開発者インタビュー
「確かな技術で快適と安心を」。
その言葉の裏にある、開発者たちの想いと技術とは
A3ビジネスインクジェットプリンターに搭載されている
ブラザー独自のインクジェット技術「MAXIDRIVE(マキシドライブ)」。
それは、お客様に快適に、安心して長く使っていただくため「高速」と「高耐久」の両立、
そして「品質」を維持することを目的に開発された独自技術です。
快適と安心を支える「確かな技術」と、そこに込められた「熱い想い」について、
開発の最前線に立った3名からお届けします。
プロフィール
久保 功メンテナンス/
センシング担当
インクの吐出状態を見守るセンシング技術を開発。
相羽 貴司ヘッド設計担当
プリントヘッドの核となるピエゾ素子の駆動と耐久性向上を担当。
森 政貴吐出制御担当
インクを最適に飛ばす制御と、ノズル状態を維持する微振動技術を担当。
目指したのは「高速」と「高耐久」の両立。
MAXIDRIVEの持つ「強さ」と「速さ」とは?
ビジネスの現場において、印刷の待ち時間は「不満」に、印刷が不良な仕上がりだと「不安」に繋がります。
プリンターにユーザーが求める「強さ」と「速さ」。技術的に相反するこの2つを両立させることが、MAXIDRIVEの出発点でした。
まず、インクジェット技術「MAXIDRIVE(マキシドライブ)」を一言で表すと、どのような技術なのでしょうか?
「速くする」と「長く使う」。これをコンパクトなビジネスインクジェット複合機で実現することは非常に難しい課題だったのでは?
インク吐出技術を
根本から見直すことで実現した、
高耐久と高速の両立。
高速
ブラザー独自のインク吐出技術により、
高出力プリンティングを実現。
※1 MFC-J7700CDWは除く。※ISO/IEC 24734、24735に基づく数値です。測定条件についてをご確認ください。
具体的にどう変えたのですか?
プリントチップの駆動劣化を
最小限に抑える技術により、
素材の負担が減ることで耐久性が向上。
高耐久
※解像度:普通、環境:常温常湿、片面印刷時、印字パターン:ISO/IEC 24734。弊社内環境においての計測結果に基づきます。廃インクパッドについては、月間使用ページ1,000~5,000ページ時の計測結果に基づきます。環境によっては30万ページより前に、廃インクパッドの交換が必要になる場合もあります。
ユーザーの「もっと速く」という快適への欲求と、「長く使いたい」という安心への願い。その両方を満たすための技術革新だったのですね。
「通常では見えないインクの状態」を制御し、無駄のない快適さを実現
ユーザーにとっての「快適」は、印刷スピードだけではありません。
インク詰まりによるメンテナンスの待ち時間や、無駄なインク消費といったストレスを極限まで減らすこと。
それもまた、技術が解決すべき課題でした。
高速化のために、画質を維持するための工夫をしたと聞きました。
それを防ぐために、従来は定期的にインクを捨てて(クリーニングして)いたわけですね?
8回が1回に!それは劇的な変化ですね。
垂直方向への変形を利用して
印刷動作中に使われていないノズル内のインクを攪拌し、
インクの乾燥頻度を低減します。
さらなる安心と信頼へ。「当たり前」に使えてこその価値へ
どれだけ速くても、どれだけ機能が豊富でも、肝心な時に印刷物に欠陥があっては意味がありません。
「綺麗に印刷できて当たり前」という絶対的な安心感を実現する。
そのためにMAXIDRIVEは、センシング技術を応用した「セルフメンテナンス機能」を搭載しています。
どんなに技術を高めても、予期せぬトラブルは起こりえます。その時の「安心」はどう担保しているのですか?
「マイナスをゼロにする」。プラスの機能ではないからこそ、難しさがありそうです。
液体帯電を用いて電圧変動を確認し、インクの吐出不良を検知します。
安心して使えるようにするブラザーのセンシング技術です。
生活家電のノイズにも負けない精度が必要だったんですね。
「あたりまえ」の裏にある、ブラザーの過酷な品質・耐久テスト
世界中どこで使われても、同じ品質を届ける。 繰り返し使っても簡単には壊れない耐久性。
その安心を実現するために、様々な品質・耐久テスト等を実施しています。
これだけの技術、実際の製品化までにはかなりの苦労があったのでは?
技術を通してこれからも届けていきたい価値
最後に…MAXIDRIVEが搭載されたA3ビジネスインクジェットを通じて、これからどのような価値を届けていきたいですか?
ブラザーのA3ビジネスインクジェットが、多くのお客様に「快適」と「安心」を届けられることを私たちは願っています。