自由なデザイン

無償でご提供しているラベル編集ソフト(P-touch Editor)にはいくつかテンプレートも内蔵しています。
また一からオリジナルのデザインを制作することもできます。
データベース連携もでき、バーコードの挿入も可能なため、様々な用途のラベルを発行できます。

      無償のラベル編集ソフトで自由にデザイン

3.発行までが円滑

タックシールを印刷する際、用紙トレイからコピー用紙を取り除いたり、もしくは多目的トレイにタックシールをセットして印刷設定を変更する作業が発生します。その点ラベルプリンターはラベル専用プリンターなので印刷ボタンを押すだけでラベルが発行されます。

4.ラベル種類も豊富

熱転写印刷機能が備わったラベルプリンターであれば、一般的な感熱ラベルだけでなく、ビニル素材のラベルの発行も可能です。
耐久性に優れた素材に印刷することで、耐久性の向上が期待できます。そのため、タックシールと比べて、屋外使用や工業使用などの用途に合わせたラベルも発行できます。

5.省スペース

一般的なインクジェットプリンターやレーザープリンターと比較し、ラベルプリンターはコンパクト設計。
場所をとらず、省スペースなため、設置する場所にも困りません。持ち運びもしやすく、どこでも使えて便利です。

      省スペースで使用できるラベルプリンター「TD-4550DNWB」

一方で、ラベルプリンターによるラベル作成のデメリットとして、ラベルプリンター本体とラベル用紙を準備するための初期投資が必要になる点が挙げられます。ただし、ブラザーのラベルプリンターやラベル用紙は豊富なラインナップをご用意しており、用途に応じた製品を選べば導入コストを最小限に抑えることができます。

様々な用途に対応したラベルを必要な枚数だけ無駄なく発行ができ、用紙の交換や購入の頻度も少なく効率的になるラベルプリンターは、中長期的に考えればコスト削減につながります。
ブラザー製品の費用対効果は、多くのユーザーから高く評価されています。

❸ 用途に合わせて選べる「ラベル」と「ラベルプリンター」

ブラザーでは、様々な機能を搭載したラベルプリンターとラベル用紙を多数ご用意しています。用途や利用シーンに合わせた多くのラインナップから、最適な製品をお選びいただけます。今回のコラムの最後に、「こんなラベルも実現できる!」という特殊用途に対応した事例をご紹介しましょう。

1. 耐薬・耐水・耐候性の「ラミネートラベル」

建設業のヘルメットなどに貼付する屋外用途のラベルには、極めて高い耐久性が求められます。
ブラザーでは、高耐久かつ強粘着の「HGeテープ(ラミネートテープ)」などをご用意。HGeテープは、通常のラミネートテープより粘着力が強いテープで、UL969(※)規格認証品です。
※UL969:Underwriters Laboratories (UL) によって定められた規格で、ラベルシールなどの識別情報に関する要件を定めています。 具体的には、製品や部品に関する識別情報の耐久性や耐候性、耐火性などが含まれます。

耐薬・耐水・耐候性の「HGeラミネートラベル」

ラミネートラベルの印字構造

印字面にラミネートフィルムが自動貼付。耐久性のあるラベル。

ラミネートラベルについて

対応プリンター:PT-P950NW

PT-P950NW

おすすめラベル:銀マット強粘着「HGe-SM951V」

「HGeテープ(ラミネートテープ)」      

※HGeラベルはAISによる情報提供を行っています。AIS発行依頼フォーム[新しいウィンドウ]から依頼ください。
※ラミネートラベル(Heラベルを含む)は無料で印字サンプルをご提供しています。ぜひラベルを実際に貼付してご検証ください。
「ラベルナビ」の印字サンプル申し込みはこちら。[新しいウィンドウ]

2.標準ラベル以外に多彩な機能を持つ「カスタムラベル」も

ブラザーのラベルプリンター / モバイルプリンターを検討されるお客様には、ご要望に応じて標準ラベルのほかにカスタムラベルもご提案できます。
「再剥離現品票ラベル」や「強粘着物品管理ラベル」、「冷凍対応のラベル」などのカスタムラベルもご提案しています。

きれいに剥がせる段ボールの「再剥離ラベル」
製品などに貼付する「強粘着物品ラベル」

ブラザーでは感熱ラベルプリンターと熱転写ラベルプリンターもご用意しております。それぞれの特徴は以下の通りです。

感熱ラベルプリンター

感熱ラベルプリンターの印字構造

プリンターヘッドの熱で発色する。インクが不要で、取扱いが簡単なラベル。

感熱ラベルについて
おすすめの感熱ラベルプリンター:TD-4550DNWB
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おすすめのカスタムラベル:きれいに剥がせる【再剥離】現品票ラベル
きれいに剥がせる段ボールの「再剥離ラベル」

熱転写ラベルプリンター

熱転写ラベルプリンターの印字構造

ラベルにインクリボンを熱して転写し印字する。ビニルラベルなどラベルの種類が豊富。

熱転写ラベルについて
おすすめの熱転写ラベルプリンター:TD-4750TNWB
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おすすめラベル:カスタムラベル「銘板ラベル(銀マット)」
製品などに貼付する「強粘着物品ラベル」

※カスタムラベルは、様々な用途に対応する豊富な機能を備えています。

・用途:現品票ラベル、工程管理ラベル、銘板ラベル、出荷ラベル、食品表示ラベル、ミシン目入りラベル、耐候ラベル、床ラベル
・機能:再剥離、糊ナシ、耐熱、油面、白色/銀色、ファンフォールド、強粘着、常温/冷蔵冷凍/冷凍ボイル
・種類:感熱、熱転写

※ぜひ「ラベルナビ」から「印字サンプル」をお申し込み[新しいウィンドウ]ください。


いかがでしたでしょうか。ラベルプリンターを導入すると、従来のタックシールと比べて、より効率的に目的に合わせたラベル発行が可能になることがおわかりいただけたことと思います。

ぜひ「ラベルナビ」から「印字サンプル」をお申し込みいただき、「デモ機貸出サービス」で一度実際に使ってみてはいかがでしょうか。

ラベルナビ

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機器の買い替えや、新規導入をご検討されている法人様向けに無償で2週間お貸出しできるサービスをご用意しております。この機会に是非お試しください。

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ブラザー販売 ビジネスNAVI 編集部

ブラザー販売、ビジネスNAVI担当者です。ビジネスNAVI編集者として、トレンドコラムやお客様の導入事例、パートナー企業、製品のソリューション情報などを発信していきます。

※この記事の内容は、2025年1月現在のものです。
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