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【スキャンカットってなに?】100円ショップの素材にチャレンジ②厚手素材編
スキャンカットに関する「よくあるご質問」に答えていく連載企画。
前回に引き続き、100円ショップで購入できる素材をカットできるかどうか実験していきます。
第2回目の題材は、厚手素材です。
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スキャンカットに関する「よくあるご質問」に答えていく連載企画。
今回から複数回にわたり、100円ショップで購入できる素材をカットできるかどうか実験していきます。
1回目の題材は、薄い紙とシール素材です。
事前準備
カットする素材
アクセサリーや雑貨作りに役立つ合皮、PVC素材、特に厚手の素材としてハードフェルトを用意しました。
使用する製品
今回の実験では、SDXシリーズのSDX1200を使用します。
製品と消耗品は使いかけの状態で、新品ではありません。
【留意事項】
機構の異なるCMシリーズを使用した場合や、刃やマットの消耗度合いによっては、今回の実験と結果が異なる場合がございます。
使用するデータ
前回同様、2mm四方の小さな図形をはじめ、サイズや形の異なるいろいろな図形をカットしていきます。
【各図形のサイズ】 |
〇△□:上から2mm、4mm、8mm、2cm、3cm四方 |
A・す・♡:それぞれ約2cm四方 |
星:ヨコ7cm、タテ8cm程度 |
実験スタート
合皮
紙より少し厚手の素材として、まずは合皮にチャレンジ。
合皮は裏面が布状になっているものがあるので、表面をマットに貼ると仕上がりがきれいです。
カットデータを呼び出したら早速スタート!
素材の厚み:約0.4mm
使用マット:強粘着カッティングマット (12インチ)
使用した刃:自動調整用替え刃
所要時間 :2分程度
この合皮では2mm四方の図形も、精密にカットすることができました!
切り抜いた後の素材もこの通り、角までしっかりカットできています。
※合皮は厚さや柔らかさが非常に様々あるので、必ず試し切りしてからご使用ください!
今回は裏向きでマットに貼ったので、『す』の向きが反転しました。
読めるように使いたい場合は、データを反転させておくことがポイントです。(本体でも操作可能です)
PVC素材
PVC素材は合皮とは対照的にとても張り付きやすい素材なので、弱粘着カッティングマットがおすすめです。
素材の厚み:約0.5mm
使用マット:強粘着カッティングマット(12インチ)
使用した刃:自動調整用替え刃
所要時間 :2分程度
2mm四方の図形まで、とてもきれいにカットできました!
下書きが目立つ素材なのでスキャンカットで切れるのは嬉しいですね。
〇、△のような難しい形についても、肉眼で見る限りは縦横比や丸みにも歪みは見られなさそうです。
Aの中の三角形部分もきれいにカットできています。
手作業でやるとどうしても切り込みすぎてしまうので、機械ならではですね。
ハードフェルト(厚さ3mm)
スキャンカットでカットできるMAXの厚みの素材にチャレンジします!
厚手の素材はどうしても硬いので、カット中にマットから外れたり、浮き上がったりしてしまうことがあります。
四隅を弱粘着の養生テープやマスキングテープで止めてカットしてください。
ちなみに事前にカッターナイフで切ってみたのがこちら。
思ったより刃が刺さらず、切り終わるまでに2分くらい掛かりました。
カッターナイフだと線が若干カクカクしているのと、断面が斜めになってしまうのが気になります。
スキャンカットでは果たして…?
素材の厚み:約3mm
使用マット:強粘着カッティングマット(12インチ)
使用した刃:自動調整用替え刃
所要時間 :6分程度
2mm四方はカットできなかったものの、4mm以上はしっかりカットできました!
4mmの三角形がこの通り!断面もまっすぐ、垂直に切れています。
『す』も立体的でいい感じです!
厚手素材のまとめ
・ある程度の硬さの素材であれば、同梱の消耗品でMAX3mmの厚さまではカットできる
・素材の硬さにもよるので、必ず試し切りを行う
スキャンカットに関する疑問を解消していこう!
今回は100円ショップで購入できる素材の中から、比較的厚手の素材をカットしてみました。
次回はもう少し難易度を上げて硬い素材にチャレンジするので、お楽しみに!
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【スキャンカットってなに?】製品の説明から基本的な使い方まで
コメントの中で「スキャンカットで何ができるのかわからない」、「スキャンカットの操作は簡単そうだけど、わたしのやりたいことはできるの?」など、スキャンカットに興味を持っているからこそ生まれる質問が多く寄せられましたが、配信の限られた時間では十分に回答することができませんでした。
そこで、今後はスキャンカットに関する「よくあるご質問」をクラフト日和で定期的に紹介していきます。