PRシリーズと名入れ自動作成
サービス(BEaaS)の導入で
作業効率がアップ
1日に数百枚の名入れをするのでスピードも求められますが、実際に導入してみて、PRシリーズは業務用の高い品質と速いスピードの両方を兼ね備えた刺しゅうミシンだと思いました。ネーム刺しゅうのデータを作るソフトやミシン自体の操作も簡単なので、流通センターのスタッフもすぐに使いこなすことができました。カメラ機能が搭載されているPR1050Xなら、液晶モニター上で確認しながら位置合わせができるので、失敗がなく安心です。
導入後、当社とブラザーで「名入れデータ自動作成サービス(BEaaS)」を共同開発し、2020年3月からオンラインストアでの運用を開始しました。このシステムは、お客様がインターネットのオンラインストアから作業服を購人する際、同時にネーム刺しゅうが注文できるシステムです。お客様が、刺しゅうしたい箇所と書体、色を選択して、会社名などの文字を入力するとWEBブラウザー上にプレビューが表示され仕上がりが確認できます。そして入力された文字原稿から自動で刺しゅうデータが生成されるので、後は伊勢崎流通センター内のPRシリーズで刺しゅうをおこなうだけです。
クレームが無くなり、受注もアップ
前は、当社のスタッフが文字を入力して刺しゅうデータを作成していました。人カミスに気を配り、誤字の確認をおこない、見栄えが良くなるよう文字のバランスや字間調整をおこなう…非効率な上、あえておこなった文字のバランス調整がお気に召さないというお客様もいらっしゃいました。
システムを運用してからは、そういったクレームはほとんど無くなりました。注文時にプレビューで仕上がりが確認できるので、お客様も安心してご注文できるからだと思います。お客様自身が入力した 文字がそのまま刺しゅうデータになるので誤字の心配もありません。データ作成作業が不要になっただけでなく誤字を確認する作業もなくなり、1件あたり約5分の作業時間短縮を実現しました。オンラインストアからのネーム刺しゅうの注文も前年対比で10~20%増えています。
今後も、作業服のみならず刺しゅうをほどこすことによる付加価値を求めるお客様は増えると予想されます。当社は今後も、高品質でスピーディーに刺しゅう加工がおこなえるPRシリーズを活用して、お客様にとっての特別な一着をご提供したいと思います。