共同物流株式会社様では、もともと無線LANとハンディターミナル等で発送物管理を行っていましたが、複雑な設定やプログラミングなどに時間とコストがかかるのが課題でした。そこで、新規受託案件に対応するため、バーコードリーダーとプリンターをBluetooth®︎で接続しバーコード複製を行う、新しいシステムを導入。安価かつ短時間で構築できるという要件を満たしたのが、アイメックス社のモバイルスキャナーと、ブラザーの感熱モバイルプリンター「RJ-4030」でした。

モバイルスキャナーとモバイルプリンターの組み合わせを選定したのは、「設定が簡単」「新たなネットワーク環境が不要」「持ち運びが可能」などの理由でした。特にモバイルプリンターは、コンパクトで頑丈、さらに高速印刷が可能であることなどが決め手となりました。導入後も一切の不具合がなく円滑に運用されています。バーコード複製作業はパートスタッフが担っていますが、操作が簡単なので業務効率も大幅にアップしました。発送物のシリアル番号と発送先を紐付けるという目的が、当システムで見事に達成されました。-4030」でした。

従来のシステムで課題となっていたのが、商品のピッキングと梱包作業の迅速化と正確化でした。据置型のラベルプリンターは高額かつ大型だったため､設置台数は4台のみ。荷札貼付待ちの荷物が溢れて、作業フローのボトルネックとなっていました。また貼付担当者の作業負荷が大きく、貼付間違いのミスも多発。そこで2015年、倉庫業務のトータルコスト削減のために、物流システムを全面的に刷新し、ラベルプリンターも据置型からモバイルプリンター「RJ-3150」に変更しました。

日本ユニパック株式会社様では、物流システムの刷新に合わせて出荷作業フローも変更。ハンディターミナルから読み取った商品バーコードを無線LANで送信し、即座に荷札を出荷できるようになりました。そのため、それまで2名だったピッキングと荷札貼付作業を1名に集約し、大幅な迅速化と正確化を実現しました。1人1台の「RJ-3150」の導入により、出荷作業が大幅に効率化。作業時間とコストが大幅に削減され、荷札の貼付ミスもゼロになりました。