ブラザー販売株式会社

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事業での貢献

2024.09.11

防災月間 Xキャンペーン
「ボディバッグ」製作協力団体にインタビュー!

防災月間 Xキャンペーン「ボディバッグ」製作協力団体にインタビュー!

ブラザー販売では、防災月間に合わせて、防火・防災の意識向上を目的としたXキャンペーンを実施しております。<2024年9月16日まで>

このキャンペーンクイズの正解者の中から抽選で、名古屋市消防局から提供いただいた、現場で活躍した防火服をアップサイクルした「ボディバッグ」を7名様にプレゼントいたします!

※キャンペーンの詳細はこちら[新しいウィンドウ]

防火服をアップサイクルしたボディバック

「ボディバッグ」の製作にあたり、「社会福祉法人 名古屋市身体障害者福祉連合会 名身連第一ワークス・第一デイサービス(以降、名身連第一ワークス)」にご協力をいただきました。

名古屋市身体障害者福祉連合会の就労継続支援B型事業では、一般企業などでの就職を希望されないかたに働く場所を提供しています。そして、その中で知識や能力の向上のために必要な支援を行う取り組みを行っています。

そこで今回、名身連第一ワークス職員のIさん、利用者のKさんに、縫製のお仕事や、「ボディバッグ」製作についてインタビューをしました。

初めに、名身連第一ワークスの活動について教えてください。

(職員Iさん)名身連第一ワークスの就労継続支援B型事業では、縫製、軽作業、施設外就労などの作業を通して就労訓練しながら個々の目標に合わせた取り組みを行っています。
縫製作業では、地域企業からの下請け作業を受注したり、自主製品※の開発・販売をして、それらの収益を利用者のかたがたの工賃としてお支払いしています。
また、数年前に名古屋市消防局から防火服のアップサイクルのお話をいただき、バッグなどの製品開発・販売に力を注いでいます。
※自主製品…障がいのある方々が、就労支援施設で製造・生産している製品のこと

今回、なぜ製作にご協力いただけたのでしょうか?

(職員Iさん)今回、同じ地域でアップサイクルの取り組みや、障がい者の就労支援をしたいという同じ想いを持った企業とつながれることをうれしく思いました。
私たちが取り組んできた防火服アップサイクルの実績を知っていただいていたこと、障がい者施設と一緒に何かをしようとしてくださったことで、その先に何か新しいことを始められるのではないかという期待がありました。
アップサイクル品の開発・販売を通して、縫製知識や作業能力、工賃向上にもつながるといったことから、この「ボディバッグ」の製作を引き受けたいと思いました。

Kさんが、「ボディバッグ」の縫製作業をしてくださったとのことですが、このお仕事はどのような経緯で始められたのですか?

(利用者Kさん)もともと私はキャリアカーのトレーラー運転手で、長距離輸送をしていたのですが、半身まひになり名身連第一ワークスを利用することにしました。
職員Iさんから「ミシンの作業をお願いします」と言われたとき、本当はやりたくなかったんです。これまで大型トラックの運転をしてきた私ですし、ミシンはやったことがなかったので。
何度も断ったのですが、「軽作業にはいつでも移ることができるから、まずは、だまされたと思ってやってみよう!」と言われました。
私は右半身まひのため、体の左側しか動かすことができませんが、Iさんが左手だけで実際に縫って物を作ってくれたので、最初は半信半疑でミシンの縫製を始めました。

Iさん、どうしてKさんにミシンを強く勧められたのですか?

(職員Iさん)最初にミシンを試しに操作してもらったとき、器用なかただということはすぐ分かりました。また、運転手をされていたので工業用ミシンのペダルの操作は絶対に得意だと確信がありました。
やったことがないことに対して「できない」という先入観は誰でもあると思うんです。
だから私は「やってごらん!できるよ!!」と言って背中を押すようにしています。できなかったところは、どうしてできなかったのかを一緒に考えればいいんです。

ミシンを使った作業は技術が必要で難しいのですが、高い工賃を得ることができます。
最初は、1日で袋を10枚しか作れなかったのが、1日で100枚できるようになったら、それはKさんの収入と自信になると信じていたので、あえて「挑戦」することをお願いしました。

ミシンでボディバックを縫うKさん

提供いただいた防火服の色がさまざまだったかと思いますが、配色やデザインを考えるのは大変だったのではないですか?

(職員Iさん)普段から自主製品の開発においては、利用者自らがアパレルショップに行ってデザインを研究したり、縫製の本で調べたりしながら製品を作り上げています。
ですから、特に今回「困った!」ということにはならなかったですね。
むしろ、自らデザインや手法を考えることで、利用者も前向きになり、もっとやりたいという気持ちにつながりました。
また、バッグを体にかける方向によってどちらからも開けられるようファスナーのスライダーを2つ付けて両開きできるようにするなど、これまでの製品開発によって得た知識を盛り込むことで、機能性に優れた「ボディバッグ」に仕上がりました。

最後に、読者のみなさんやプレゼントを受け取られた方にメッセージをお願いします!

(利用者Kさん)私は、縫製の仕事を通して、失語症と半身まひを乗り越えました。職員さんからの、「がんばってみよう!」「挑戦してみたら?」という声がけや、周囲の応援と支援があったので、さまざまな困難を乗り越えられたと思います。
始めは誰でも失敗します。いっぱい失敗しても最後には成功できるので、みなさんもがんばってください!

(職員Iさん) ひとつひとつ丁寧に手作りさせていただきました。
お出掛けする際のアイテムとして気に入って使っていただけるとうれしいです!

防災月間Xキャンペーンの概要は弊社公式Xをご覧ください。

ブラザー販売公式X[新しいウィンドウ]

名古屋市消防局[新しいウィンドウ]

社会福祉法人 名古屋市身体障害者福祉連合会 名身連 第一ワークス・第一デイサービス[新しいウィンドウ]

ブラザー販売 SDGsの取り組み

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