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【Canva活用講座2】低コストで「オープン1周年記念の招待状」を作ってみた!飲食店編
無料で使えて本格的なデザインを作れるデザインツール「Canva 」
豊富なテンプレート・素材が揃っており、フライヤーなどの印刷物はもちろん、SNSの投稿やバナーなどをデザインすることができます。
Canvaは、個人や小規模でお店を経営している方々にも、もってこいのツールです。
店舗におけるCanvaの可能性を探るために、実際にお店を経営している方にCanvaを使用してもらい、その感触や業界における活用方法について聞いてみました。
まずは、飲食業界編。飲食に関わる店舗では、どのような場面でCanvaが活躍するのでしょうか。
そして、その魅力とは? 飲食店を経営する方は必見です。
*Canvaは、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが運営するサービスです。
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今回ご協力いただいた方
PERCE NEIGE代表 宮部ひな さん
東千葉にあるイートインスペース併設のパティスリー「PERCE NEIGE(ペルスネージュ)」の代表。
PERCE NEIGEは2018年5月にオープン。
“かわいくてシンプルで、おいしいお菓子”をコンセプトに、季節ごとのケーキのほか、お客様の要望に応じて作るオリジナルケーキなども販売している。
▲「PERCE NEIGE(ペルスネージュ)」の店内
【PERCE NEIGE公式Instagram】https://www.instagram.com/perceneige_cake/ *外部サイトにリンクします。
コストか、クオリティか…チラシを作るうえでの悩み
―まずは現在の状況についてお聞きします。お店の販促で使うものとして、何を準備していますか? また、準備した方法を教えてください。
宮部:
オープンしたばかりなのでまだ回数は少ないですが、オープンとクリスマスの時期にチラシを準備し、ポスティングや商品を購入していただいたお客様に渡すために使用しました。
オープンのチラシは、ケーキの箱を販売している業者さんがチラシも作成可能ということで、そちらで作ってもらいました。
何種類かあるパターンのなかからデザインを選び、文面やお店のロゴ、自分で撮影した写真を入れてもらう、という感じです。
クリスマスケーキのチラシは、印刷業者さんに委託しました。
こちらは手書きのデザインイメージと自分で撮影した写真を使って、デザインを作ってもらいました。
ーチラシを準備するうえで困ったことはありましたか?
宮部:
コストがどうしても気になりましたね……。
特にオープンのチラシは最小ロットが1万枚と大きく、デザイン費も必要だったため、想像以上に費用がかかりました。
それで、クリスマスのときはコストを抑えようと、比較的安く済む印刷業者さんに依頼したんですが、必要な枚数だけ作れたものの、今度はそのチラシのクオリティがあまり満足できるものではなくて……。
―なかなかバランス良くいかないものですね……。チラシ以外にお店で使っている印刷物はありますか?
宮部:
名刺とショップカードをオープン前に用意しました。
こちらはフリーのデザイナーさんに作っていただいたものを印刷業者さんに印刷してもらって、とても気に入って使っています。
ほかには、イートインで使うドリンクのメニュー表ですね。
私はパソコンが苦手なのでバイトさんが作ってくれたものですが(笑)、Wordで作ったものをプリントアウトして、ラミネート加工して使っています。
Canvaでデザインに挑戦!使い心地は…?
▲Canvaでデザインを作成中の宮部さん
ー今回は、Canvaを使って何をデザインしましたか?
宮部: チラシと同じくポスティングするクーポン券と、もうすぐオープン1周年なので、そのときに配る招待状のポストカードをデザインしてみました。
ーデザインの出来はどうですか?
宮部:
自分でデザインを作ろうと考えたことはなかったのですが、Canvaで実際に作ってみたら、このまま配っても問題なさそうだと感じました。
テンプレートをほぼそのまま使って、文面やフォントを変えたくらいですが、お店のイメージを崩さないようなデザインが作れたと思います。
▲宮部さんがデザインしたクーポン・招待状のポストカード
ーCanvaを使ってみての感想は?
宮部:
可愛いデザインやおしゃれなデザインがたくさんあって良いですね。
さまざまな使用シーンを想定したテンプレートや素材があって、配置や配色がすでに整っているので、必要な部分だけ調整すれば簡単にデザインが作れそうです。
日本語のフォントのバリエーションが広いのも気に入りました。
オフィスソフトなどでデザインを作ろうとするとどうしても堅苦しい雰囲気になりますが、Canvaなら使えるフォントも多くて、センスのあるテンプレートが揃っているので、素人でも本格的なデザインが作ることができます。
ー操作面についてはどう感じましたか?
宮部:
スマホとパソコンの両方で使ってみましたが、スマホでもしっかりしたデザインが作れるのは驚きでした。
パソコンのほうも、苦手な私でも十分に操作できるくらいわかりやすかったです。
細かい点では、素材の位置を調整するときに、中心などを表してくれるガイドが表示されるのがとても便利でした。
全体として、直感的というか、イメージしたようにデザインが作れるツールという印象ですね。
Canvaを使えば理想の空間に一歩近づける
ー飲食関係の店舗では、Canvaをどのように活用できそうですか?
宮部:
応用すれば幅広いデザインが作れると思いますが、カフェやレストラン、バーなどのおしゃれな飲食店とは特に相性が良いでしょうね。
そういった雰囲気にぴったりなデザインがたくさんありますから。
活用方法としては、チラシやクーポンなどの販促はもちろん、店内に掲示する求人やお知らせの張り紙、メニュー表などでしょうか。カレンダーや商品につけるポップ、名刺、ロゴを入れたショップカードなども作れますね。
印刷物以外ではSNSの投稿やヘッダーなどもおしゃれにデザインできますし、思いつく範囲でも役立つシーンはかなり多そうです。
ー個人経営などの店舗としては、Canvaのどんなところが魅力的でしょうか?
宮部:
枚数の少ないものや、お店で使うちょっとしたものも本格的なデザインにできるというのは、大きなメリットになりそうです。
印刷業者やデザイナーに委託するにはそれなりのコストが必要になってしまいますが、数枚で足りるメニュー表や張り紙、少量のチラシ程度は、Canvaとプリンターがあれば最低限のコストで十分なものが作れるんですよね。
ー今後、Canvaをどのように活用していきたいですか?
宮部:
クリスマス以外にも季節のイベントごとにチラシやクーポンを作りたいと考えていたのですが、コストがかかりすぎたり、自信を持って配れるものでなかったりすると、やはり躊躇せざるをえませんでした。
ですが、それもCanvaを使えば意外に実現できてしまいそうです。
ほかにも、カレンダーや店頭に掲示するポップなど、まだ作れていないもの、こだわりきれていないものをデザインするのに活用したいですね。
個人規模でお店をやっている人にとっては、自分でできる幅が広がるのって、とても嬉しいことだと思います。
私自身、子ども頃からの夢だった街のケーキ屋さんで、自分の好きな空間を作りたいという理想があったので、Canvaはそれに一役買ってくれると期待しています。
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まとめ
今回は、東千葉のパティスリー「PERCE NEIGE」の代表・宮部さんにご協力いただき、飲食業界におけるCanvaの活用法について考えました。
個人や小規模で飲食関係のお店を経営している方は、たくさんいるはず。
チラシはもちろんのこと、店内で使うさまざまな印刷物をCanvaでデザインしてみてはいかがでしょうか。
お店の雰囲気にぴったりなデザインは、きっと素敵な空間を作ってくれるはずです。
※この記事の内容は、記事掲載開始当初、もしくは更新時のものです。
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