CSR日和
社会への貢献
2021.09.29
ブラザーのプリンターがフィリピンに到着!
フィリピンの子どもたちに持続可能な学習環境を届けたい
前回の記事で紹介した学生NGOのALPHA(以下ALPHA)を通じてフィリピンの学校へプリンターを届けるプロジェクト」、続いては現地での寄贈式の様子をお伝えします。
ALPHAが10年以上協働している現地NGOのLOOB(以下LOOB)とブラザーの現地販売会社とが連携し、2021年7月にフィリピン パナイ島ランブナオ町にプリンター10台とインクを寄贈することができました。
現地NGO LOOBからのメッセージ
プリンター10台とインクを7月8日に無事ランブナオ町に届けてまいりました!
寄贈先は、ランブナオ公立高校と周辺の4つの公立小学校です。
ランブナオ公立高校のコンピューター室で寄贈式が行われ、ソーシャルディスタンスを取りながら、各学校の先生たちが集合してくれました。
各校の先生方はもちろん、ランブナオ町長も参加してくださり、皆さんとっても感謝していました。
現在、18歳以下の子どもは外出が禁止されているため、子どもたちの様子を写真に収めることができなかったのですが、先生たちからは「ブラザーの皆さまにぜひよろしくお伝え下さい」と感謝のコメントをいただきました。
フィリピンは8月からの新学期が対面授業になる見込みがたっておらず、オンライン授業がゼロの同地域では、まだまだブラザーのプリンターが大活躍すると思います!
NGO LOOB Facebook
https://www.facebook.com/NGOLOOBInc/
ALPHAで活動するKさんの想い
フィリピンの子どもたちとブラザーがつながるきっかけとなった ALPHAで活動するKさんに、海外の子どもたちを支援し続ける想いをお聞きしました。
コロナによってこれまでの活動と大きく変わったことはありますか?
以前は現地で学校の建設などを行っていましたが、コロナ禍で制限の多い中で活動を続けることの難しさは別物で、特にモチベーション維持は課題に感じています。
それでも、現地の子どもたちの笑顔を思い描きながら、何ができるかを考える時間を楽しみにすること、こんな風にブラザーさんと一緒に活動することもメンバーみんなのモチベーションにつながりました。
活動を続けられている理由をお聞かせいただけますか?
活動を続ける理由。それは「教育格差」です。
国の教育状況によって得られるチャンスが違うことに心を痛めています。
現地の子どもたちは教育の機会も得られずに、どんな選択肢があるのかも分からない中で選択を迫られる状況にあります。
私は日本の社会や文化を学ぶことを目的に大学を選んだのですが、現地の子どもたちにも同じような選択肢があることを知ってもらいたい。
小さな活動、小さな力ですが子どもたちに環境と基盤を整えてあげることが、今私たちにできることだと考えています。
私たちが支援できる対象は限られていて、私たちの活動が全てだとは思っていません。
それでも今できることに集中してこれからも活動を続けていきます。
取材を終えて
ALPHAのKさんへの取材を通して、国境を越えた先の人たちを全力で支援し続けるKさんの姿に心を打たれ、自分たちができることを一つずつ行っていきたいと強く思いました。ブラザーだけでは成し遂げられないことでも、色んな想いを持つ人々とつながりあい、困難に苦しむ人々を少しでも勇気づけられる様な活動を今後も行っていきます。
新型コロナウイルスにより学習の手段を失ってしまっていた子どもたちに教材を届けるため、ブラザーのプリンターが活躍できることをとても嬉しく思います。
コロナ終息と学校再開、そして子どもたちが再び友達と会える日が訪れることを願うばかりです。