P-TOUCH CUBEで始める整理収納入門
P-TOUCH CUBEで始める整理収納入門
整理収納を頑張りたいけど何から始めればいいのかわからない、雑誌で見たような素敵な整理収納がしたい。そんな方々の強い味方、整理収納アドバイザーの小林尚子さんにお話を伺いました。
小林さんは、自宅の収納を見ながら整理収納を学ぶ講座「おうちサロンkoko's room」の開催や、雑誌でのレポート、ブログの運営など整理収納アドバイザーとしてさまざまな分野で活躍されています。
小さなことからはじめよう
小林さん:
整理収納をはじめようとしても、「どこから手をつけていいかわからない」、「やることが多すぎて途方に暮れてしまう」ということはないでしょうか?
そんな方は、まずは冷蔵庫の中だけ、化粧ポーチの中だけなど小さなところからはじめてみましょう。小さなところで成功体験を積み重ねることにより、整理収納へのやる気がぐっとアップしますよ。
例えば冷蔵庫の中。
食材を用途に合わせて分類してトレーに入れています。
ラベルを貼ることで、一目で何が入っているかがわかるようになるだけでなく、見栄えもアップ。
マヨネーズとトマトケチャップはトレーに入れておいて、使う時はトレーごと食卓に持っていきます。
見た目にもわかりやすく冷蔵庫の中が汚れることもなくなります。
小さなところからはじめて、慣れてきたら少しずつ大きなところの整理収納にも挑戦してみてください。
ラべリングのコツはモノの分類
小林さん:
整理収納において、ラべリングというのは仕上げの段階です。
ラべリングにたどり着くまでに、まず
- いるモノといらないモノに分ける
- いるモノを分類して収納する
という作業が必要になります。
モノが多すぎると収納できないですし、分類をしっかりしないと何をどこに入れたかがわからなくなってしまいます。
分類してから収納してラべリングすることで、洗面台の収納棚も
キッチンのシンク下のスペースも
すっきり収まって、取り出しも片づけも楽になります。
分類の出来は、ラベルの文字数にも関係してきます。
分類が上手にできているとラベルはカテゴリー名だけで済みますが、そうでないと収納してあるモノの名前がいくつも入った長いラベルになってしまいます。
カテゴリーの分け方は、個人の好みやライフスタイルによって変わるので、「文房具」「おもちゃ」などモノの種類で分けてもいいですし、「学校」「旅行」などモノの用途で分けてもいいと思います。
分かりやすいラベルを付けておけば、収納ボックスが高いところにあっても
低いところにあっても
一目で中身がわかるようになります。
自分以外の人にもモノの収納場所がすぐわかるので、「○○はどこ?」「○○がない」と聞かれることも減りますよ。
素材に合ったテープを選ぶ
小林さん:
ラベルを作る時は、いかにラベルを貼った素材がキレイに見えるかを考えてテープを選んでいます。
コンソメやかつおだし、白ごま、はるさめなどは、同じ容器に入れてキッチンの引き出しに収納しているのですが、白い容器なので白いテープに黒文字のラベルを貼っています。
見た目がキレイで容器の中身もわかりやすいので、お料理の効率もあがりますよ。
食品保存用やゴミ用など様々な種類のゴミ袋。これらは取り出しやすい収納ケースに入れているのですが、それぞれのケースにラベルを貼ってかごの中に入れることで、使いやすく見た目もスッキリします。
素材とテープの組み合わせとして気に入っているのが、木の素材に透明で白文字のマットテープ。マットテープはつや消しになっているので光の反射をおさえてくれて木の質感が生きるんです。
マットテープの存在を知るまでは、木の素材にラベルを貼るという発想がなかったのですが、この組み合わせを知ってからラべリングの幅が広がりました。
皆さんも自分のお気に入りのモノとラベルの組み合わせを探してみると楽しいですよ。
こんなところでもラベルが活躍
小林さんが実践している、ちょっと変わったラベルの活用法について伺いました。
小林さん:
整理収納でのラべリングというと、収納ボックスや保存容器などの外側にラベルを貼ることが多いのですが、収納の内側にもラベルを貼ることでさらに収納が使いやすくなります。
電池は種類ごとに置き場所を決めて、収納の仕切りの部分にラベルを貼っています。置き場所が決まっていると各電池の買い置きがどれくらい残っているかがわかりやすいので、足りなくなったり買い過ぎたりすることもなくなりますよ。
カード類は、クリアファイルを切って「美容院」「図書館」などのラベルを貼ったものを使って仕分けしています。紙だと使っているうちにボロボロになってしまいますが、クリアファイルは丈夫なので長い間使うことができます。
押し入れなどの奥にモノを収納しておくと、片付けた人以外はそこに何があるかわからないですし、片付けた人も時間がたつと何を置いたのか忘れてしまいますよね。
例えば押入れの上段奥。
そんな時は、収納した場所の手前にラベルを貼っておけば一目で奥にあるものがわかります。
収納ケースの上の、奥と手前にそれぞれモノを置いている場合でも、
奥に何が置いてあるのかがすぐにわかります。
透明のテープを使ってさりげなくラべリングするのがおすすめです。
飾って使えるピータッチキューブ
小林さん:
ラベルライターというと、普段は引き出しの中などに入れておいて使用する時だけ出すというイメージですが、ピータッチキューブはデザインもいいので、しまわずに飾りながら使いたいですね。
リビングにも合いますし、
キッチンのカウンターに置いても自然です。
取り出す手間がなくなるので、ラべリングする機会が今以上に増えそうです。
スマホさえあればラベルのデザインができるので、電車の中やちょっとした待ち時間などにラベルをデザインして、家に帰ってから印刷するという使いかたができるのもいいですね。
名前付けなどで何回も同じ内容のラベルを作ることがあるので、デザインしたラベルを保存して後からまた使えるのも便利です。
忙しいから効率よく生活するために整理収納やラべリングをするという方にとって、短い時間でもスマホで簡単にラベルが作れるピータッチキューブは、ぴったりのラベルライターだと思います。
皆さまも是非、ご活用ください!
整理収納アドバイザー1級
小林 尚子さん
アプリ掲載例:
シャンプーは透明な容器に詰替えて
おうちサロンkoko's roomやカルチャーセンターなど多岐に渡る整理セミナーの講師として活躍中。ESSEプラチナレポーターとしてブログを配信するほか、最強ムジラーとしてもTV、雑誌で活動中。
http://littlekoko.exblog.jp/