CSR日和
事業での貢献
2025.04.23
親子で楽しくスムーズに移動!
学生が手作りしたエレベーター案内表示
ブラザー販売は、オープンハウス名古屋支社と名古屋学芸大学が取り組む「子育て世代に優しい街を目指す産学協同プロジェクト」に賛同しました。
そこで、同大学の学生が考案したエレベーター案内表示の制作に対して、当社のカッティングマシンSDX1200を提供することで活動を支援いたしました。
この案内表示は、小さい子ども連れのお客さまが楽しみながら駅構内を移動できるように、名古屋市営地下鉄東山線の東山公園駅で2025年3月13日から2025年5月6日まで掲示されています。
今回、制作に携わった幼児教育・保育やデザインを学ぶ学生たちへインタビューを行いました。
活動の中で難しかった点や苦労した点とその解決方法を教えてください。
エレベーターの位置を、言葉ではなく視覚的にわかりやすく示すことに、とても苦労しました。
最初は、日本語の文や多くの矢印を使った案が出ていましたが、誰でも見ただけで理解できるユニバーサルデザインを目指しました。
動物のイラストが指で方向を示したり、旗の先端に立体の矢印を付けたりすることで、直感的に捉えられるデザインに仕上げました。
制作で工夫したポイントを教えてください。
今回の案内表示は、動物園の最寄り駅での掲示であり、親子連れを対象にしていたので、子どもの興味を引くようなデザインを意識して、動物をモチーフにしました。
動物とその足跡が、矢印の役割を果たすように工夫し、親子が見やすい位置に配置しました。
子どもの目線は大人の目線より低いため、下の方で案内表示をする方がいいのでは?という意見が制作過程ではあがりましたが、人混みでも見つけられるように、そして、ずっと目で追わなくても、見上げた時にどこまで案内標識が伸びているのか把握しやすいように、上方に掲示しました。
私たちも子どもや親御さんの立場になってデザインをしました。
最後に、東山公園駅を利用される方や、読者の方にメッセージをお願いします。
今回の案内表示は、ベビーカーユーザーや小さな子ども連れのかたがたが、エレベーターの位置を簡単に見つけられるように工夫をしています。
この案内表示を見て駅構内の移動がスムーズになり、公共交通機関が便利な移動手段だということを感じてもらい、わくわくした気持ちで外出を楽しんでもらえたらうれしいです。
SDX1200で案内表示を裁断する様子
筆者感想
学生たちは、それぞれが学んできた子どもやデザインに関する知識を組み合わせ、何度もデザイン案を練り直し、制作を進めてきたそうです。親子で楽しく迷うことなく地下鉄駅構内を移動できるようになることで、子育て世代にとっては地下鉄の利用が一層便利になります。
学生たちの創造力が、今後も多くの人々の喜びや利便性につながることを期待しています。