BFC4-5000-DC380V
72時間の長期運転が可能な高出力モデルを実現。
通信基地局など、重要な社会インフラに電力を供給します。
構成例
AC電源を必要とする情報機器等のバックアップ用途で利用するケース(高圧水素ガスを利用)
BFC4-5000-DC380VはDC出力をベースとしているため、コンバータを用い、AC出力へと変換します。
変換ロスも発生しますが、AC3.6kWの電源として長時間、安定した電力を供給することが可能です。
「導入事例・瑞穂工場でのコジェネレーションシステムによる電熱利用」のように、大規模災害時に20-40名程度の危機対策室が立ち上げられるとします。
この場合、サーバ×2台、デスクトップ/ノートPC×40台、照明×2部屋、スマートフォン×100台を対象に給電した場合、合計3kWほどの出力に対応します。
参考の構成例では、一般的に流通している300立米分の高圧水素ガス(カードル)を利用しています。
BFC4-5000-DC380Vは、AC 3.6kWを出力し続けた場合、約2.7立米/時程度の水素を消費するため、定格出力を約110時間(約4.6日間)の運転が可能です*1。
出力が定格に満たない場合、さらに長時間のバックアップが可能となります。
水素燃料(カードル)は交換、補充することで、さらに運転時間を伸ばすことが可能です。
地産地消水素の活用
気候変動対策や、国レベル・企業レベルでのESG投資が盛んになる中で、水素に期待される役割も多岐に渡ってきています。
自然環境の変化によって、大きく出力が変動する太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーに対して、水素を蓄え、燃料電池で発電することでエネルギー需給のバランスを安定させることができる、地産地消水素を活用するための構成例をご紹介します。
太陽光発電による発電量は日照状況によって変動します。
従って、通常は電気機器へ供給する電力を安定させるために、商用電力と調整しながら必要な電力を供給しています。その結果、日中の太陽光発電による発電量が多い時間帯には、利用されない余剰電力が発生します。この電力を捨てることなく、水電解装置で水素を製造するのに利用することで、無駄のないエネルギーの蓄積をすることができます。
製造した水素は、変質することがないため保管性が高く、タンクや水素吸蔵合金に貯めておくことが可能です。
再生可能エネルギーの発電量が少ない時間帯では、貯蔵していた水素を利用して燃料電池が発電を行います。
生み出された電力は、再生可能エネルギー由来の水素となるため、カーボンフリー電力です。
導入事例
ブラザー燃料電池が導入された背景や選択の理由、成果をご紹介します。
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