CSR日和
事業での貢献
2023.12.18
【前編】岩手県『滝沢市版まちづくりキットすごろく』が完成!
~滝沢市役所職員のすごろくにかける想い~
ブラザー販売は、包括連携協定を結んでいる滝沢市と共に、滝沢市への地域愛を醸成するため、「滝沢市版まちづくりキット」※を活用した『滝沢市版まちづくりキットすごろく』(以下、『すごろく』)を制作しました。
※「滝沢市版まちづくりキット」は、岩手県立大学・盛岡大学・スイカのガスタンクなど、滝沢市内の特徴的な建物をペーパークラフト化したものです。
滝沢市に住む子どもや若者が自分たちの住む町・滝沢市をもっと知って、愛着を持ってほしいという市役所職員の想いが込められています。
この『すごろく』は、「滝沢市での人生の疑似体験」をテーマにしています。
盤面は滝沢市の地図になっており、ゆかりのある10種類の仕事に就きながら、マスに書かれた滝沢市ならではの魅力的な出来事を体験し、「幸福ポイント」を集めていくというゲームです。
『すごろく』の制作プロジェクトは、2022年6月からスタートしました。岩手県立大学・盛岡大学・岩手大学の学生8名が有志でワークショップに参加し、「若者」の視点も活かしながら、産・学・官の連携により取り組みました。
『すごろく』の制作過程はこちらをご覧ください。
『すごろく』の完成にあたり、プロジェクトを支えてきた滝沢市役所職員IさんとAさん(前編)、地域愛を醸成するため制作に挑戦した地元大学生(後編)にインタビューをしました。『すごろく』への想いを、前編・後編で、ぜひご覧ください。
まちづくりキットを使って、『すごろく』を作ろうと思った理由はなんですか?
滝沢市では、地域への愛着を醸成するため、ブラザー販売さんとの包括連携協定により制作した滝沢市版まちづくりキットを活用してきました。
「作る」というまちづくりキットに、「遊び」と「学び」の要素を取り入れることができれば、子どもたちが楽しみながら滝沢市を知り、愛着を深めることができるのではないかと思いました。
そのコンテンツに、ボードゲームとして馴染みの深いすごろくを作ろうと考えました。
プロジェクトを進める中で苦労したこと、大変だったことはなんですか?
まずはしっかりと「遊べる」コンテンツにすることを考え、どういったルール設定なら盛り上がりを作れるかという段階で苦労しました。
単純にすごろくのマスを進んでいくだけでなく、そこでの出来事に一喜一憂できるか、ポイントの増減をどうするか、要素を詰め込みすぎて難しくなっていないか、といったような全体のバランスを考えつつの仕掛けづくりは頭を悩ませました。
また、「遊び」の中にも滝沢を知るという「学び」の要素を散りばめるため、滝沢市内のさまざまな施設や出来事をすごろくのマスに配置していくこと、大きな特徴である「就職」に関する職業の種類やガイドブックの内容を考えることなど、さまざまなアイデア出しも大変な作業でした。
大変でしたね。どうやって解決したのですか?
これらの課題解決には、プロジェクトに参加してくれた大学生の活躍が欠かせませんでした。ワークショップでは学生自身が楽しみながらアイデアを出しつつ、みんなで取捨選択をしました。結果として、とても良い物に仕上がったと思います。
これからどのように活用していきたいですか?
現在は、市内の放課後児童クラブや各種イベントでの体験会を実施しています。また、プロジェクトに参加してくれた大学生の紹介で、岩手県内の展示ブースやイベント、学園祭などにも展開が広がっています。
今後は、市内の小中学校の生徒にも、もっと体験の機会を増やしていきたいと考えています。
最後に、『すごろく』の魅力を教えてください!
このすごろくの強みは、誰でも滝沢市のホームページから無料でダウンロードし、印刷して遊べるという点や、老若男女問わず楽しめる内容であることだと思います。
今は滝沢市を離れている人でも、懐かしさを感じながら遊んでもらうことや、家族みんなで盤面を囲みながらワイワイと楽しんでもらいたいなと考えています。
◆【後編】岩手県『滝沢市版まちづくりキットすごろく』が完成!
~地元の大学生によるすごろく制作への挑戦~
へ続く
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