CSR日和
事業での貢献
2022.01.28
廃棄予定の衣料品にもう一度命を吹き込む
ブラザー「NewMake Labo」に協力
ブラザー販売は、東急不動産株式会社と株式会社STORY&Co.が運営する循環型ファッションコミュニティー「NewMake(ニューメイク)」の目指す取り組みに賛同し、活動拠点となる「NewMake Labo(ニューメイクラボ)」にミシンを提供しています。
NewMakeはアパレルメーカーやブランドと協業。原宿にオープンしたNewMake Laboで、輸送中に傷がつき販売できなくなった衣料品などのアップサイクル*を、会員の手によって行っています。NewMakeは衣料品の廃棄を減らすと同時に、衣料品に携わるクリエイターの活躍の場を生み出しています。
*アップサイクルとは・・・廃棄物や不用になったものを捨てるのではなく、新しい価値を付加して需要を生み出すこと。
ブラザーはミシンの提供や縫製に関するノウハウの提供を通じ、彼らの活動を支援したいと考えました。
昨今世界中でSDGsへの関心が高まり、企業ではサステナビリティ(持続可能性)が重要な経営課題と認識されるようになっています。ファッション業界では衣料品の大量消費・大量廃棄が大きな問題となっており、国内では年間約30億着の衣服がつくられ、およそ半数にあたる15億着が売れ残った末に廃棄されているといわれています。
さまざまな想いや手を通じて生まれた服を、捨てられることなく新しい形で生まれ変わらせたい。こうした想いから、循環型ファッションの実現を目指すファッションコミュニティーとしてNewMakeは誕生しました。
今回は、ブラザー創業の事業であるミシンを扱う部門、ホームファッション機器事業部の担当役員:安井にNewMakeの取り組みに対する想いをインタビューしました。
ファッション業界とブラザーの関係は?
ブラザーは、家庭用/職業用ミシン、工業用ミシンの両方を扱っている会社です。
家庭用/職業用ミシンは、デザイナーやパタンナーが利用しており、彼らのクリエイティビティで将来のファッション業界を引っ張る存在です。一方工業用ミシンは、デザイナーやパタンナーが生み出した洋服を作る縫製工場で活躍しています。
ミシンという製品を通じ、ファッション業界を下支えしているのがブラザーです。ファッション業界との親和性が高いブラザーとして、ファッション業界が行う「アップサイクル」への取り組みにパートナーとして連携していきたいと考えています。
NewMakeとブラザー販売の繋がりは今後どうなっていくことが理想ですか?
現在NewMakeの会員は平均年齢が20代と若く、服飾を学んだ経験者たちが多くいます。
彼らは、本来あるべき役割を果たせなかったブランドの服にもう一度命を吹き込みます。我々のできることはミシンを提供して終わりではなく、ミシン講習、人材紹介を通じてその先もこのコミュニティーに長く貢献していきたいと考えています。そして今後もNewMakeの良きパートナーとしてアップサイクル事業に関わっていきたいと思っています。
筆者感想
衣服は私たちの生活に欠かせないものの一つです。しかし売れ残り誰の手にも渡らず大量廃棄されている事実もあります。不要になった衣服は、その後埋め立て処分、焼却処分されてしまうと大量の温室効果ガスが排出され環境に大きな負荷を与えてしまいます。
NewMakeが取り組んでいるアップサイクルの活動を知り、日々日常の中でも不要になったものをすぐ捨てるのではなく、他のものに活用できないか?と考えるきっかけになりました。
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