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【無料ペーパークラフト素材付き】ひな人形を飾って桃の節句をお祝いしよう
ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う季節の行事です。
ひな人形は、草やわらなど素朴な材料でできた人形を川に流して浄化しようとした行事と、お人形遊び(ひいな遊び)が結びついてできたものだとされています。
そんなひな祭りに欠かせないひな人形は、さまざまな種類があり、私たちの目を楽しませてくれます。
しかし、1年に1度飾るものだからこそ、いざ箱から取り出したときに「どう飾るのか忘れてしまった」なんてこともありがち。
今回は、ひな人形の飾り方やエピソードをご紹介します。
正しい配置を学び、お子さまと楽しくひな人形を飾りつけしてみましょう。
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ひな人形はどう飾る?
同じように見えるひな人形ですが、地域によって飾り方や形式はさまざま。
今回は一般的なひな飾りの人物像や飾りの意味を紹介します。
◆ひな飾りの段
主にひな人形のひな飾りにはお内裏さま(おだいりさま)とおひなさま2体を飾る「親王飾り」(一段)、三段飾り、五段飾り、七段飾りといった種類があります。
親王飾り(一段)はお内裏さまとおひなさまの人形を並べるひな人形、三段飾りはお内裏さまとお雛さまに加え、三人官女(さんにんかんじょ)の5人を並べるひな人形であります。
五段飾りは三段飾りを基本とし、五人囃子(ごにんばやし)を追加した10人飾り、五人囃子に仕丁(じちょう)・随身(ずいじん、ずいしん)を加えた15人飾りなど様々です。
7段飾りは5段飾りで紹介した15人の人形と道具がセットになっています。
ご自宅の飾るスペースを参考に、最適な大きさの段数で飾るのが良いでしょう。
◆お内裏さま(おだいりさま)とおひなさまの位置
ひな人形のメインである最上段のふたりは、基本的に向かって左がお内裏さま、右がおひなさまで飾られています。
実は天皇陛下と皇后さまを表しているとされており、西洋文化が入ってくる前の大正時代までは逆の配置でした。
これはもともと日本には左の方が上座だったことが由来しています。
東京では時代の変化とともに並べ方が反対になりましたが、京都ではそれまでの伝統を重んじ、今もなお昔と同じ配置で飾られています。
つまり、どちらの配置であってもマナー違反……なんてことにはなりません。
◆三人官女(さんにんかんじょ)
ひな人形の上から二段目に飾る三人の女性たちは、三人官女です。
お内裏さまとおひなさまに仕える侍女であり、左からお酒を注ぐための酒器の提子(ひさげ)、杯が乗っている台の三方(さんぼう)または島台(しまだい)、ひしゃくのような長柄銚子(ながえのちょうし)をもっているように飾るのが正解です。
ちなみに、よく見ると真ん中の1人だけ眉を落としてお歯黒をしております。
これは既婚女性を表しており、一番年上とわかります。
年長者が若いふたりの官女をサポートしているようにも見えますね。
◆五人囃子(ごにんばやし)
ひな人形の三段目に飾る五人囃子は、能楽を奏でる演奏隊のような存在です。
向かって左から太鼓、大皮鼓(おおかわつづみ)、小鼓(こつづみ)、笛、扇を持つ謡い手(うたいて)の順で並べて飾ります。
手にしている楽器が大きい順になっていることを覚えておくのがポイントです。
五人囃子は元服前の少年たちとされているため、どの人形もどこかあどけなさを感じる表情です。
人数も増え、ひな飾りが一気に賑わいます。
◆随臣(ずいじん、ずいしん)
ひな人形の四段目に飾る随臣は、お内裏さまとおひなさまを守る用心棒です。
右大臣・左大臣とも呼ばれ、左大臣がおじいさん、右大臣が若者です。
◆仕丁(しちょう)
ひな人形の五段目には宮中の雑用係でもある仕丁を飾ります。
それぞれ左から熊手、ちりとり、ほうきを手にしており、日常的な仕事をしていることがうかがえます。
また、泣・怒・笑とユーモラスな表情を表しているのも特徴です。
◆嫁入り道具
ひな人形の六段目は嫁入り道具を飾ります。
細々としたパーツも多く、「うっかり紛失してしまった」なんて失敗がないよう、しっかりと管理することが重要です。
おひなさまの嫁入り道具は、衣類を収めるたんすや長持(ながもち)、裁縫道具を入れる針箱、今で言うドレッサーのような鏡台など、バリエーションが豊富です。
◆お輿入れ(おこしいれ)道具
ひな人形の七段目はおひなさまが嫁ぎ先にやってくる際に使うお輿入れ道具(おこしいれどうぐ)を飾ります。 平安時代、牛にひかせた車に貴族が乗って移動していた牛車と両端を人が持って担いだお駕籠(かご)、おせちなどを入れる重箱はお輿入れ道具と呼ばれています。
飾るときの注意点
ひな人形は取り出す際や飾るときに注意をしないと、汚れてしまったり、傷つけてしまうこともあります。
せっかくのひな人形だからこそ、いつまでもきれいな状態をキープしたいもの。では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
◆飾る際の取り扱い
ひな人形を飾る際には、上の段から並べていくのがおすすめです。
もしも誤って人形や道具を落としてしまっても、下の段に置かれた人形を傷つける危険性がありません。
また、直接人形の顔に触れた際に汚れてしまったり、髪が乱れてしまうことも少なくないでしょう。
なるべく顔に触れないように注意すると同時に、紙などをあてがって持つと安全に飾り付けができます。
◆飾る場所
ひな人形の大敵は、直射日光と湿気です。
変色を避けるために直射日光の当たらない場所、なおかつカビの発生を防ぐために湿気の少ない場所を探して飾り付けましょう。
収納場所も、湿気から人形を守るべく押し入れの天袋やクローゼットの上棚など高い位置にしておくと安心です。
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お子さまとペーパークラフトのひな人形を作ろう
「おうちにひな人形を飾るスペースが十分にない」といった人におすすめなのが、ペーパークラフトのひな人形です。
プリンターで素材を印刷し、パーツを切って接着するだけで賑やかなひな飾りが完成します。
ひな人形のペーパークラフトを作る際のポイントは、厚紙で印刷をすること。
複数の人形を乗せる台座が安定し、わずかな振動などでばらばらに崩れてしまうこともありません。
お子さまと作ってみれば、特別な思い出にもなるはず。ぜひ、親子で豪華なひな人形を作ってくださいね。
また、ブラザープリントテラスでは、ペーパークラフトのひな人形の他に、自由に顔を書いて楽しめるひな人形のぬり絵も公開しております。
是非、こちらもペーパークラフトのひな人形を作りながら、一緒に楽しんでみて下さい。
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