2024年ニュースリリース
ダイカスト部品のバリ取り加工に特化したデバリングセンター 「SPEEDIO(スピーディオ)」 新モデル DG-1 発売
デバリングセンター SPEEDIO DG-1
2024年9月24日 ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(社長:池田和史)は、ダイカスト部品のバリ取り加工に特化した「デバリングセンター SPEEDIO DG-1」を9月24日に発売します。なお、この新モデルは、2024年11月開催のJIMTOF2024(第32回 日本国際工作機械見本市)及びj-dec2024(日本ダイカスト会議・展示会)に出展予定です。
デバリングセンター SPEEDIO DG-1
デバリングセンター
SPEEDIO DG-1
デバリングセンター | ||
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発売日 | 2024年9月24日 | |
標準価格*1 | DG-1 | 988万円(税抜) |
1,086万円(税込) |
- *1: 本体価格
デバリングセンター SPEEDIO DG-1
今回発売する新モデルは、ダイカスト部品のバリ取り加工に特化した専用マシンです。従来のSPEEDIOが部品加工を目的としていたのに対して、デバリングセンターDG-1はダイカスト部品の製造工程で発生する、素材のバリを取り除くことを目的としています。
ダイカスト部品のバリ取りは手作業で行われることが多く、人手不足により、作業者の確保が難しくなっています。また、ロボットやNC加工機によるバリ取りでは、プログラムの作成や加工経路の修正に時間を要するため、容易に短時間で工程を立ち上げることができるバリ取り専用加工機が求められています。今回発売する新モデルでは、ブラザー独自の加工立ち上げ機能により、効率的なバリ取り作業を実現します。
ブラザー独自の機能により、加工立ち上げ工数を大幅に削減
デバリングセンターDG-1は使いやすさを追求した機能を多数搭載しています。加工経路の自動生成やタッチパネルでの経路補正、プログラムの自動変換など、ブラザー独自の機能により、NCプログラムに関する知識が無くても、容易に短時間での行程の立ち上げが可能となります。
特に、ブラザー独自の機能として、加工経路の自動生成機能により、移動方向や速度の直感的な操作が可能なティーチングコントローラー(オプション)を使いながら、代表点を設定するだけで、加工経路を自動的に生成することができます。また、移動速度や力を抑える低トルク機能により、ミスが発生しても機械が異常な接触を検知して停止するため、故障のリスクを減らすことができます。
また、自動生成された加工経路は、タッチパネルで修正したい箇所を選択し、補正量を入力するだけで、経路や条件を修正することができます。
ロボットやNC加工機では、加工経路を作成する際、再設定(再教示)作業やNCプログラム修正を繰り返すため、多くの時間を要します。一方、デバリングセンターDG-1はこれらの作業が不要になるため、加工の立ち上げ時間を約70%短縮することが可能です。
変種変量生産に最適な広い加工エリア
デバリングセンターDG-1は広い加工エリアを持つため、中型クラスのダイカスト部品を加工することができます。また、治具設計の自由度が高く、変種変量生産に対応しています。
バリ取り加工に適した機械設計
デバリングセンターDG-1は、バリ取り加工に最適な主軸を搭載しています。20,000 min-1の主軸モーターにより、適正な加工条件を設定できるほか、バリ取りに適した剛性を持つ主軸によって、バリの大きさに影響されず、安定したバリ取りが可能になります。
主軸テーパ穴:7/24テーパ No.15
主軸最高回転数:20,000min-1
加えて、ピックアップ方式*2ATC(自動工具交換装置)は、切削工具6本も収納できるため、バリの形状に合わせたバリ取り工具の選択が可能です。また、開閉方式のカバーを採用することで、加工中に発生した切粉が工具室に侵入するのを防ぐことができます。
- *2: 主軸が工具の脱着を行い、工具交換を実施します。
<お客様 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 産業機器営業部 堀江(ホリエ)
TEL : 0566-95-0080
FAX : 0566-25-3721
<報道関係 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 産業機器営業部 青沼、何(カ)
TEL : 0566-95-0075
FAX : 0566-25-3721