CSR日和
環境への配慮
2023.02.21
従業員の声から生まれたSDGsへの貢献とは?
~オリジナルエコバッグ製作への挑戦~
ブラザー販売の「SDGs推進委員会」では全国8拠点にいるメンバー約20名で、「従業員一人ひとりが社会課題をジブンゴトにする」為の活動を行っています。 今回は、そのSDGs推進委員会で2021年度に挑戦した、“使い捨てを減らす”ことを目指した「脱ワンウェイ」の取り組みを紹介いたします。
身近でもったいないと感じるものを考えたとき、メンバーからこんな声が上がってきました。
「紙袋をボロボロになるまで使うようにしているが、紙素材なのですぐに破れてしまい、捨てざるを得ない・・」
「まだ使えるけどしわがついてしまって、廃棄されている紙袋を見つけてしまった・・」
そこで、これらの声をもとに、営業部の社員が普段の営業活動で繰り返し使えるエコバッグを作成することを決めました。
しかし、せっかくエコバッグを作っても大事に使ってもらえなければ意味がありません。
愛着を持って長く大事に使ってもらいたい、そんな想いを込めてエコバッグ作成に取り組みました。
■エコバッグの必須条件
SDGs推進委員会のメンバーから営業部の社員に
「普段の営業活動で使ってもらえる物はどんなものか」要望を聞きました。
・小型製品が持ち運べる丈夫なもの
・肩に掛けられるもの
・訪問先でも使いたいので、汚れが目立たないもの
等々、普段営業をしているからこその視点ばかりです。
今回エコバッグ作成をお願いしたのは、ブラザーともつながりの深い、「南三陸ミシン工房」です。ブラザーは、東日本大震災以降南三陸ミシン工房へミシンの提供や修理、講習会などの支援をしていて、ミシンを通じたご縁があります。
南三陸ミシン工房が作った布製品を購入して使用している従業員もいて、品質には安心感がありました。こちらの要望にも真摯に対応してくださり、ブラザーのミシンでひと針ひと針丁寧に縫っていただきました。
「南三陸ミシン工房」ホームページ※南三陸ミシン工房は2023年3月末解散予定。
「厚みのある生地なので縫うのに苦労しましたが、頑丈に仕上がりました。このエコバッグが活躍するのが楽しみです」
そして、ついに完成した120個のエコバッグ。実際に使ってみた感想を聞いてみました。
エコバッグユーザーの声
・肩にかけて移動できるので楽になりました。
・エコバッグに小型製品を入れて取引先に訪問しています!
・これからも大切に使っていこうと思います。
脱ワンウェイに取り組んだメンバーより
SDGs推進委員会のメンバーは東北から九州まで離れています。オンラインMTGやチャットを活用してコミュニケーションを密に取り、一歩ずつ着実にエコバッグの配布に向けて取り組みました。
そして、ブラザーのミシンやガーメントプリンター※を用いて作成することで、ブラザーだからこそ作れるオリジナルのエコバッグが完成しました。
※ガーメントプリンターとは
Tシャツやトートバッグなどに直接インクを塗布して印刷するプリンターです。
データがあれば1枚から作成できる、小ロット・オンデマンドに適した機械。
▶ガーメントプリンターの詳しい説明はこちら
エコバッグを持って取引先へ出かけていく姿を見たときは、わが子が活躍しているのを見ているようで微笑ましくなります。
今回作成したエコバッグが、使い捨てを減らすきっかけになったと同時に従業員の環境意識向上につながったのではないでしょうか。これから先も長く使ってもらえたら嬉しいです。