ブラザー販売株式会社

CSR日和

環境への配慮

2021.11.25

ブラザー従業員一丸となり取り組んだ
「海ごみゼロに向けたMY行動宣言」

北海道の海辺に立っている少女と拾ったごみ

ブラザーグループでは、国連で2008年に制定された6月8日の世界海洋デーに賛同し、「海ごみゼロに向けたMY行動宣言(以下、「海ごみゼロ宣言」)」を実施しました。

「生態系について学ぶ」「ごみを拾う」など自らがチャレンジしたいテーマを計画し、期間中に実際に行動できたかどうかを振り返るというものです。

コロナ禍のため集合して清掃活動ができない今、生物多様性や海洋プラスチックに関する知識を深め、自らが考え、行動に結びつけるきっかけとなることを目指します。

さらに、ブラザー販売オリジナル企画として

  • 社内SNSで全国の拠点メンバーからの「海ごみ」に関する活動報告
  • 活動結果をポイント化し海洋問題に取り組むNPOへの寄付
を行いました。

環境活動を社内コミュニケーション施策に展開することで、楽しみながら環境について従業員が考え、参加できる取り組みにしたのです。

全国の拠点メンバーからの社内チャットで
「海ごみ」に関する活動報告

ブラザー販売は、全国8拠点に事業所があります。

各事業所にはSDGs推進委員がおり、省エネの声がけや、SDGsに関する啓蒙活動、ISO14001への対応などの旗振り役として活動しています。

※ISO14001とは企業活動及び製品が及ぼす環境への負荷を継続的に低減させる仕組みを構築するための国際規格です。

今回の「海ごみゼロに向けたMY行動宣言」においてもSDGs推進委員が活動の中心となり、各地域で行われた取り組み状況を社内チャットで報告してくれました。

北海道営業所 Tさんの投稿

週末に子供と石狩市の海に行き、釣りや砂浜で水遊びしました。子供が貝殻を拾っている時ふと思い出し、ごみを拾ってみました!

九州事業所 Iさんの投稿

福岡の海でゴミ拾いをしている様子

海ごみゼロ宣言の取り組みの為、私は地元福岡の海を確認しに行きました。 テトラポットの隅にゴミを発見。せっかく準備してきたグッズでは回収は難しいようです。

しばらくするとテトラポットのゴミを回収する人達が現れ、心配していたゴミも回収してくださいました。

福岡の海を数か所回りましたが、どこも綺麗に清掃されていました。いろんな団体があって定期的な活動をされているようです。改めて、そんな方々に感謝です。

今回地元の海を回って、私も綺麗な海を守る意識が高まりました。海だけでなく日常的な清掃活動を頑張ります!

活動結果をポイント化=現金化し、
海洋問題に取り組むNPOへの寄付

従業員の頑張りを見える化することも企画のこだわりです。

「海ごみ問題について調べる」「海ごみの問題について家族や友人に伝える」など全部で9項目あり、この活動に対して自分の取り組み度合いを自己採点します。

取り組んだけれど1回しかできなかった=1P、前向きに取り組め環境問題が自分ごとになった気がする!=4Pなど、自分自身で振り返り、内省することが大切だと考えました。

一見小さな取り組みに見えますが、環境問題という非常に大きな社会課題に向き合うには、まず一人一人が「ジブンゴト」にすることが何よりも重要です。

意識の変化、行動の変化をポイント化することでブラザー販売全体の環境意識が見える化されます。さらにそのポイントを環境保全団体に寄付することで、自らの行動の変化が環境にプラスの効果を生むプロセスを体感できれば、と考えました。

活動結果:活動実績の合計点数である3348P

1P=10円とし33,480円を「海の環境NPO法人 OWS[新しいウィンドウ]」へ寄付いたしました。

活動を通して感じたこと

近年、海洋プラスチック問題をはじめとする、環境問題は深刻さを増し、毎日耳にする話題になりました。しかし、個人が実際に取り組めることには限界があり、街なかでごみ拾いをしても、翌日にはまたごみが捨てられていたり、心が折れそうになることもあります。

だからこそ、仲間とチャットで励まし合ったり、「こんなごみが取れましたよ!!」といった驚きエピソードなどを交えながらみんなで取り組むことで、社会課題への取り組みがポジティブになり、人と人とをつなぎ合うきっかけになることを感じました。

社会課題への貢献というと、大きなことをしなければならないというイメージがありしますが、まずは自分の足元から、そして自分の家族や友人、同僚とつながり合い輪が広がることで着実に前進していくものなのだと思いました。

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