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【中学受験経験者に聞きました】中学受験で知っておきたいプリンターの活用アイデア
中学受験を成功させるためには、問題集を繰り返し解いて苦手教科を克服したり、家族の協力が欠かせません。過去、プリント日和では在宅学習にぴったりなプリンターのご紹介もしましたが、「実際にどうやって活用したらいいのだろう?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、中学受験を経験されたFさん、Tさん、Sさんという3名にインタビューを実施。当時のプリンター活用術や、モチベーションアップの方法までをお聞きしました。
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苦手分野の克服からモチベーションアップまで?
─ みなさんは中学受験の際、プリンターは活用されていましたか。
Fさん:使用していました!塾の教材や過去問は直接書き込んでしまうと繰り返し解くことができなかったので、プリンターで印刷し、印刷した紙に回答を残していくことが多かったです。
Sさん:私も問題集を何度も解き直すため、テキストとセットになっているノートに直接答えを書き込まないように先生に言われていました。そのため、解答を書き込むノートを印刷し、問題集を何周もできるようにしていました。
また、苦手科目だった算数は、塾の問題集を解いている中で間違った問題があるページを印刷、該当の問題を切り抜いてノートに貼り、自分が苦手な問題を集めた自分だけの問題集のようなものを作ることで苦手分野の克服に活用しました。そのほかにも、塾で定期的に行われるテストで正答率が高いにも関わらず間違えた問題を印刷して復習、確実に解答できるようにしていました。
─ やはり繰り返し問題を解くことで、苦手な教科や分野をつぶすためにもプリンターを活用されていたのですね。そのほかにも、中学受験でプリンターを活用されていたアイデアはありますか。
Tさん:プリントの整理や暗記術とはまったく関係ないのですが、当時は塾や学校で配られる問題集・テキストの表紙がいかにも受験用!という感じでやる気が出なかったので、好きなアイドルやアーティストの写真やかわいい背景をコラージュし、プリンターで出力してオリジナルのブックカバーを作っていた記憶があります。
かわいいブックカバーをつけると勉強のモチベーションが少しだけ上がる気がするので息抜きに作るのもおすすめです!
Sさん:その使い方、とてもいいですね! 私の母は、カレンダーをプリンターで印刷して大変活用していました。
たとえば小学校6年生の夏は、繰り返し解く必要のあるテキストがちゃんと終わっているのかをプリンターで印刷したカレンダーをもとに管理していました。
夏以降は、どの学校の何年度の過去問を解いたかの管理に活用していました。受験校のみならず、似たような出題傾向にある学校の過去問も解いたため、抜け漏れがないかのチェックに役立っていましたね。
─ カレンダーもまた、受験直前の確認漏れ防止にも活躍しますね。
Sさん:当時は紙での出願だったため、必要な書類が揃っているかどうか、受験日、受験料の振込日、また併願校の入学金の入金期限日など、中学入試が本格的にスタートする前には把握しておかなくてはいけないことをカレンダーに記入し、ミスが起きないようにしていました。
大量のプリントはどう管理?
─ 中学受験では、塾や学校でのプリントも膨大な量になっていたのではないかと思います。これらはどのように管理されていましたか?
Sさん:ファイルやファイルボックスを使って整理していました。同じく学校ごとにファイルボックスを作って書類を分類していたので、中学受験の出願をする際にも間違いがなかったです。
Tさん:すごく普通なのですが、大きめのバインダーを何色分か買い、教科ごとに分けて保管していました。解き終わった問題のプリントは捨てたくなると思うのですが、紙のかたちで残っていると「これだけ解いた」という自信にも繋がるので、物理的に残しておくことも悪くないと思います。
─ たしかに受験前の不安な気持ちが、そういった形で努力の過程を残しておくことで和らぎそうです。
Fさん:私の家でも、かなり細かくファイル分けをしていた記憶があります。科目別×学年別で分けていたと思います。
中学受験経験者の先輩からのアドバイス
─ 最後に、周囲で中学受験を検討しているご家庭があればどのような勉強方法をアドバイスしますか。
Tさん:具体的な勉強法に関しては記憶が薄れつつあるのですが……夏期講習や冬期講習中、同じ塾の友達といつもよりも難しい問題集にチャレンジしたり、数学オリンピックのような難問に臨んでみるのが楽しかったのを覚えています。
中学受験は、パズルのような問題や、論理的思考が求められる問題も多いように思います。暗記や復習もとても大切だと思うのですが、「解くのが楽しい!」という気持ちを体験しておくことが、実際の試験に向けての1番のモチベーションになるのではないかと思います。
Fさん:ご両親の協力があって成り立つものなので、家族一丸となって取り組める環境作りをしてあげる必要があると思います。プリンターをご家庭に置いて復習用に使ったりするのも、環境作りのひとつですね。
Sさん:昔と今だと中学受験における制度や対策の仕方などがかなり変わっているとは思いますが、とにかく受験を考えている学校の出題の傾向を把握して、頻出分野を特に対策することが重要だと思います。
過去問を繰り返し解いたり、類似の問題を解くことで、頻出分野に慣れ、必ず点数を取れるようにすることが大切です。最終目的である、第一希望の中学に合格するということを忘れずに、講習を受けることを目的とせず、どの講習が今必要なのかを吟味し、勉強した内容をしっかりと自分の中に定着させる時間を確保することも大切だと思います。
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取材を終えて
受験勉強では、同じ問題を繰り返して解くことで「同じ問題を出されても大丈夫」という自信を持つことが重要です。Tさんの「紙のかたちで残っていると、これだけ解いたという自信にも繋がるので、物理的に残しておくことも悪くないと思う」という言葉通り、自分の努力を目に見える形で残しておけば自信につながるかもしれません。
ぜひプリンターをご家庭で活用し、受験で喜ばしい結果につなげてあげてくださいね。
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