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知っておきたい!IT機器リースのメリットとデメリット

#リース機器

IT機器を導入する際、購入とリースのどちらが良いか悩むこともあるのではないでしょうか。特に、コストや更新頻度を考慮すると、リース契約は多くの企業や個人事業主にとって魅力的な選択肢となります。本記事では、IT機器リースの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、契約時のポイントまでを詳しく解説します。リースを活用して、賢く設備投資を行いましょう。

1. IT機器リースとは?基本の理解

IT機器リースとは、指定された期間、機器を借りて使用する契約のことです。リース契約を結ぶと、月々の料金を支払うことで機器を利用できます。契約が終了した時点で、借りていた機器を返却するか、または購入するかを選べる場合もあります。

購入時のような大きな初期投資が不要になり、月々の費用で必要な設備を整えることができます。

リース対象となる機器には、プリンター、パソコン、ネットワーク機器、オフィス用ソフトウェアなどがあり、ビジネスに必要な機器を簡単に導入できるメリットがあります。

起業初期の資金繰りが厳しい場合や、急成長を目指す小規模事業者にとって、リースは資産負担を軽減し、柔軟に事業を拡大する手段となることが多いです。

2. IT機器リースのメリット

IT機器リースには、コスト面や利便性の観点から多くのメリットがあります。初期費用を抑えられる点や、最新機器を定期的に導入できる点は、多くの企業や個人事業主にとって大きな魅力です。

本章では、IT機器リースの具体的なメリットについて詳しく解説していきます。

初期費用を抑えられる

新しく機器を購入する際に大きな初期費用が必要となりますが、リース契約を選ぶことで、月々の支払いで使用できるため、初期投資を大幅に抑えることができます。

小規模な事務所や自宅で運営している個人事業主にとって、リースは手軽に必要な設備を整えるための理想的な選択肢です。

最新機器を使える

リース契約の最大のメリットの一つは、契約期間終了後に最新の機器に切り替えることができる点です。

例えば、3年契約で使用していたプリンターが古くなったとしても、契約終了時には最新モデルのプリンターを導入することが可能です。

これにより、常に業務に最適な機器を使用し続けることができ、技術的な遅れを防ぐことができます。

税負担を軽減できる

リース料は月々の経費として計上できるため、個人事業主や起業したばかりの小規模企業にとって、税制上のメリットがあります。

資産として計上されることなく、リース料を経費として計上できるため、税負担を軽減することが可能です。

また、購入では一度に大きな支出が発生するため、資金繰りに影響が出ることがありますが、リースの場合は月々のコストを安定させることができ、事業運営がしやすくなります。

3. IT機器リースのデメリット

IT機器リースは多くの利点がある一方で、注意すべきデメリットも存在します。

契約期間が長くなると総支払額が購入費用を上回る可能性がある点や、リース終了後に機器の所有権が移らない点などが挙げられます。

また、契約内容によっては、使用目的に制限がかかることもあるため、事前にしっかりと確認する必要があります。

本章では、リース契約を検討する際に押さえておきたいデメリットについて詳しく見ていきます。

総額が高くなる場合がある

リース契約の注意点は、長期間契約を結ぶと、月々の支払いは少なくても、総支払額が購入する場合の金額を上回ることがあるという点です。

例えば、プリンターを数年間リースすると、最終的に購入価格を上回る総額を支払う可能性があります。そのため、リース契約を選ぶ際には、契約期間と総額をしっかりと比較し、最もコストパフォーマンスが良い選択をすることが大切です。

機器の所有権が移転しない

リース契約では、機器の所有権はリース会社に残ります。契約期間中は自分のものとして使用できますが、契約終了後にその機器を引き続き所有したい場合、別途購入費用が発生します。

