CSR日和
事業での貢献
2021.01.08
アップサイクルという考え方
ブラザーグループでは1999年より、循環型社会を構築するためのキーワード「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」に、「リフューズ」と「リフォーム」を加えた「5R」をキーワードとして環境活動を行っています。特に「リフォーム」は、新しい意識と発想で現在あるものの形を変えて新しい価値を生み出すという、ブラザーグループ独自の考え方です。
このリフォームと似ている概念ですが、近年「アップサイクル」という考え方が注目されています。アップサイクルとは、元となる製品・商品が持つ性能・形状を活かしながら、それが古くなったもしくは不要になったときに新しいアイデアをプラスすることで別のモノに生まれ変わらせるという考え方です。
まさにサイクルに価値を加えて「アップ」させるということ。
衣料品の大量生産、大量廃棄が問題視される昨今において、衣料品を生み出す「ミシン」を製造するブラザーとして、このアップサイクルの考え方をもっと浸透させ、もっと楽しく、身近に感じられるようにしたい。
そんな想いから、なごや環境大学、錦二丁目まちづくり協議会、名古屋市が主催する「みちにわSDGsマルシェ」に出店する「ツクロウ」ブースに参加しました。
「ツクロウ」では「洋服を楽しく直そう!」をコンセプトに、今ある洋服を長く大切に切るための提案、ボタンの正しい付け方が学べるボタンブローチワークショップとお手持ちの洋服や小物にブラザーの刺しゅうミシン「parie」で刺しゅうサービスを行いました。
ズボンにできたシミを隠すため、はぎれに刺しゅうして縫い付ける作戦
ミシンという生産財のメーカーとして、限りある資源を使いつくすのではなく、今ある資源をもっと楽しく、もっとおしゃれに活用していく。
お気に入りのエプロンにちょうちょうの刺しゅうでワンポイント
持続可能な社会の実現のためにブラザーとしてできることはまだまだあること、そしてこうした人とつながることで思いもしないアイデアが生まれていくことを実感できた一日でした。