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【かわいくてとても簡単!】紙刺しゅうを楽しんでいる方へのインタビュー
布ではなく、紙に刺しゅうをする紙刺しゅうがSNSを中心に人気を集めています。
無地のカードや画用紙、封筒に施すだけで、ぱっと華やかになる紙刺しゅうは、手芸をこれまであまりやってこなかった方でも簡単に挑戦できるのだとか。
今回は、Instagramに制作された紙刺しゅうの写真を投稿されている方3名にインタビュー。素敵な作品や紙刺しゅうの魅力を紹介いただくとともい、紙刺しゅうを始めたい方へのアドバイスをいただきました。
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紙刺しゅうの一番のメリットは布刺しゅうに比べて手間要らずなところ
まずお話を聞いたのは、クリームソーダの紙刺しゅうを施したポチ袋を紹介してくださったおおいし あこさん。紙刺しゅうを始めたい方へのアドバイスもていねいに解説いただきました。
〈おおいし あこ・プロフィール〉
てしごとの記録「紙刺繍のポチ袋」
- @handcraftako※外部サイトへリンクします。
─ 紙刺しゅうを始めたきっかけについてお聞かせください。
おおいしさん:以前は布に刺しゅうをしていたのですが、もともと裁縫があまり得意でないため、せっかく作品が仕上ってもそれをポーチやクッションカバーなどにうまく加工できず、そのまましまっておくことがほとんどでした。
そこで、「布ではなく紙に刺しゅうをすれば、面倒な端の処理や難しいアレンジが必要ないのでは?」と考えたことがはじまりです。加えて、見るだけではなく「気軽に使って楽しみたい!」と思い、実用性も兼ねた「ポチ袋」という形体を採用しました。
─ 紙刺しゅうの作品の中で特にお気に入りのものについて、お写真とともにご紹介いただけますでしょうか。
おおいしさん:淡いピンク色の厚紙にレトロな雰囲気のクリームソーダを刺しゅうし、アクセントに刺しゅう糸の水引をプラス。ふわふわなアイスクリーム、シュワっとしたソーダ、そして、キュートなさくらんぼを簡単なステッチで表現しました。
─ とてもポップでかわいいですね!紙刺しゅうを始めたい方へのアドバイスはありますでしょうか。
おおいしさん:前述の通り、紙刺しゅうの一番のメリットは布刺しゅうに比べて手間要らずなところだと思います。
また、もし絵を描くのが苦手でも、厚紙や刺しゅう糸の色をうまく組み合わせたり、図案のイメージに合うように工夫して刺すことで、愛らしくオリジナリティのある作品が生まれます。なので、あまり難しく考えずに、まずは定規で線や丸を描き、それに沿って等間隔に穴を開けて好きな色の糸を刺していくだけでも十分に楽しめるのではないでしょうか。
花束の刺しゅうは色と色との複雑な組み合わせが生まれるのが魅力
続いてお話を聞いたのは、素敵な花束の紙刺しゅうをご紹介いただいたwakakoさん。花束の紙刺しゅうの魅力はどこにあるのでしょうか。
〈wakakoさん・プロフィール〉
- Instagram※外部サイトへリンクします。
─ 紙刺しゅうを始めたきっかけをお聞かせください。
wakakoさん:友人に手紙を送る際、封筒に刺しゅうをしたことが始めたきっかけです。 ほかにはないおもしろいレターセットで手紙を送ろうとお店を探したのですが、ぴんと来るものがなく、何年か前に紙刺しゅうカードの作り方を紹介した記事を見たことを思い出して自分で作ってみようと思いました。
─ では、これまで制作した作品の中で特にお気に入りのものについて紹介いただけますでしょうか。
wakakoさん:糸の本数を変えて質感の違いを出すなど工夫をしました。
花束の刺しゅうは一見合わないように見える色でも縫ってみると意外と馴染んだり、いいアクセントになったり、色と色との複雑な組み合わせが生まれるところが作っていてとても楽しいです。
─ 紙ししゅうを始めたい方へのアドバイスをいただけますか。
wakakoさん:私が紙刺しゅうを始めた時は、ステッチといった刺しゅうの基本を全く知らなかったのですが、実際に縫っていくことで「こうすれば綺麗な縫い目になるな」「こうすると紙が破れるな」といろいろな感覚を掴みました。
紙刺しゅうだけの話ではありませんが、まず自分でやってみるということがやはり大切なのではないかと思います。難しそうと思わず、ぜひチャレンジしてみてください!
紙刺しゅうで意外性を楽しんでほしい
最後にお話を聞いたのは、もともと紙も刺しゅうも大好きだったというsoeru craftさん。お友達からの素敵なオーダーをきっかけに、紙刺しゅうと新たな出会いを果たしたそうです。
〈soeru craftさん・プロフィール〉
想いを、ソエル、アイデア
紙を使ったものづくりをメインに、様々なシチュエーションや想いにそっと華をそえられるようなアイテムを作っています。
- Instagram※外部サイトへリンクします。
─ 紙刺しゅうを始めたきっかけをお聞かせください。
soeru craftさん:最初に紙刺しゅうに出会ったのは、友達と参加したワークショップでした。元々紙も刺しゅうも大好きだったので、自分の好きなもの同士の組み合わせ、そして一見意外な「紙に刺しゅうをする」という魅力に引き込まれました。
今の作風になったのは、ハンドメイドの仕事を始めてしばらく経ってからでした。
ある時友達から「我が子が大人になるまで残せるレターブック」というオーダーを受け、「縫い合わせる」「言葉を書く」の両方の意味がある『綴る』というところをテーマにして、紙刺しゅうで作りたい!と思いたち、久しぶりに自己流で再挑戦したことが紙刺しゅうとの新たな出会いになりました。
─ 紙刺しゅうの作品の中で特にお気に入りのものをご紹介いただけますか。
soeru craftさん:最近のお気に入りは、「紙刺しゅうと切った紙」というテーマで作るメッセージカードたちです。紙刺繍が表す「線」と、切った紙が表す「面」でさまざまな表現を楽しんでいます。
作品を作る中で、紙刺しゅうの線だけで形を描くことも素敵ですが、面があることで紙刺しゅうの良さが活かされるところも感じていて、このテーマでは面を使うことにもこだわっています。
─ 紙刺しゅうのさまざまな表現を楽しまれているのですね。
soeru craftさん:また、紙刺しゅうでメッセージカードを作るときは、先ほどの質問で登場したレターブックと同じく『綴る』というサブタイトルも、こっそり大切にしています。
─ 紙刺しゅうを始めたい方へのアドバイスをいただけますでしょうか。
soeru craftさん:まずは好きな厚めの紙に自由に穴を開けて、好きな糸を選んで、難しく考えず開けた穴に針を通して……ぜひその「意外性」を楽しんでみてほしいです。
「布に刺しゅう」は学校などでも比較的体験したことが多いと思うのですが、「紙に刺しゅう」をする経験は少ない方が多いと思うので、違う素材同士の意外性の魅力をまずは体験してみてほしいと思います!
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取材を終えて
一見難しそうにも思える紙刺しゅうですが、違う素材同士の質感や色合いを楽しみながら創作できることがインタビューから伝わりました。「手先に自信がない」という方も、まずはどんなものを作りたいのか考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
※この記事の内容は、記事掲載開始当初、もしくは更新時のものです。
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