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ウィズコロナのNew Normal
医療現場の分散オペレーションを進めるブラザー製品

MICTコンサルティング代表 大西大輔

長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、医療業界に大きな影響をもたらしています。
例えば、新型コロナウイルスへの感染の疑いがある方の診療・入院体制の確保、それに対応するスタッフの勤務体制を変更する必要が生じました。
さらに、感染拡大防止の側面でも変化を求められています。病院での感染を恐れる患者による「受診控え」、それに伴う医業収益の減少が報告されています。また、感染を避けるために「電話・オンライン診療」を希望する患者が増加していたり、できるだけ受診回数を減らすための長期処方の要望が増えていたりすることもあるでしょう。医療業界はこうした変化への対応をしていかなくてはなりません。

いまなお感染者数は増減を繰り返しており、予断を許さない状況のなか、病院・薬局の経営、そしてオペレーションに大きな変化が求められています。

ウィズコロナのNew Normal 医療現場の分散オペレーションを進めるブラザー製品

新しい生活様式、New Normalへの対応

緊急事態宣言解除後の生活として、政府は「新しい生活様式」を打ち出しました。この言葉は、もともと経済学の分野で2003年に提唱された「New Normal」という考え方の影響を受けています。
金融危機や今回のコロナ禍のような出来事で社会に大きなインパクトが与えられた場合、危機の渦中は当然のこと、危機が去ったあとでも以前の状態には戻らず、状況に適応した新たな常識や行動が生まれるという考え方です。ウィズコロナ時代は、従来の生活スタイルとは異なった「新しい生活様式」へのパラダイムシフトが起きると予想されています。

3密回避で患者・医療スタッフの安心・安全を

病院・薬局にとっての直近の課題は、受診控えによって減少した患者数をどう回復させるかではないでしょうか。そのためには、万全な感染対策を実施し、安心・安全な診療体制を構築することが重要です。病院・薬局が、患者にとって安心で安全な場所であると認識していただくことが大切なのです。
安心・安全な場所づくりには、3密(密閉、密集、密接)を回避することが必要です。この3密対策を徹底することに、患者を呼び戻す効果があると考えられています。

3密回避で患者・医療スタッフの安心・安全を

そもそも、人気の医療機関は多くの患者が押し寄せますから、3密が起こりやすい場所でした。また、医療サービスは労働集約型であるため、勤務環境としてスタッフ同士の「密」が起きやすいとされてきました。これがコロナ以前の当たり前の姿でした。
しかしながら、コロナ禍では、この当たり前を見直し、「New Normal」に取り組む必要があるのです。3密を避けることで患者の安心・安全を守るだけでなく、スタッフの安心・安全にも配慮が必要なのです。

集中オペレーションから分散オペレーションへ

これまで病院・薬局は、狭い空間に複数のスタッフが集まって業務を行うことが効率的とされてきました。スタッフ同士の距離が近いことで、しっかりとしたコミュニケーションが図れ、効率的な業務連携ができると考えられていたからです。そのため、受付や診察室、処置室、検査室、調剤室などに、複数のスタッフが一堂に会して業務を行うケースが多く見られました。
しかしながら、コロナ禍ではできるだけ人と人の距離(フィジカル・ディスタンス)をとることが求められています。スタッフ同士の「密」を避けるためには、「集中オペレーション」から「分散オペレーション」への変革が必要となっているのです。

端末を増やして「密」を減らす

分散オペレーションを実現するための具体的な方法としては、電子カルテやレセコンの使用に用いる端末(パソコン)を増設し、スタッフ1人に対して1台を割り当てることが必要となります。これまでのように、1つの端末を複数のスタッフが代わる代わる使用する体制では、密が起きやすく衛生上もよくないという考えからです。
また、電子カルテやレセコン利用のための端末を増やすだけでなく、プリンターやスキャナーなどのOA機器についても増設し、複数か所に配置することで、密を避ける効果があると考えられます。もし、大型の複合機で集中印刷をしているならば、当然、大型複合機めがけてスタッフが集中する状況になっていると言えるでしょう。できるだけ人が集まらないように、と考えるのであれば、複数のOA機器を用意して各々で利用する分散型オペレーションが密を避ける上で有効となるのです。

