CSR日和
社会への貢献
2023.03.31
まちづくりキットで学ぶ『防災教室』を実施
地震が発生したときに自分の安全を守る方法を考えよう!
ブラザー販売は、無料ダウンロードコンテンツ配信サイト「プリふれ」で配信中のペーパークラフトや協力企業によるワークショップなどが楽しめる子ども向けイベント「プリふれフェス2023」を2023年2月25日(土)にブラザーミュージアムで開催しました。
その中で、ブラザー販売が展開するペーパークラフトコンテンツ「世界で1つのまちづくりキット」(以下まちづくりキット)を活用した、防災士による親子向けの防災教室を実施しました。
防災教室の企画者にインタビューしました。
まちづくりキットを使って防災教室を行ったのはなぜですか?
これまでブラザー販売では、まちづくりキットを通じて、子どもたちに自分の住む町をもっと知ってもらうための取り組みを行ってきました。
▶過去の取り組みに関する記事はこちら
・『プリンターがつなぎ合う子どもたちと地域社会―滝沢市包括連携協定―』
・『自分の手で自分たちのまちを作ってみよう!~愛知県名古屋市中川児童館イベントレポート~』
こういった取り組みを通じ、まちづくりキットが子どもたちにとって、「学び」をもっと身近に感じることができるコンテンツであることを実感してきました。
そして自治体の方などから「まち」と「防災」の親和性についてもアイデアをいただいていたことから、「まちづくりキットを使った防災教室」を検討してまいりました。
今回、多くの子どもたちが来場する「プリふれフェス2023」において、防災士 佐藤里香さん(magocoro base)協力のもと、「お出かけの時に地震が起きたとき、どうやって安全に避難するか」を考える親子向けワークショップを実施することができました。
まちづくりキットを使うことによって、どのような効果がありましたか?
南海トラフ地震がいつ発生してもおかしくないと言われている中で、本当に発生したときに少しでも慌てずに判断するためには、自分の安全を守るための基礎知識が必要です。
まずは、もしも地震が起きた時、自分がいる場所で何が起こるだろうか、どうしたら自分の安全を守ることができるのかをイメージしながら考えることが重要です。
まちづくりキットは、自分がいる場所がはっきりと分かるので、何が起こるのかイメージがしやすいです。
自分がいる場所が海に近い場合、津波から逃げるためには海から遠いところに逃げるべきか?高いところに逃げるべきか?車を使って避難するべきなのか?など、子どもたちがこんなときはどうしたらよいのかを考えました。
保護者と話し合う光景や、子どもたちのほうが詳しいこともあり、大人が驚く場面もありました。
今回講師としてご協力頂いた防災士の佐藤さんにインタビューしました。
まちづくりキットを使ってどのように感じましたか?
「まちづくりキット」は、防災を学んでいただく上でとても良かったです。
参加者のみなさまにとって、地図が平面ではなく立体になることで、災害時に起こりうることや気を付けることについて格段に想像しやすく、理解しやすくなったのではないかと思います。
また、まちづくりキットがあったことで「災害はいつどこで起こるかわからない」ということもじっくり伝えられました。
短い時間ではありましたが、この時間が少しでも家族で備えることのきっかけになれば幸いです。
筆者感想
担当者としてこれまでずっとやってみたいと思っていた、「まちづくりキットを使った防災教室」を実現することができ、とても嬉しかったです。
防災という難しいテーマですが、ペーパークラフトならではの柔らかい雰囲気と可愛らしさが子どもたちとの距離を少しでも近づけることができたと思います。
まだまだはじめの一歩にすぎませんが、子どもたちが防災について、あまり恐れずに考えるためのきっかけになれるよう、今後も活用していきたいと思います。
【防災士 佐藤さんのご紹介】
伴走型防災士&防災ライフデザイナーとして、おしゃれ防災や個人向け防災サービスを展開。
magocoro base 代表として愛知県を中心に活動中。