エンジニアとして 「頭」と「手」、 両方を使える。 だから面白い。
アプリケーションエンジニア
サービスエンジニア/2022年入社
前職:大手工作機械メーカー
K.A
※部署名・肩書は取材当時のものです。
01
自分の創意工夫が、
成長事業の発展に直結する
ブラザーの加工技術エンジニアは、技術力と専門知識を活かして営業をバックアップすることがミッションです。お客様の要望をもとに見積りを行い、自ら実機を操作して最適なカスタマイズや加工方法を検討し、受注後の機械立ち上げまでトータルに携わっていきます。こうした幅広い仕事を手掛け、技術者として成長できる環境こそ、私がブラザーに転職した決め手でした。
前職は工作機械の技術営業を担当していましたが、分業制が進んでおり、機械を用いたテストカットなどは専門のオペレーターが担当。しかし現職では担当できる案件数こそ減りましたが、お客様一組一組にどっぷりと向き合い、上流から下流まで時間も手間暇もかけて取り組むことができます。さらに現場の裁量権が大きく、お客様と直接話し合って創意工夫できることもブラザーならではの魅力。入社前に想像していた以上に自由度が高く、やりがいも大きいと感じています。
また採用面接の際に、「産業機械はブラザーにとって重要な成長事業」といった話を何度もしていただいたことも忘れられません。実際に毎年のように新製品がリリースされるなど勢いがありますし、展示会に参加しても誇らしい気持ちになります。自分の活躍や成長が事業の発展に直結する、という点でもやりがいがありますね。
02
お客様と二人三脚で
難題を形にする醍醐味
加工サイクルタイムの短縮、省人化、加工不良の削減、環境負荷の低減など、お客様が工作機械に求める要望はさまざまです。ブラザーの工作機械はお客様が驚くほどの高速での工具交換を実現するなど高い性能を有しますが、難しい要望をいただくこともしばしば。こうした要望をいかに実現するかが、加工技術エンジニアの腕の見せ所です。
例えばあるお客様から、「高硬度で複雑な金属加工を数十ミクロン以内の公差で行えないか」とご相談をいただいたことがあります。そこでテストカットを実施したところ、複合的なエラーが発生。これが試行錯誤の始まりでした。
お客様と何度も打ち合わせを行い、主軸モータの回転数や駆動部のパラメータを調整したり、工具をグリップする治具を交換したり、切削用刃物の形状そのものを見直したり…。「もう少し、あと少し」と創意工夫するうちに、お客様との関係性も徐々に変わっていきます。当初は要望を伝える側と受け取る側だったのが、いつしか一体感を持ってひとつのゴールを目指すパートナーへと変化し、最終的に「加工内容ばっちりだね!」と喜んでいただけたときは、私自身も満足感でいっぱいでした。
こうしたやりがいを実感できるのは、頭と手の両方を使ってチャレンジできるからこそだと思います。前向きな挑戦を応援し、次につながる失敗であれば歓迎してくれる職場の雰囲気もモチベーションにつながっていますね。
03
「いつかは」と願っていた
海外経験のチャンスが現実に
現在は新たなチャレンジに取り組んでいます。それは海外市場で経験を積むことです。ブラザーは積極的に海外展開を進めるグローバルメーカーですので、いつかは海外経験を積んでみたいと考えていました。ですから、入社3年目にして海外出向の打診をいただいたときは、「エンジニアとして幅を広げるチャンスだ」と気持ちが昂りましたね。
今は準備段階としてサービス部門に異動し、国内拠点に身を置きながら台湾やメキシコなど海外拠点におけるアフターサービスのリードタイムの管理、海外ディーラーに対するメンテナンス教育などに携わっています。当然、国や地域ごとにブラザーを取り巻く状況は異なり、エンジニアの技術力にも差があるもの。そこで上司や先輩と相談しながら、トレーニングのポイントを資料にまとめ、さらに動画も作成して提供するなど、既存のやり方に縛られることなくアイデアを形にしています。
異動前の部署でお世話になった上司もアメリカやヨーロッパでの赴任経験があり、何でも相談できるほど技術的な引き出しが多い方でした。私もその背中を目標に、誰からも頼られる技術者へと成長していきたいと思っています。そして、将来的には工作機械購入前のサポートから購入後のメンテナンスや修理まで、どんなシーンでもお客様の役に立てる存在になれたら嬉しいですね。
前職時代
大手工作機械メーカーで、アプリケーションエンジニアや技術営業として経験を積みました。培った技術と知識を活かし、より幅広い業務に挑戦したいと考え転職を決意しました。
2022年
ブラザー工業入社
産業機器事業 営業部門に配属。加工技術エンジニアとして製品の見積業務から、お客様の要望に合わせた製品カスタマイズ、試験機を用いたテストカット、受注機の加工立ち上げまでトータルに携わり、多角的な経験を積みました。
2024年 産業機器事業
サービス部門
新たな挑戦として、海外市場のアフターサービス強化に取り組んでいます。主な業務は海外ディーラーに対するメンテナンス教育や不具合対応、顧客訪問など。来年からは海外赴任も予定しており、どんな成長が得られるか楽しみにしています。