CSR日和
社会への貢献
2022.08.10
南三陸ミシン工房展示販売会2022
inブラザー東京ショールーム
2022年6月11日・12日の2日間、ブラザー東京ショールームにて、特定非営利活動法人 南三陸ミシン工房が作った布製品の販売会が行われました。
南三陸ミシン工房は、東日本大震災をきっかけに、被災した女性たちとボランティアが「支援物資のミシンを仕事や生きがいにしていくため」に立ち上げた団体です。
そしてブラザーは南三陸ミシン工房に対し、ミシンの提供や修理、講習会などのミシンを通じた支援を行ってまいりました。
今回どのような想いで販売会を開催したのでしょうか?
コロナ禍が続いたこともあり、ブラザーショールームでの販売会も2018年以来となりました。
取り扱っている商品が布製品ということもあり、実物を手に取ってみたいというご要望も多く、久々の販売会を開催することができて有難いです。
震災から10年というひとつの節目が過ぎ、私たちの新たなミッションとして掲げている「障がいをもった皆さんが作った手織り生地での商品製作」の展開も会場で披露できました。
福島県内の作業所に通う障がいのある皆さんが織った生地を使用した商品
多くの方に応援して頂きながら歩んできた私たちです。
これまで培った技術と設備を使って、今度は誰かの役に立っていくことは必然の流れだと思っています。
ミシンを使ってこれからも多くの方に喜んでもらえる商品を作っていきたいと思っています。
展示販売会に来てくださったお客様の様子はいかがでしたか?
11年活動を続けてきた中で、ふなっしーファンの皆様をはじめとした心強いファンの皆さんが増えてきました。
今回も4年ぶりの開催ということで、多くの皆様にご来場いただき感謝しています。
販売会を通じてお客様と直接お話をすることで、さまざまな気づきや次の新作へのヒントが生まれます。
なかでも思わぬ収穫だったのは、今回初めて開催したワークショップが盛況だったことです。
「分身ふなっしーの内臓詰め」というぬいぐるみの綿詰め作業をしてもらうワークショップなのですが、大盛況で大変ご満足頂けたようです。
こうした双方向のやり取りもいいなぁと改めて感じました。
これまでは会場でミシンの縫製デモンストレーションをしているだけだった南三陸の縫製メンバーも、ワークショップの担当になってよりお客様と接することができて、すごく喜んでいたんですよ。
筆者感想
約10年前に南三陸ミシン工房の皆さんとつながることができました。
最初は衣料品の裾直しから始まったミシンを使った活動が共感を呼び、縫うのが楽しい、もっと作りたいという声が集まり「南三陸ミシン工房」は誕生したと伺っています。
お客様のためにもっといいものを作ろう、商品を通じて誰かの役に立とうと活動を続けていらっしゃる南三陸ミシン工房の皆さんの姿に心から感動しています。
南三陸ミシン工房を、私たちブラザー販売はこれからも応援し続けてまいります。