CSR日和
社会への貢献
2023.03.02
子どもと保護者の心に寄り添う児童館
~クリスマスオーナメント寄贈を通じて見えた
職員の想い~
子どもたちと一緒にクリスマスツリーにオーナメントを飾り付け
2022年12月、名古屋市瑞穂児童館(以下瑞穂児童館)に昨年瑞穂区にお住まいの高齢者の皆さんとブラザー従業員が古着を使って作ったクリスマスオーナメントとツリーを寄贈しました。
◆クリスマスオーナメントづくりの記事はこちら
突然現れたクリスマスツリーとオーナメントを目の前に、最初は不思議そうにしていた子どもたち。徐々に興味を持ってくれ、お母さんに抱っこしてもらって高い所に飾り付けをする子どもや、どのオーナメントを飾りつけるか親子で一緒に悩む姿もありました。
瑞穂児童館は18歳までの子どもとその保護者がそれぞれの時間を楽しく、のびのびと過ごせる施設です。乳幼児は保護者と積み木遊びや滑り台で遊び、高校生までの子どもたちは本を読んだり、卓球やバスケットボールをしたり元気に遊びます。放課後には家庭に保護者がいない小学生を対象とした「留守家庭児童クラブ」や中高生への学習指導も行っています。
今回は、地域の子育てを支える存在である児童館の職員にインタビューしました。
幅広い年齢の子どもたちがくるのですね。
子どもの成長は赤ちゃんの時から成人になるまで地域で見守ることが大切なのです。
赤ちゃんの時は親子が触れ合う姿を見守ることはもちろん、保護者の心に寄り添いサポートすることも児童館の役割だと思っています。
また子どもの成長の過程で何か問題が起きたとき、その時だけを切り取って議論しても問題は解決しません。子育てはつながっているので、小さい頃から関わってきた児童館、区役所、教育委員会など他機関が連携していくことも必要になるでしょう。
児童館を運営する上で、心がけていることはありますか?
児童館に来たら他の学校に通っている子や幅広い年齢の人との関わりがあり、自然に社会性を学ぶ機会があります。子どもたちだけでなく、親同士もつながることによって、子育ての悩みや孤独感が少しでもほぐれ、心のよりどころになる場所になれば良いなと思い活動しています。
筆者感想
今回、児童館にオーナメントを寄贈したことで、地域社会を支えるために活動されている職員の方の想いに触れることができました。家庭という限られた世界だけではなく、地域全体で子どもを育てていこうという想いを知り、自分自身も今まで多くの人に支えられここまで育ってきたことを思い出しました。
ミシンを使って新しい形に生まれ変わった古着。クリスマスというみんながワクワクする時期に、親子が笑顔になるブラザーらしいプレゼントができました。これからもブラザーの資産を活かして地域社会とつながる活動を続けていきたいと思います。