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【Photoshop第4回】名刺づくりは色・フォント選びから!個性を的確に届けるデザイン講座
仕事やプライベート問わず、多くの場面で活躍する名刺ですが、あなたは名刺の役割について深く考えたことはあるでしょうか。
名刺の役割は、自分の名前など個人情報を相手に的確に届けること。ときには、あえて変わったデザインやひとことを名刺に盛り込むことで会話の糸口となったり、相手の印象に残りやすくなったりすることも。
このように、名刺はこだわればこだわるほど、自分のチャンスを大きく広げる可能性を秘めています。しかし、ただ派手にすればいいというものでもないのが難しいところです。
そこで今回は、名刺の色や情報をどのように配置するかによって、どんな印象を与えられるかをまとめました。効果的な名刺を作れるよう、Photoshopでの名刺の作り方もお伝えします。
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個性を出す!与えたい印象に合わせた色・フォント選びのコツ
冒頭でお伝えした通り、名刺は戦略的にデザインするほど相手に良い印象を与える武器になります。そこで、どんな印象を与えたいときにどの色やフォントを選ぶといいのかを考えてみましょう。
■与えたいイメージごとに違う、色で印象を伝える方法
赤は情熱的、青は冷静など、色によってさまざまなイメージを持っている方は多いはず。このように、色合いを考えることは、名刺の送り相手にさまざまな感情を伝えることにもつながります。
特に赤、橙、黄、緑、青、紫の色は強くイメージを伝える色と言われています。それぞれのイメージをご覧ください。あなたが伝えたいイメージはどの色に近いのか、考えてみましょう。
●赤色
イメージ:元気・情熱・生命力・エネルギー など
●橙色
イメージ:好印象・陽気・気分転換・暖かい・若々しい・楽しさ など
●黄色
イメージ:陽気・金運・希望・明るさ・注意力・やる気 など
●緑色
イメージ:自然・素直・安らぎ・平和・リラックス・健康 など
●青色
イメージ:誠実・信頼・理知的・冷静・集中力・クール など
●紫色
イメージ:高貴・気高い・神秘・妖艶・哀れ・女性的・ミステリー など
赤色や青色の企業ロゴなどは、強く印象に残るもの。色に対して複数の企業名が思いつく人も多いのではないでしょうか。記憶するにも、言葉にするにも、上記で紹介した色を活用することが重要になります。
また、3色以上の色を使うことは、色の訴求力を落としてしまうことになり、あまり好ましくありません。強く印象を与えたい場合は、先ほどの6色からひとつと、無彩色(白、灰色、黒)、光沢色(金、銀)の中からひとつを選び、組み合わせましょう。
この組み合わせが、最も相手に強い印象を与える色選びとなるのです。
■「力強さ」「繊細さ」フォントの与えるイメージの違い
世の中には数え切れないほどのフォントがありますが、日本語のフォントに限ると、大きくわけてふたつの種類に分類されます。それはこれからご紹介する、ゴシック体(サンセリフ)と明朝体(セリフ)です。
【ゴシック体が与える印象】
イメージ:親近感、男らしさ、安定感、カジュアル など
均等な太さで安定感のあるゴシック体。太さによっても読む人に与える印象が変わってきます。
【明朝体が与える印象】
イメージ:高級感、誠実さ、上品さ、知的、繊細 など
はねやはらいなど、筆使いを感じる明朝体。和のテイストや伝統を感じるものにも良く合います。
また、ゴシック体は力強いフォントのため、文章で用いると少し読みにくさを感じますが、視認性に優れているため、図や短い文章、見出しやタイトルにおすすめです。
明朝体は可読性に優れているため、長文に適しています。反対に、短い文章にすると、細いフォントのためまとまりがなく、読みにくさを感じるでしょう。
このように、フォントによっても印象が異なるものです。【色×フォント】の組み合わせで、どんな印象を与えるべきか、最適解を考えて意識することをおすすめします。
Photoshopで名刺を作ろう!簡単におしゃれな名刺を作ることができるテンプレート
最後に、Photoshopで使える、無料の名刺テンプレートをご紹介します。
■10 Free Business Card Mockup PSDs
シンプルな名刺テンプレートが10種類入ったテンプレートパックです。名前とメールアドレスを入力するだけで、手に入れることができます。
ダウンロードはこちら(外部サイトにリンクします)
今回は、7番目に入っていた赤いカードをphotoshopで開いてみます。
名前と肩書き、電話番号、メールアドレス、そしてURLを書き換えましょう。
書き換えるときは、レイヤーの、該当箇所をクリック。
左側の、Tマーク(text)を選択することも忘れずに。
これで編集ができるようになりました。
今回は、「編集者のプリント日和さん」という仮の名称で、細いゴシック体を使ってみました。元気さと親近感を意識しましたが、イメージできるでしょうか。
こちらは、明朝体のフォントを活用。青色で、誠実さを強調した名刺になっています。
色とフォントを変えただけでも、感じる印象が大きく変わったのではないでしょうか。
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色とフォントを選にこだわって、しっかり自分を売り込もう!
色やフォントにこだわるだけで、力強さや誠実さ、上品さなどを届けることができる、ということがわかりました。せっかく名刺を作るなら、渡した後の印象にまでこだわってみませんか。新しい仕事や人脈など、たくさんの縁に恵まれる可能性がありますよ。
名刺は自分の分身です。少しでも自分の印象を高めるために活用しましょう。