分散型オペレーションは業務効率を高め、故障時のリカバリにも有効

この分散型オペレーションは、密を避ける以外にも、業務の効率を高めるとともに、故障時のリカバリにも有効な方法です。
自分以外のスタッフが複合機を利用しているときは、その人の作業が終了するまで待たないことには自分の番は回ってきません。OA機器を複数人で利用することは、必ずそのような時間のロスが発生するのです。これを各部屋にOA機器を配置することで、移動時間も減らすことができ、順番を待つ時間のロスも減少するのです。
また、機械には故障がまったくないとは言い切れません。紙やインクの補充も当然必要です。複数のOA機器があれば、こうした一時的に使用できない場合に、他の機器に切り替えることが可能になり、故障時の時間のロスが少なく済むのもメリットです。

レイアウト変更

分散型オペレーション以外の最近のトレンドとして、患者同士の密を避けるための「患者1人に医療スタッフ1人」の対応が基本になりつつあります。その対応のための空間として、カーテンなどを活用した間仕切りで、できるだけ多くの個室を用意することが求められます。こうした背景から多くの医療機関でレイアウト変更を行うことが多くなっています。

レイアウト変更

近年、クラウドタイプの医療情報システムが増加傾向であることに伴い、タブレットタイプの端末が普及しつつあります。またプリンターや複合機も小型で安価なものが増えていることから、医療機関で用いられる「端末あたりのコスト」の低減が見られます。このような状況が追い風になって、レイアウト変更に伴う端末増加に対応できる環境が整いつつあると言えるでしょう。

自動精算機で「非接触」を推進

感染防止のために、「非接触」の対策を希望する病院・薬局も増えています。そこで注目されているのが、「自動精算機」の導入です。

自動精算機とは

自動精算機とは、電子カルテやレセコンと連携して、レジ業務を自動化するものです。これを導入することで、スタッフと患者の間で現金を手渡しての精算がなくなるため、感染対策に有効であるとして注目されています。
かつては大規模病院を中心に利用が始まった自動精算機でしたが、商品開発が進み、小型化や価格の低下が実現したことで、中小規模の病院、診療所、薬局でも普及しつつあります。

自動精算機とは

精算にはバーコードラベルを活用

自動精算機を用いた支払いまでの具体的な流れは次のようになります。まずスタッフが電子カルテやレセコンで患者の自己負担額を計算し、そのデータを自動精算機に送ります。そして患者は診察券に貼られた「バーコードラベル」を自動精算機にかざし、表示された自己負担額を確認した上で支払いへと進みます。
このバーコードラベルは、ラベルプリンターから印刷することができます。発行したバーコードラベルを従来の診察券に貼るだけで使用が可能になりますので、新たに診察券を作り直す必要はありません。
また、自動精算機の導入は感染対策につながるだけでなく、精算業務自体を自動化するため、生産性向上や人件費の削減に有効となります。自動精算機の活用は、昨年から政府が進める「働き方改革」の実現方法としても注目されていたのですが、ここにきて感染症対策としてさらに注目されているのです。

まとめ

いま、病院・薬局はコロナ禍を受けた「New Normal」に対応することを余儀なくされています。患者・医療スタッフを守るために「感染症対策」に取り組む必要があり、また、それには積極的な「ITを活用した業務オペレーションの変更」を進めなければならないのです。
これらの対策を行うことで「患者を守り、スタッフを守る」ことが、病院・薬局を守る最善の方法となるため、今回ご紹介した取り組みを参考にしていただければ幸いです。

New Normalへの対応をサポートするブラザーのオススメ製品

分散型オペレーションにはA4モノクロレーザー複合機「MFC-L6900DW」「MFC-L2730DN」

■モノクロ約50枚/分の高速印刷で、急な大量出力にも対応。
■約60万枚の高耐久で、印刷枚数の多い医療現場をサポート。
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バーコードラベルの印刷にはラミネートラベルプリンター「PT-P900W」

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