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教育掲載日:2019-07-14 【小学生の親御さん必見】もう悩まない読書感想文の4つのポイント

【小学生の親御さん必見】もう悩まない読書感想文の4つのポイント

夏休みが目前に迫り、お子さまも「今年の夏休みはどこに行こうかな?」とわくわくしていることでしょう。

せっかくの夏休み、終了間際に慌てて宿題をやるのではなく、毎日少しずつでも進めて充実した毎日にしてほしいもの。

しかし、夏休みの宿題の中でも、特に「読書感想文」はつい後回しにしてしまうお子さまも少なくないでしょう。

読書感想文をすぐに書き終えられるかどうかは、事前準備にかかっています。

今回は、本の選び方や書くうえでの素材の集め方、原稿用紙の使い方など読書感想文を書く事前準備を解説します。

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課題となる本を選ぶポイント

課題となる本を選ぶポイント

読書感想文における最初の壁は、課題となる本の選定です。

お子さまが普段から読書好きであれば本の選定もスムーズですが、読書が苦手な場合は苦戦してしまうはず。

本の選定は、読書感想文を進めるうえで重要なポイントです。
最初の壁を突破するためにも、本を選ぶポイントを押さえておきましょう。

ポイント1.映像化している作品

「登場人物や場面がイメージできない」という理由から、読書に苦手意識を持つお子さまも少なくありません。
その場合は、映像化されている作品を鑑賞したうえで、原作を読んでみるのが良いでしょう。

ポイント2.お子さまの好きなものに関する作品

スポーツが好きなお子さまにはスポーツ選手の伝記、ピアノが好きなお子さまにはピアニストが登場する物語など、興味のある分野に関する作品は楽しんで読めます。
それが将来の夢につながる作品であれば、お子さまが学びを得られるだけでなく、「今度はこの本も読んでみよう」と読書に取り組む姿勢が養えます。

低学年の課題本に最適なブックガイド

初めての夏休みを迎える1年生のお子さまは、国語の授業にも慣れ始めたばかり。

本の選定を誤れば、「本はつまらないもの」という意識が根付いてしまいます。
そのため、なるべく文字が大きく書かれているもの、文章が多くないもの、絵本などを選びましょう。

エルマーのぼうけん

出典元: 福音館書店『エルマーのぼうけん』 *外部サイトへリンクします
作:ルース・スタイルス・ガネット 訳:渡辺茂男
出版社:福音館書店
価格:1,200円(税抜)

年老いた野良猫からどうぶつ島に捕らえられている「りゅう」の話を聞いた主人公のエルマー。
彼はりゅうを助けるため、たったひとりで冒険の旅に出ます。

お父さんのリュックサックに詰め込んだ旅の道具で、幾度となく訪れるピンチを乗り越えていくエルマーの姿に、お子さんは「次はどうなるんだろう?」とわくわくするでしょう。
本に付属しているどうぶつ島の地図を見れば、「エルマーは今、ここにいるみたい」とイメージが膨らみます。

やっぱりおおかみ

出典元: 『やっぱりおおかみ』 ※外部サイトへリンクします
作:佐々木マキ
出版社:福音館書店
価格:900円(税抜)

自分の仲間を見つけるため、あらゆる町をさまようひとりぼっちのオオカミ。
いっこうに仲間と出会えないどころか、町の住人に拒絶されてしまいます。
その度にただ一言、「け」とつぶやくオオカミの姿には、お子さまもどこか不思議な魅力を感じるかもしれません。
言葉が少ないながらも、「孤独との向き合い方」という重厚なテーマがうかがえる1冊です。

KADOKAWA『マジック・ツリーハウス』

出典元: KADOKAWA『マジック・ツリーハウス』
作:メアリー・ポープ・オズボーン 訳:食野雅子
出版社:メディアファクトリー
価格:780円(税抜)

アメリカ・ペンシルベニア州に住む兄妹、ジャックとアニーが魔法のツリーハウスを使ってタイムスリップし、様々な時代で冒険を繰り広げる人気シリーズです。
『マジック・ツリーハウス』はすべての漢字に読み仮名が振ってあり、低学年のお子さまでも読み進められるボリュームとなっています。

ふたりは白亜紀やローマ帝国時代のポンペイなど、史実に基づいた時代や場所を訪れるため、物語を楽しみながら幅広い知識を身につけることができます。
そこで抱いた興味から、お子さまが次の本を手に取るきっかけにもなるでしょう。

感想文を書く素材の集め方

感想文を書く素材の集め方

課題の本を読み終えた後は、感想文を書くための素材を集めましょう。

当然ながら、「面白かった」の一言で終わってしまえば感想文は書けません。
ただ、本を読んだ感想について、うまく言語化できないお子さまもいます。
そこで行いたいのは、インタビュー形式でお子さまに感想を聞くこと。

こうすることでお子さまは感想を言語化でき、素材が集めやすくなります。

(例)太宰治『走れメロス』を読んだ際の感想の引き出し方

―どうしてこの本を読もうと思ったの?

「友達と喧嘩したときに、友情について書いている本だと知ったから」

―感動した場面は?

「メロスが一度は諦めそうになったけど、約束を守ったところ。」

―メロスはどんな人だと思った?

「最初は友達を裏切ろうとした嫌なやつだと思ったけど、反省して絶対にセリヌンティウスの元に帰ろうとしていたので印象が変わった。」

―どんなことが学べた?

「友達を信じるのは大切だということ。友達と喧嘩しても、ちゃんと謝れるようになりたいと思った。」

お子さまが言葉に詰まったら、「◯◯はどうかな?」、「あの場面はどう思った?」など、サポートすれば、新たな感想が引き出せます。

ただし、読書感想文で必要なのはお子さまの素直な感想です。
お母さん、お父さんは「この展開からは◯◯が学べるよね」といった決めつけをするのではなく、聞き手に徹し、お子さまの意見に耳を傾けましょう。

インタビューは、スマートフォンの録音機能を使って記録し、書き出して内容を整理します。集まった素材をもとに、構成を作りましょう。

知っておきたい!原稿用紙の使い方

素材を集めて構成を作ったら、早速原稿用紙に書き始めます。
あらためて原稿用紙の使い方をしっかり押さえておきましょう。

知っておきたい!原稿用紙の使い方

題名と氏名

題名は原稿用紙の1行目、3〜4マス目から記入します。
また、氏名は題名の次の行に、下を1〜2マス、苗字と名前の間は1マス空けて記入しましょう。

書き出し

本文の書き始めは、1マス分のスペースを空けます。
同様に段落を変えるときは必ず改行し、最初の1マス分を空けて書き始めます。

「」、『』の使い分け

カギ括弧は、会話や語句を強調する際は通常の括弧(「」)を、書名には二重かぎ括弧(『』)と使い分ける必要が生じます。

また、いずれも1マスを使って記載しますが、次の行の冒頭に来る場合は、前の行の最後のマスに文字と一緒に書き入れます。
また、会話は行を変え、1マス目から書き始めましょう。

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読書感想文で読書のきっかけをつくろう

夏休みの課題として、どの学校でも提出しなければいけない読書感想文。
お子さまが嫌々ではなく、意欲的に取り組めるようにお母さん、お父さん側でもサポートしましょう。

ブラザープリントテラスでは、読書感想文の提出や下書きにも利用できる原稿用紙のダウンロードをすることができます。
ぜひ、利用してみてください。

原稿用紙のダウンロードはこちら

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