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教育掲載日:2021-03-09

【保育士インタビュー】身近なもので楽しめるおうち遊び

【保育士インタビュー】身近なもので楽しめるおうち遊び

昨年から外出が難しい時期が長く、「お外で遊びたい!」とお子さまに言われた経験もあるご家庭もあるかもしれません。

「元気よく遊んでほしいけれど、公園や室内アスレチックなどたくさんの子どもがいると悩んでしまう」という方には、おうち遊びの時間を充実させるのがおすすめです。

おうち遊びでは、新聞紙や段ボール、チラシといった身近なものを活用して一緒に遊べば、新しくおもちゃを買ったりする必要もありません。

今回は、身近なものを使ったものやお父さん、お母さんがテレワークの傍らで一緒に遊べるおうち遊びについて、私立保育園で20年以上に渡って勤務されているベテラン保育士のY先生にお聞きしました。

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新聞とタオルはおうち遊びの強い武器

新聞とタオルはおうち遊びの強い武器

― ステイホームの影響でお子さまがおうちで過ごす時間も長くなっているように感じます。すぐに取り組めるおうち遊びでおすすめなものはありますか。

Y先生: さまざまな遊び方ができ、幅広く活用できる“新聞紙”を使ったものはいかがでしょうか。

新聞紙をビリビリ破くだけでも、普段なら「ダメ」と言われていることができるために夢中になって遊んでくれるはずです。

その他にも丸めてバスケットに投げ入れる玉入れ遊び、1枚の新聞紙を千切れないように破っていく遊びなど、視点を変えれば自由に遊べます。

― 多くのご家庭にもありますし、お子さまも飽きずに遊べそうですね。

Y先生: その他にもクレヨンや絵の具でお絵描きを自由にさせるのもおすすめです。

ただ、破いた新聞紙を誤って口に入れてしまうのを避けるため、2歳未満のお子さまと遊ぶときは目を離さないように注意してください。

破いた新聞紙が床中に散らばっていたら、最後に“お片付け競争”としてゴミ袋に入れるのを遊びにしましょう。

子どもも積極的にお片付けに参加してくれます。

― その他にもおうち遊びに活用できるものはありますか。

Y先生: 大人がふたりいれば、バスタオルを使ったおうち遊びも良いでしょう。

たとえば子どもがバスタオルの上に寝転び、大人がそっとバスタオルの角を持てば、バスタオルのハンモックごっこができます。

お子さまが怖がらないよう、低い高さから始めるのがポイントです。

余裕があれば、左右にゆっくり揺らしてみてください。

また、お子さまがタオルの上に座り、細長く折ったフェイスタオルで大人がお子さまを引っ張る「タオルそり」は、バランスを養うのにぴったり。

遊ぶ場所はそりが進みやすいようにフローリングで、遊んでいるうちにぶつからないよう周囲を事前に片付けておきましょう。

その他にもおうち遊びに活用できるものはありますか。

Y先生: おうち遊びであっても、しっかり体を動かせる遊びはお子さまも喜んでくれることでしょう。

体力を使うことで夜の寝つきも良くなり、ぐっすり眠れれば心身の成長にも有効です。

安全に楽しめる小麦粉ねんど遊び

安全に楽しめる小麦粉ねんど遊び

― お子さまが安全に遊べるおうち遊びとしては、他にどんなものがありますか。

Y先生: ご家庭にある材料ですぐに作ることができる「小麦粉ねんど」はいかがでしょうか。

小麦粉ねんどは、小麦粉300gに水を少しずつ入れながら、少しずつこねていく形で作ります。

途中で油を少しだけ入れると、手触りが良くなります。

新聞紙を下に敷き、材料をボールに入れて作ると後片付けも楽です。 その日だけ遊ぶ場合は不要ですが、小さじ1杯程度の塩を入れると防腐剤代わりになりますよ。

遊んだ後はラップでしっかり包み、冷蔵庫で保管してください。

もし固くなっていたら、水を加えて練ってみましょう。

― お子さまと一緒に作るのも楽しそうです。材料は調味料や水だけなので、もし口に入れてしまっても安心ですね。

Y先生: 食紅を入れれば、カラフルなねんどになりますよ。

一般的なねんどは遊んだ後に手につく匂いもきになりますが、小麦粉ねんどはそれもあまり気になりません。

また、小麦粉アレルギーが懸念される際は、米粉で作りましょう。

ねんどができたら、少しずついろいろな色を混ぜたり、型抜きをして遊ぶのもおすすめです。 ねんどのように、手先を動かす遊びは集中力や思考力を養うのにもつながります。

こねるときは手のひら全体、細くねじるときは指先など、手の使い方を学べるのもねんどの魅力です。

作ったものを料理や動物に見立てることで創造力も養えるでしょう。

お父さん、お母さんも童心に帰ってお子さまと小麦粉ねんどで遊んでみるのはいかがでしょうか。

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おうち遊びも身近なものでさらに楽しく

おうち遊びも身近なものでさらに楽しく

以前のようにお外遊びも難しい時期もあり、「お外で遊びたい」というお子さまのストレスも強くなっているかもしれません。

それでも楽しくおうち遊びができれば、お子さまも満足してくれることでしょう。

おうち遊びはお父さん、お母さんと一緒に遊べるため、お子さまにとっても嬉しいもの。

ぜひ、身近なものを使って楽しく遊んでみてくださいね。

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