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【第8回】カメラをイチから学びたい人のスキル講座(花写真編)
『カメラをイチから学びたい人のスキル講座』、第8回目の今回は「花写真」を上手に撮影するためのテクニックをお届けしていきます。お花が好きな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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1.望遠レンズの圧縮効果で密度感を出す
目の前に広がる一面の花畑を撮影する際は、望遠レンズで少し離れている部分を引き寄せることで、花畑のボリューム感をアップさせることができます。逆に広角レンズで撮影すると、花と花の間隔が広がったり、近くの花がまばらに写ったりしてしまうので注意が必要です。
2.少し高い位置から撮影し、奥行きと前ボケを出す
花畑の中の一輪を狙う際は、花よりも少し高い位置から撮影することで、写真に奥行きを出すことができます。また、カメラに近い花を前ボケに使うことで、さらに彩りや奥行き感をアップさせることができますよ。
3.アップの構図では、ピントを花の「シベ」に合わせる
花のピント位置は、基本的に花の要であるシベに合わせるようにしましょう。シベをシャープに写すことで、画面が安定し、ピンボケになりにくくなります。オートフォーカスでなかなかシベにピントが合わないという際には、マニュアルフォーカスに切り替えてピントを合わせるようにしましょう。
4.中央一点構図で花の存在感を際立たせる
ヒマワリのような力強い花を撮影する際には、中央の1点にピントを合わせ、大輪の花弁を上下いっぱいに取り込む構図にすることで、四方への力強い広がりや、その存在感をより際立たせることができます。
5.曲線を生かして、花の可憐さを演出する
花が持つ可憐さを表現したいときは、曲線の曲がり具合や切り取り方が重要となります。曲線状に盛り上がった花弁を見つけて、その丸みで花の可憐さと、日のぬくもりを感じさせる構図を狙ってみるとよいでしょう。
6.二つの花を対比させることで、主役を引き立てる
対比構図では、対比する被写体の大きさや色のバランスがポイントとなります。上のコスモスの写真では、右の閉じている花を入れることで、主役である左の花を引き立てる良いアクセントとしています。
7.ボケを生かし、対角線の輪郭を和らげる
二分割された対角線構図では、写真に緊張感が生じやすくなります。そのような際には、上の写真のようにボケ具合をコントロールすることによって、雰囲気を和らげることができます。撮影では絞りを開いて画面全体の輪郭を草花の雰囲気に合うような柔らかな描写にするとよいでしょう。
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花の持つ魅力を100%引き出そう!
今回は、花写真を上手に撮るためのポイントをまとめてお届けしました。今回ご紹介したテクニックを覚えて、野外撮影に出かけてみてはいかがでしょうか。