例えば、長期間使用したいプリンターやパソコンをリースで借りた場合、契約終了後にその機器を買い取るには追加で費用がかかることがあります。

事業に必要な機器を長期間利用したい場合は、この点を考慮してリース契約を選ぶことが重要です。

使用目的に制限がかかることがある

リース契約には使用目的に制限がある場合があります。

商業利用や特定の用途に関する制約が設けられている場合があり、契約内容をしっかり確認しないと、後からトラブルが発生する可能性があります。

例えば、リースされたプリンターを自宅以外の事業所で使用することに制限がかかっていたり、特定の業務にのみ使用できる条件が付いていたりすることがあります。

契約前に細かな利用規約を確認することで、後々のトラブルを避けることができます。

4. IT機器リースを選ぶ際のポイント

IT機器リースを活用する際には、自社のニーズに合った機器を選ぶことが重要です。

また、契約期間や月々の支払額、ランニングコストを事前に把握し、長期的な視点で最適なプランを選ぶ必要があります。

本章では、リース契約を選ぶ際にチェックすべきポイントについて解説します。

ニーズにあった機器を選ぶ

リースする機器を選ぶ際には、まず自分の事業に必要な機能をしっかりと把握することが重要です。

プリンターを例に挙げると、以下のような要素を考慮する必要があります。

  1. ●印刷枚数:月間にどれくらいの印刷が必要か
  2. ●カラー印刷の必要性:カラー印刷が頻繁に必要か
  3. ●機能:スキャナー機能やFAX機能が必要か、無線接続が可能かなど

例えば、少人数の事務所であれば、A4サイズのインクジェット複合機が適しているかもしれません。一方、A3サイズの書類印刷が必要な場合は、下記のようなA3インクジェット複合機を選ぶと良いでしょう。

DCP-J4143N
A4インクジェット複合機
DCP-J4143N
参考価格:40,700円(税込)
※ブラザーダイレクトクラブ参照
MFC-J7500CDW
A3インクジェット複合機
MFC-J7500CDW
参考価格:99,000円(税込)
※ブラザーダイレクトクラブ参照

リース契約期間と月々の支払額を確認する

リース契約の期間は通常3~5年で、長期間契約を結ぶほど月々の支払いは低くなる傾向があります。

しかし、長期契約の場合、途中で解約すると違約金が発生することがあります。もし契約途中で事業の成長や変化により機器を変更したくなった場合、契約内容に柔軟性があるかどうかを確認しておくことが大切です。

契約前に、リース期間や解約に関する条件をしっかりと把握しておくと、後々のトラブルを避けることができます。

ランニングコストを把握する

リース料金だけでなく、機器を使うことで発生するランニングコストについても事前に把握しておくことが重要です。

プリンターの場合、インクやトナーの交換が必要になるため、その頻度やコストが予想以上に高くなることがあります。リース料金が安くても、消耗品のコストがかさむと、長期的には高額な支出につながる可能性が考えられます。

リース契約を選ぶ際には、ランニングコストまで考慮し、トータルで最もコストパフォーマンスの良いプランを選ぶようにしましょう。

しかし、リース契約では機器の所有権がリース会社にあるため、契約期間が終了すると返却が必要です。長期間利用する場合、買い替えのたびに新たなリース契約を結ぶことになり、結果的にコストが膨らむ可能性があります。

一方で、購入した場合は初期投資こそ必要ですが、長期間使用すればするほどコストを抑えられます。また、不要になった際には売却することも可能なため、資産としての価値も見込めます。使用する機器に合わせてカスタマイズがしやすく、ランニングコストをより柔軟に管理できる点もメリットの1つです。

このように、長期的な視点でコストを抑えたい場合や、機器の自由な運用を重視する場合には、リースよりも購入を選択するほうがおすすめです。

5. IT機器リースのメリット・デメリットを理解して効率的な設備投資を

IT機器リースは、初期投資を抑えて業務に必要な機器を導入するための非常に有効な方法です。しかし、リース契約を選ぶ際には、月々の支払額やランニングコスト、長期的な費用に加えて、契約内容や使用条件についてもしっかりと確認することが重要です。

リース契約のメリットを最大限活用するためには、自分の事業のニーズに最適な機器とプランを選ぶことが鍵となります。

特にプリンターの場合、業務に必要な機能や印刷枚数を明確にし、機器とリースプランを選ぶことで、無駄なコストを避け、効率的な事業運営を実現できます。契約前にリース内容を詳細に確認し、経営状況や事業の成長に合わせた柔軟な選択を行うことで、スムーズな設備投資が可能になります。

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